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反社の方に監禁された話✖️3 二本目

のんびりお昼ご飯を食べて
優雅にアップルティーを飲んだ後
お昼寝をした49歳です

前回書いたお話の続きを
書かせていただこうと思います

今まで書いてきた話と
ずいぶん毛色の違うニッチな話なので
誰も見てくれなかったらどうしよう・・・
とか思ってました(笑)


コメントを下さり
続きを希望してくださった

・たかすぎしんさく様
・ほっしー(副業日記)様
・mayu 学びのアトリエ/
暇つぶし雑学・ちょっと面白いがココにある!様
・ふつうのおじさん様

感謝を申し上げます❗️

やる気をがでました
ありがとうございます❗️


それでは
反社の方に監禁された話✖️3 2本目

はじまりはじまり



新規開拓部門の東北エリアの
責任者なって1年後

私は北海道におりました

私たちのチーム狂犬
成績優秀ということで表彰され
社内でも多結構有名?(浮いている(笑))
なチームとなっておりました

その流れで・・・
もうお察しだと思いますが

私はめちゃくちゃ調子に乗りました(笑)

まるで前回の経験が無かったかのよう(笑)

飛ぶ鳥を落とさんばかりのこの私
当時付き合っていた
エリート志向の彼女に
結婚を申し込みました


果たして結果は・・・



激しく玉砕

&心に傷を負いました(笑)


今でも
「あなたと一緒にいると私が惨めになる・・・」
「私、あなたと同じくらい好きな人がいるの
彼はのぼる朝日 あなたは沈む夕日どういう意味かわかる?」
最後に交わしたこの言葉と彼女の表情を
私は鮮明におぼえています

夕日のばっきゃろう!!(笑)
(昭和ロマンスグレーセリフ集より)

朝日になりたかった夕日

エリート志向、一流を愛する彼女に認められたくて
バカにされながらも必死に仕事を頑張った3年間
ようやく出世して管理職として結果を出した1年
そろそろ幸せになってもいいよね?
とか思ってたらこれですもん(T ^ T)

失意の私

そんな時に
ニッコニコで現れる「役員」

役員
「齋藤!お前来月から北海道ね!」
「北海道エリアの立て直し よろしくね!」
「社長のOK貰っといたから!」
「たのしみだなぁ〜!美人いっぱいだぞ!!」

役員がこれに見えました

嫁さん作 あのお方

拒否権は無いご様子

「会社の金で旅行をする」
が私の座右の銘

失恋も手伝って
もうどうにでもなれ!
(ちいかわ ハチワレ 調)

とばかりに快諾して
1ヶ月もしないうちに
あっという間に
北海道民です(笑)

北海道には約10年
住むことになるのですが
その中のエピソードの一つが

となるわけです(笑)
鹿好きの方
お時間ある時に
よかったら
読んでください(笑)


チーム狂犬は同期入社の
「ちりも積もれば山本@先輩」が責任者に就任
メンバーは私が抜けただけ

転勤を知らせてからは
仕事終わりは
ほぼ毎日酒飲みに行ってどんちゃん騒ぎ
(私下戸なのに・・・(T ^ T))

お別れの日もフェリーに全員見送りに来てくれて

「来週からライバルですね!負けなせんよ!!」
「東北戻ってきたら絶対連絡くださいね!」
「北海道行ったらカニ食わせてください!」
「絶対行きます!」
「どうせすぐ戻ってくんだろ?俺がいないとさ(笑)」


とか泣きながら言ってくれてんの
(T ^ T)

新しい最強のライバル達に
別れを告げて

私の北海道生活が
スタートいたしました

北海道はでっかいどう!
「試される大地」
とはよく言ったもので

私の直属の上司は
北海道の統括部長となります

その統括部長から
「生きのいいのが来るって聞いて楽しみにしてた」
「お前若いんだから俺が礼儀を教えてやる」
「部下だろうと先輩は先輩だから調子に乗るなよ?」

との素敵なお言葉を賜りました

私がイメージしたのはこれ

嫁さん作 お付きの人

私が会社を辞めるまで
チンピラ統括部長とは何度も何度も
やり合うこととなります

初っ端っからお先真っ暗です

元々コミュ障の私
「知らない人から石をぶつけられるのでは?」と
どこへ行ってもしてしまう妄想が
ここからはじまります(笑)


