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エチオピアゲイシャの焙煎違いの味について
条件を揃えても結構味が変わります。今回3回エチオピアゲイシャを焙煎した結果を見ながら、味の違いを記録しておきます。
焙煎機の種類、豆の量、総焙煎時間は同じです。1ハゼのタイミングも8分を目標にして7分台で揃っています。違うのは、投入から豆の温度が上昇に転じる点(上昇転換点)の温度です。時間は1分数秒と変わりません。
結果、緑と青はバランスの良い味に仕上がり、橙は香り高く酸味の美味しい珈琲になりました。生豆の水分を抜く段階で温度上昇率(Rate Of Rise:ROR)を20近くまで高めた後、緩やかに1ハゼを迎える方が、エチオピアゲイシャの酸味や香りが強調された珈琲になり、結果豆にあっていました。
緑の時は、誤って250℃まで予熱を加えてしまい、140℃まで下げてから焙煎を行いました。焙煎機が蓄熱し過ぎていたことで、上昇転換点の温度が高くなってしまった思われます。橙の焙煎プロファイルを再現するためには、予熱は180℃程度までとし、上昇転換点を80℃代に落としてから一気にRORを高めた後に、徐々に絞っていくアプローチが有効だと勉強できました。
今日はこんなところで。
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