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反社の方に監禁された話✖️3 三本目
お話を書こうと過去を
振り返れば振り返るだけ
「今ってかなり幸せなんだなぁ」
と感じる49歳です
前回書いたお話の続きを
書かせていただこうと思います
その前に
コメントを下さったり
続きを希望してくださった
・しゅうぼう様
・みよハピ💖集合意識で
幸せ引き寄せコーチ様
・月盛様
・たかすぎしんさく様
・ほっしー(副業日記)様
・mayu 学びのアトリエ/
暇つぶし雑学・ちょっと面白いがココにある!様
・ふつうのおじさん様
励みになりました
感謝を申し上げます❗️
関連するお話のご紹介です
営業マンになるお話
反社の方に監禁された話の一番最初
お時間のある時に
よろしければ読んでいただけると
嬉しいです(⌒▽⌒)
さて・・・
長々とおっさんの昔話に
お付き合いいただき
ありがとうございます
いよいよこのお話も最後です
3つのお話とも
全てリアルな体験談なので
笑っていただければ幸いです
それでは
反社の方に監禁された話✖️3 3本目
はじまりはじまり
新規開拓部門の北海道エリアの
チームガラ悪いを率いて約2年
下から2番目だった成績も
なんとか上から2〜4番目を
行ったり来たり
するくらいになりました
北海道の冬にもすっかり慣れ
セイコーマートをこよなく愛し
北海道内で遠距離恋愛をする
齋藤一郎がそこにはおりました
私の仕事は新規開拓
北海道全域に出張してお仕事する毎日
チームの人数もメインの13人+αの為
自分の営業をしつつ
「チームの指揮」
「部下の指導と育成」
「採用」
「会議」
「事務処理&雑務」
「クレーム対応(笑)」
と
わりといっぱいいっぱい
有名企業にもかかわらず
間違いなく
「超ハード&闇深ブラック」
の我が社
会社の規定では
完全週休二日
勤務時間9:00〜18:00
みなし残業制
とはなっておりますが・・・
北海道に赴任して
彼女をつくるまで
ほとんどお休みなど
ありませんでした
(T ^ T)
最高で4ヶ月間休日なし
勤務時間は
だいたい7:00〜24:00
私の体力ある時は午前様まで仕事
成績が振るわない社員は
土日を使って同行で営業指導
みんなすぐ会社辞めないで
すごく頑張ってくれる
ありがたいけど・・・
手をかけるだけかけて最後は
「ご迷惑をかけるので・・・」
と辞めちゃうんです
(T ^ T)
そうなるとまた採用からやり直し
振り出しに戻る
そりゃ休みなんて無くなりますよね
(T ^ T)
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1年半後くらいから
ようやく人員が定着して
週に1日くらいは休めるようになりました
そんな時に出来た「彼女」がのちに
「最初の嫁さん」となります
まあ
この最初の嫁さんとのエピソード
この「反社の方に監禁された話」
よりも暗くて悲しいエピソードになるので
今回はこの辺で・・・
で
彼女が出来てどうなったか
私 女性にはマメに尽くすタイプ
ワガママも可愛いと
とにかく空いている時間は
全て彼女のために使うわけです
それがのちに
悲劇を生むことになります・・・
(T ^ T)
私は常に寝不足と疲労が
蓄積された状態
いくら若くて体育会系の
体力自慢の私でも限界があります
目を瞑ると
一瞬で眠れることが特技になりました
社内では「のび太くん」とからかわれました
どう頑張っても私には「ドラえもん」は現れず
現れるのは「ジャイアン」だけ
そしてたまに「魔界大冒険」
出来た彼女は「スネ夫みたいなしずかちゃん」
体力は限界でした・・・
そんなある日
深夜に帰宅途中・・・
ド カ ン ! ! !
グシャ!!
気がつくと周りに何人か人が倒れている
状況がうまく読み込めない私
疲労運転による交通事故・・・
叫び声と悲鳴、怒号が飛び交う中
私はすぐに車を飛び出して
警察と救急車に電話
警察と救急車を待っている間に
倒れている人の救護をおこないました
怪我をした人は3名
郊外にも関わらずまわりには結構な人数
すぐに警察と救急車がきて
大怪我した1人は救急車で運ばれました
警察は当事者が病院に運ばれたことで
簡単な現場検証と写真を撮り
残された事故の当事者たちから聞き取り
残された当事者たちと連絡先を交換して解散
その日は終了しました
連絡先を交換した相手の人たちは
暴走行為をする人たち
でした
私が乗っていた車は
社用車であった為
警察と救急車に連絡した後
私は統括部長に電話していました
簡易的な現場検証が終わり解散する頃
レッカーと同タイミングで
統括部長は現場に来てくれました
統括部長の車の中でお叱りを受ける私
部長「明日被害者の方へお見舞いに行こう」
私は了承してその後も素直にお話を聞きながら
部長に送ってもらい帰宅いたしました
翌日
菓子折りを持って部長と被害者3人の元へ
まずは大怪我をした方が入院する病院へ
部長と病室へ入る私
いきなり6〜7人取り囲まれました
顔が引きひきつる統括部長
その中に怪我をした2人がいました
その1人 Aから胸ぐらを掴まれる私
「お前よく顔出せたな」
絞り出すような声でそう言われました
私
「この度は大変申し訳ございませんでした」
A
「土下座しろ」
素直に土下座をする私
統括部長はぽかーんとして蚊帳の外
それからは
土下座をする私を取り囲んで
罵詈雑言の嵐
取り囲まれたまま何度も蹴られ
罵詈雑言はしばらく続きました
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そのうち
被害者の両親たちも現れ
なんとか統括部長が菓子折りを渡して
私と一緒に謝罪
とりあえずその場はおさまりました
かのようにみえましたが・・・
そんなことは全くありませんでした・・・
この事故はどんな事故だったのか?