唐突ですが
チーム北海道 メンバーのご紹介
このチームを一言で表すと
チーム「ガラ悪い」


個性的でかなり面白い
主なメンバーは

20代前半の私を含め13人

メンバーを一言で表すと

「45歳元所長 リアル詐欺師」
「45歳主任 結婚詐欺師」
「38歳 ギャンブラー主任」
「39歳 大工の源さん」
「39歳 反ベジタリアン」
「35歳 不思議ちゃん」
もうこの辺でお腹いっぱいです
(T ^ T)

まだまだ続きます
新卒&中途採用の20代
「ヤン車大好きドリフト君」
「東北出身の天然髭男」
「根暗屁理屈オタク君」
「ナチュラル人たらしヤンキー」
「お金に困った営業の天才」
「イケメン詐欺師」
などなど・・・

北海道にいる間
他にも20人ほどの人達と
代わる代わる一緒に仕事をしたのですが
他部署に異動になったり
ふつうに真面目な人だったりなどで
ファンキーな出来事がほとんどなかった人は
割愛させていただきました(笑)

詐欺師率高く無いですか?

大体どの人がどんな問題を起こすのか
容易に想像できるかと思います(笑)

で・・・
今回監禁のきっかけを作ってくれたのが
「45歳主任 結婚詐欺師」

私は突然
「45歳主任 結婚詐欺師」から電話で呼び出されます

「齋藤さん近くにいますよね!
今すぐ来てください!住所は〇〇です!」

ガチャ

「ツーツー・・・」

折り返し電話しても
全然電話にでんわ・・・(笑)
(ロマンスグレーギャグ)

またクレームか・・・

もうその頃にはクレーム対応も慣れたもの

本来であれば内容を詳しく聞き
現状を把握した上で
最善の対応を検討してから
現場に向かうのですが

「45歳主任 結婚詐欺師」からのクレームは
いつもたいした事がないので

「先輩を立てろ!」という
統括部長のお言葉を尊重し
さっさと行って
さっさと問題解決して無かったことにしよう!

と私は現場へ向かったのでした

2度目の監禁が
待っているとも知らずに・・・


約束の場所に到着
周囲には会社らしきものは見当たらない

辺りを見渡してキョロキョロしていると

???
「齋藤さんですか?」

声をかけられ振り返ると

ちょっと身なりの良いこれがいました

嫁さん作 お付きの人

またか・・・


ため息と一緒に
口から魂が抜け出た気がしました


案内されて到着したのは
古びたアパート

1階の角部屋

「〇〇興業」

って小さな字でかいてあります

小さい字なのに大きな存在感(笑)


意を決して部屋の中に入ると

お部屋のでっかいソファーに
悠々と鎮座する偉そうな人

その偉そうな人の前に

キチっした姿勢
見事な土下座を披露する
「45歳主任 結婚詐欺師」
の姿がありました(笑)

嫁さん作 必死の土下座


「(株)〇〇の齋藤です」
挨拶から始まるいつもの流れ

ソファーに座ることを勧められ
偉そうな方から圧力をかけられながら
長々とお話を聞くことに

その間
「45歳主任 結婚詐欺師」は土下座のまま
微動だにしません

嫁さん作 固まる土下座

長い話なので要約すると
「普通の会社だと思って営業に来た
「45歳主任 結婚詐欺師」
が事務員さん(偉そうな人の奥さん)を
いつもの調子で強引にナンパしたんだとか(笑)

