曇天と物干し竿
びっくりするくらい
真っ白な曇天
下に映るのはJRの貨物列車
父と母は
関東から東北に引っ越してきた人で
引越しの時
どうしても持って来られなかったのは
長い物干し竿だった
って、母から
何度か聞いたことがあります
ながーい物干し竿で
沢山干せるから
お気に入りだったらしく
なんとか持って来られないか
って
算段する中で
JRの貨物列車があって
あのコンテナに斜めに入れてもダメだったの
って
話してました
そんなに持ってきたかったの?笑
コンテナ一つに
物干し竿一本だけ、入れてでも?笑笑
洗濯物
どんな風に干してたかなぁ
ある夏
洗濯機が壊れて
まさに川で洗濯となったコトが!
ベビーバスを持ち出して
小川の岸にそれを置いて
泡でじゃぶじゃぶ
水を換えてはじゃぶじゃぶ
小学生だった私
手伝いもせずに見てたな
と、思い出します
だって
下手に手伝うと怒られるのですもん
「できもしないのに手を出しなさんなや!」
「お母さんの仕事ばっかり増やしてからに!」
って。
結果
私は
「何もしないコトが一番役に立つ」
という「前提」ができました。
父は脱サラして、酪農を始めた人で
毎月何かしら母は困っていて
勤怠真面目に働けば
毎月決まったお金がもらえる「会社」って
ありがたい
って、思えるようになったのは
父のおかげ
ありがたいことに私はバブル最後の就職組で
就職活動は苦労せずに済みましたが
私の就職活動の基本は
その会社って、楽しそうかな
でした。
条件はそれなりにいろいろありました
・社員数300人くらい
・平均年齢が若い
・理系の会社
・転勤がない
・営業がない
ある時、条件ぴったりの会社からDMが。
DMに入っていたのは
1杯分のドリップコーヒー
アンケートはがきを見ると
「コーヒーは美味しかったですか?」
楽しい!
この会社、きっと楽しい!
次にその会社から来たDMは
マーブルチョコを模した筒状の小包
きゅぽんと開けると
中からでてきたのは
前年度入社の先輩方の紹介冊子
題して
「恐竜図鑑」
先輩方が、恐竜になぞらえて
紹介されていました♪
楽しい!
この会、絶対社楽しい♪
入社。
配属先を決めるための、面談
「ハードウェアとソフトウェアだったら
どちらを希望しますか?」
卒研がハードウェアでしたので
「ハードウェアを」
「ハードウェアも今やチップにソフトを書きこむのが主流だから
どちらも一緒だよ」
。。。
何故、聞いたの!?
そんなにソフトウェアへ行かせたいの?笑
やっぱり
この会社、楽しい♪
何をやるのも人より遅くて
いつも誰かに助けられてて
そんな会社生活がもう30年
こんなにもダメ社員なのに
こんなにも長く勤められたのは
「私は、何もしない事が一番役に立つ」
という前提があったおかげだと思う
いえ!真面目に仕事してます。
とにかく、できることを粛々と。
ただ
大きなチャレンジはしませんし
無理も、しません
できないことは、できる方に
代わっていただいていました
それだけ。
前提って
時に、周りと闘ってしまう「鎧」
時に、自分を守るってくれる「盾」
アカシックリーディングを通して垣間見る
あなたのイメージを言葉に
あなたの人生を物語に紡ぎ、ご提供しています。
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