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会議で議事録のように話すスキルとは

 議事録の記載に困る発言に、悩まされたことは無いだろうか。新入社員ではなく、ある程度議事録執筆に慣れた後でも、「発言にまとまりが無く、長い。」のは困る。発話者が、頭の中を整理する前に話し始めているような印象を私は受ける。

 これに対し、議事録担当をしている私は、「発言内容をそのまま議事録に書いたら完成するように発言くれたら楽なのにな。」と思う。

 最近、私の感覚として、議事録のように話せる兆しが見えてきた。何がきっかけで兆しが見えたのか書いてみる。

議事録にそのまま書ける発言ができる=論理的思考が頭の中にある

 私は、技術文章(要求仕様書)を作る中で論理的思考を鍛える機会に恵まれた。上司は、私の文章をレビューし指摘する。次に、文章を修正して、再提出する。いわゆる書類の往復ビンタを何度も繰り返してもらった。

 この時、不思議なことに、私が対面で上司に説明すれば分かるものであっても、文章になった途端に伝わらなくなっていた。対面の良さは、文章では使えない。対面では、表情や、手振り身振り、相手の表情から理解度を確認しながら進められる。

 つまり、議事録にそのまま書ける発言は、これらの対面の良さに極力依存せず、文章だけで伝えられている状態と言える。伝わる文章を作るスキルと、同じだった。例えば、伝わる文章は、論理的で意味が通っていること。登場した単語・用語が定義できていること。他にも、技術文章を書く細かいテクニックはある。

 まとめると、「議事録のように話せる兆し」は、私が技術文章の執筆を通して身につけた「論理的思考と、文章作成スキル」により、発言が技術文章を書くような感覚に近付いたことと言える。

#仕事での気づき

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Ichiro | ソフトウェアエンジニア
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