51歳で実現!英検1級への長い道 ④そして今夜もサボりたくなる
とにかく、人はサボりたくなる。
会社でもめごとがあり、心がざわついているから。
TVの特番、ビール飲みながら観ちゃおうかな。
夕食の献立、ビールに合いそうだから今夜はちょっと…。
怠けたい自分を許してくれる、理由を探しちゃうんですね。
そんなサボり癖のある自分を奮い立たせて
1か月、2か月、そして半年、さらに1年。
知的好奇心を刺激してくれたり、
勉強して頑張っている自分に酔いしれたり。
そんな日々にちょっぴり飽きちゃう時期が訪れます。
学習があまり楽しくないタイミングは誘惑がいっぱい。
「会社の飲み会を断れない」「子どもが風邪をひいた」
「妻に保険書き換えの書類記入を頼まれた」などなど
勉強時間を確保できない状況が2~3日続いただけで
「これは、ほら、やむにやまれぬ事情ってやつだ」
ずっと張りつめた気持ちで取り組んでいた
英検1級への細い道がプツンと音を立てて
あるいは、しゅわ~と煙が消滅するように
まるで自分とは全く縁遠い関係のない世界へ
あっという間に遠ざかっていくのですね。
さて、いよいよ次回は以前に拙稿でちょっと触れた
「学習曲線」と「プラトー現象」について少々蘊蓄を……。
大学時代に心理学を専攻したわけではないので
まあ、自分を鼓舞して学習継続の支えとなる
都合の良い理屈だけをつまんでいるのですが。
次回も引き続き、あきらめたくなる弱い心のお話。
(続く)
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もちろん帰国子女ではなく、
海外在住はおろか短期留学の経験すらない、
いわゆる「生粋のド純ジャパ」。
そんな昭和のオジサンが悪戦苦闘しながら
51歳で英語検定1級に合格する道のり。
勉強法や試験本番の情報も参考になれば嬉しい限り。