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おじさんだって「月曜日は大嫌い」
地方都市でライターとして日々駄文を書き連ねている。
といっても、フリーランスではなく
毎週月曜日から金曜日まで朝9時30分に
冴えない表情で出社しなければならない会社員だ。
(ネクタイも革靴も満員電車にも無縁だけれど)
5年程前、地方のカード会社が発行する会員向け冊子に
「月曜日は嫌い」というエッセーもどきの拙文を掲載すると
同じ思いを抱きながら会社員生活をおくる男性から
「ホントわかる」と共感のコメントをいただいた。正確には
「主人がそう言っています」という奥様からのお葉書でしたが。
月曜日の朝。日本全国、大都会はもちろん地方の小さな町でも、
幾千幾万の会社員がみな同じような気持ちになっているのに
この世でただ一人、自分だけが深い暗闇の底に沈んでいるという錯覚。
自ら人生にピリオドを打ってしまう中高年男性の多くは、
日曜深夜から月曜早朝、その深淵に引きずり込まれていく。
さて、本稿を書き上げたのは月曜日の午後10時。
そう、57歳のおじさん会社員は魔の月曜日を何とかクリア。
おまえはどうやって乗り切ったのかって?
某精神科医がネット上で発信するアドバイスによると
「火曜日以降のことを考えず、きょう1日に集中する」
他には「退社後に何か自分にご褒美を用意しておく」
自分にとってのご褒美=冷えたビールではあるけれど
もともと野球中継がない月曜日は休肝日。
ぶら下げる人参はないけれど、じっと我慢の子であった。
あす火曜日は、ファイターズを応援しながらビールです。
あーしんどかった。
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『I Don’t Like Mondays』。なぜか『哀愁のマンディ』という
ムード歌謡みたいな邦題がつけられたこのナンバー、
1979年全英チャート1位のヒット曲。
作詞作曲はブームタウンラッツのボブ・ゲルドフ。
50代以上には懐かしい、あのライブ・エイドの発起人。
なぜ「月曜日は嫌い」なのか…興味のある方はぜひ検索を。