タイミング悪く
帰ってきた偉そうな人とそのお付きの人
とバッティング

現在に至る


との事

相手の主張としては
「今回の件は不問にしてやる
契約もしてやってもいい
ただし月々3万円を契約料として
うちの会社に支払え
商品代金はもちろん支払わない」

とまあ魅惑的で素敵な条件を提示してきた


尊敬する
破天荒&バイオレンスな先輩」
の言葉が脳裏をよぎる

契約とは対等の立場でするもので
一方的に命令されることは奴隷と一緒
最初が肝心
「目を逸らすな」
絶対相手に飲まれるな

簡単にいうと
「熊と戦う人と一緒」
との事(笑)

前回の監禁事件があってから
監禁まではいかないものの
似たような経験を
何度か経験済みの私

偉そうな人をしっかりと見据え
「今回の件 大変失礼をいたしました」
とお詫び

そして
「今回のご提案 弊社としては出来かねます」
と伝えた

殺気立ち声を荒げるお付きの人
偉そうな人も目力の圧力が半端ない

偉そうな人
「納得いかん
今回の件は不問にして
好意として契約してやるって言っているんだ
あんたどう落とし前つける?」


交渉ごとは
相手になりきり
相手の考えや望む答えを
相手の望むキャラクターで応える
断る場合はその逆をする
by
破天荒&バイオレンスな先輩」


私は
偉そうな人を見据えたまま
口角だけあげてにっこりと笑い

私が会社を出てから
そろそろ1時間以上経ちますね・・・」

「こまったなぁ・・・
会社の人間には
ある程度話してきたから
上司は心配しているだろうなぁ(笑)
よくあることだから・・・」


とハッタリ

ちょっと静かになる偉そうな人



「どうでしょう?
今回部下がお持ちした商品
全部差し上げます
それでご納得いただくということで」

ダメ押しで
偉そうな人を見据えたまま
口角だけあげて

にっこり


偉そうな人
「兄さん忙しいみたいだな
わかった・・・
それでいいよ」


「ありがとうございますぅ〜!」

(,,><,,)

交渉が成立して満面の笑顔を相手に向けました

笑顔って捕食者の勝利の顔なんだぜ
ライオンが獲物を狩る時の顔がそう
by「破天荒&バイオレンスな先輩」

その後
約束通り車の中の商品を相手に渡し
「45歳主任 結婚詐欺師」
を連れてさっさとその場を後にしました

交渉は自分が誘導したい場所に
相手が逃げ込みやすい逃げ場を作る
相手を安心させたらて用事が済んだら
さっさと撤退
by
破天荒&バイオレンスな先輩」


今回の
「破天荒&バイオレンスな先輩」の教えは
「兵は詭道なり」
「三十六計逃げるに如かず」
に通するなぁって
と私は思いました


帰りの車の中で事後処理

チンピラ統括部長にことの顛末を説明


部長

「なんでそんな
勝手なことをしたんだ!」

「誰が責任取るんだ!」


と素敵な返答が



「大変申し訳ありません
じゃあ部長!
一緒にさっきの会社行って
文句言ってやりましょう!
そんでもって商品回収しましょうよ!!
部長なら絶対できますって!」


部長
「・・・・・・・・・・」


それからしばらく部長は
まともに口聞いてくれませんでした(笑)


「破天荒&バイオレンスな先輩」からは
たくさん営業の極意を教えてもらいました
その教えのおかげで交渉に関して
大きく成長できた
若かりし頃の
齋藤一郎
なのでした

最後に
せっかくだからと
偉そうな人から
もらった名刺の話

白黒の日章旗模様
その中央に
でっかい黒字でお名前が・・・

書いてある情報
「名前」と「携帯番号」のみ

偉そうな人
「俺らがその辺の人に
簡単に名刺は渡すと
あまりよろしくないんだ(笑)
特別だぞ!そっち系に見せるなよ(笑)」
との事でした(笑)

教訓2
「特殊な名刺は取扱注意❗️」

いつも笑顔でファンキーに!


反社の人に監禁された話✖️3 2本目


偉そうにクレームを解決できるようになった
齋藤一郎が
自身の過失で大ピンチ
大問題になっちゃう

3本目に続く

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