#1 心定めに習慣化は有効か?
明けましておめでとうございます。
新年といえば、今年の心定めを毎年決める人も多いのではないかと思います。
今年の心定めを一年間継続するのはなかなか難しいですよね。
よく目標達成のためには習慣化すればいいという話も聞いたことがあるかもしれません。
でも、心定めに対する習慣化ってのは聞いたことがないのではないかと思います。
心定めに習慣化は有効なのでしょうか?
そこを少し考えていきます。
1.心定め定めとは何か
心定めって、よく聞く言葉であり、よく使う言葉かもしれません。
心定めと似たものに目標があるとおもいます。
私はちなみに、神様との約束だよと聞かせてもらったことがあります。
心定めとは、
人間をたすけたいという親神の思いを理解し、その救済意思に対して、これに応えようとする信仰的誓いと決意の意味。
親神はこうした人間の誓いと決意に対して、常に新たな救済の局面をひらいてくださると教えられる。
『天理教辞典』第三版
と書かれています。
つまり、人間をたすけたいという親神様の思いに応えようとするための誓いと決意のことです。
そして、人間の誓いと決意に対して、常に人間をたすけるために働いてくださるとのことです。
まず、親神様の人間をたすけたい思いを理解しないといけないことから、単なる目標とは違うと考えられます。
また、人間をたすけたいという親神様の思いとは、人間に陽気ぐらしをさせることだと思います。
親神様の思いを理解した上で、それに応えようとするための誓いと決意なので、心定めは陽気ぐらしに向かう為に自分がすることを誓い、決意することだと考えられます。
そして、その誓いと決意に対して、常に親神様が人間を陽気ぐらしに導くに働いてくださるのです。
このことは、『教祖伝』や『逸話篇』でもよく出てくることで、人間の心、働きに応じて、親神様が御守護くださることだと思います。
2.習慣化について
書店を見てみると習慣や、習慣化に対する本が多く見られます。
有名な哲学者であるアリストテレスも
人は習慣によってつくられる
優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣からうまれる
と言われており習慣の大切さが窺えます。
習慣化とはなんでしょうか?
習慣化とは、習慣化コンサルタントの古川さんによると
自分が続けたいと思っていることを、意思や根性に頼らず、毎日のハミガキのように楽々続く状態に導くこと
と言われています。
習慣化した状態とは、自分の意思や根性に頼らずに楽に続くことです。
3.心定めに習慣化は有効か?
心定めは、親神様の思いに応えようとする誓いと決意のことで、その誓いと決意を受け取り、御守護くださいます。
習慣化は、自分が続けたいことが意思や根性に頼らずに楽に続く状態です。
誓いと決意が形に表れるのが行動で、その行動を習慣化できたとします。
習慣化してしまうと、楽に行えるので、そこに気持ちが入らなくなってしまう危険があると思います。
朝夕のおつとめなんかは、習慣化してしまって、気持ちが入らないことがあるかもしれません。(私だけかもしれませんが)
しかし、心定めを続けるとこも大切であると思うので、その点では有効かと思います。
つまり、何が言いたいかというと、心定めの行動な習慣化は有効だが、そこに誓いや決意が乗らなくなってしまい、形だけになってしまうのではないか。
そこに誓いや決意を保ち続けるようにすることが大切だと考えます。
(決意を保つことを習慣化しないといけないのかもしれない………)
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