天候 曇りのち雨
現場 街灯が少ない真っ暗な郊外の道路
事故概要
故障車両を移動中の人だかりに
私の営業車が追突した
吹き飛んだ故障車両が
周囲の人間を巻き込んだ
事故の原因
私の疲労運転と居眠り運転の可能性大
故障車両が故障のため無灯火
事故時の天候が雨 街灯が少なく
視界不良のため
無灯火の故障車両を
私が発見できなかった
怪我人 重症者1名 軽傷者2名
そんな事故でした
統括部長
「会社として出来ることはやった」
「あとはお前個人の問題だ」
「アドバイスとしては
逃げるな そして絶対手を出すな」
「もちろん金も出すな」
それから部長はこの問題に
一切関わらなくなりました
翌日
Aから
「今すぐ来い」
と電話がありました
再度菓子折りを持って訪問すると
病室の個室には
さらに多くの人が集まっていました
俺はどうなるんだろ・・・
その時の気持ちです
A
「土下座しろ」
そこから前回と同じ流れです
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代わる代わる
軽く蹴られながら
ひたすら罵詈雑言浴びせられる私
十数分ほとたった頃
10代〜20代前半の若者の中に
部屋の奥でゆったり椅子に座っている
中年の男性がいました
Bとします
B
「若い奴らから話は聞いた」
「お前んとこの会社と保険会社の事も」
「保険で賄えない損失が出ている」
「どう誠意見せてくれる?」
にっこりしながら
そう話しかけてきました
私はゾッとしました・・・
これはヤバい・・・
そう思いました
今までのクレーム対応で
ある程度は修羅場を経験してきた私
笑顔って捕食者の勝利の顔なんだぜ
ライオンが獲物を狩る時の顔がそう
by「破天荒&バイオレンスな先輩」
これが私に降りかかるとは・・・
何も言えず
平身低頭の私
B
「まず兄ちゃんの話を聞こうか」
過失があるのは私
逃げ場もない
絶体絶命
もう腹を括るしかありません
私
「お怒りはごもっともです」
「損失と補償に関しましては保険会社に
お願いしたいと思っています」
「誠意といたしましては
お許しいただけるまで
私が謝罪をさせていただきます」
長い沈黙
B
「ほーん・・・わかった」
「じゃあこいつらが気が済むまで
しっかり謝罪してもらおうか」
「俺も忙しいから今日は帰っていいぞ」
そこから
この人たちと少し長い付き合いが始まります
最初の1週間は
ほぼ「傷が痛む」と
毎日呼び出されました
その後は前と同じ流れです
跡が残らない強さで
蹴られながらの罵詈雑言
2週間目以降は
週に2〜3回のペース
で呼び出され
1ヶ月を過ぎる頃には
呼び出されるのペースは1〜2週に
1回となりました
この頃には
病院の個室にいる人数も減り始めます
私が呼び出されるたび
Bはいつも皆勤賞です
呼び出される頻度は減りましたが
私は自主的に最低でも週に1回は
お見舞いに行っていました
その時は「重症の彼」だけが
1人病室にいました
2ヶ月目に入ってすぐ
お見舞いに行こうとした矢先
AとBから呼び出されました
病室に着くと
Bが開口一番
「兄ちゃんもういいよ」
と言ってきました
私
「どうしてですか?」
B
「俺、忙しいんだわ
それなのに金にもならない
こんな事に毎回呼び出されて
なんの徳もない」
「兄ちゃん呼ばなくても来てるだろ?
怪我した奴が「兄ちゃん可哀想」だってさ」
「名前知ってる会社に勤めてるから
少しでも気に入らなかったら
直接仲間と会社に行ってやろう
と思ってたけど・・・」
「ここまでされたらもういいや」
私は急に解放されたのでした
その後も
重症の彼が退院するまで
1週間に1度はお見舞いにいきました
(業務中にですが(笑))
重症の彼とはちょっとだけ仲良くなり
私が免許取り消しになると聞いた彼が
怪我をしたAともう一人にも声をかけ
嘆願書にサインをしてくれました
結局のところ
私の免許は取り消しになり
結構な金額の罰金を
支払うことになりましたが
被害者とは完全に和解
会社にも迷惑をかける事なく
この件はおしまいとなりました
重症の彼から聞いた話ですが
Bはやっぱりそっち系の人
Aの伝手でこの件に絡んできたそうです
「一銭にもならない」
とぼやいていたとか
運が良かったなぁ・・・
と
今の私はそう思うのです
教訓3
「運って大事(笑)」
反社の方に監禁された話✖️3 3本目
完
読んでいただきありがとうございました。
いつも笑顔でファンキーに!