51歳で実現!英検1級への長い道 ⑤あれ?上がるどころか下がってない?
例えば、ICHIRO57がいまでも苦手なリスニング。
ある日、聞こえてきた海外のニュース原稿が
「まあまあ、6~7割が聞き取れたかな」と
感じたとしよう。お、これはいけるかも。
日々の積み重ねがようやく結果に、と希望の光。
このプチ成功体験に後押しされるように、
その後も毎日欠かさず多聴、精聴、絶好調。
リスニングトレーニング漬けの1か月が経過した頃、
また海外のニュース番組に耳を傾けてみる。
あれ?何で?前より聞き取れない感じなんだけど……。
頭の中にはくすんだ灰色の「?」が飛び交い
やっぱりオレのリスニング能力は伸びないのか……。
疑心暗鬼はやがてどよよ~んと澱んだ絶望へと変わり
全人格を否定されたように打ちひしがれ
「もう英語やめちゃおうかな……」
誰にでも訪れるこの危機的状況を救ってくれる
「学習曲線」と「プラトー現象」についてひと言。
学習曲線(ラーニングカーブ/Learning Curve)においては
勉強すればするほど比例してスイスイ直線で伸びるのではなく
プラトー(plateau=高原)にいる状態がある、という現象。
高原という名の通り、学習が進み高いところにいるのに
平地に留まっている錯覚=目に見える成果を実感できず
学習意欲を失ってしまうケースが多々ある
あらかじめプラトー現象を「どうせ来るんだろ!」と想定し
自分を信じ続けるしなやかな強さが求められるようだ。
(続く)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
もちろん帰国子女ではなく、
海外在住はおろか短期留学の経験すらない、
いわゆる「生粋のド純ジャパ」。
そんな昭和のオジサンが悪戦苦闘しながら
51歳で英語検定1級に合格する道のり。
勉強法や試験本番の情報も参考になれば嬉しい限り。