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仕事は地味なことの積み重ねでしかない(やること備忘録)

こんにちは、箱根一の湯営業・広報担当のなにしです。

今までなかなか振り返る余裕がありませんでしたが、新プランを発信する際のやることを備忘録にまとめてみました。

自分のため、社内の自分以外の誰かのための自省を込めた備忘録です。あったり前の内容しか書いてませんのであしからず。

ここにまとめた内容が企画段階で詳細に詰められており、内容の取捨選択ができ、スケジューリングと人員割当ができ、そしてドンピシャで受けるプランや企画を作れる人間に、ワタシハナリタイ。

イマハデキナイ。


商品、イベント、キャンペーンの企画段階

基本的にはここが一番大事ですよね。ここが曖昧だとこの後の工程で右往左往します。ノリも大事だけどノリだけではあとあと困る。しかし今のような変化の激しい環境ではスピード感も重要で、100点を目指していたら何もできません。ボールが来たらとりあえず振る。

・商品の企画
誰に、どんな商品(サービス)を、どのように、いつからいつまで、どれくらい売りたいのかを決める

・原価の把握と売価の設定
どんなコスト(オペレーションコストも含め)がかかり、価格はいくらにするのかを決める。品物の発注から納品までのリードタイム確認

・社外の方との調整
品物の手配、納品形態、請求書と支払タイミングの確認、こちらから提供するべきものや情報があればそのやりとり方法を決める

・社内調整
企画の趣旨、目的、ポイント、実施期間を簡潔にまとめ、他部署に協力をあおぐ。お客様と接するのは現場のクルーであることは忘れてはいけない。


企画決定後やること(デスクワーク)

企画の内容が決まればあとは開始までの準備。地味なことのひとつひとつの積み重ねです。そしてこれらを作成している段階で色々気づき企画も修正されていきます。マニュアル作るのも一苦労です。

・告知画像の作成
Twitter、Instagram、ホームページ用、プラン販売用をそれぞれの最適サイズで作成。このプランの売りを簡潔に画像に表す。

・プランの作成
プランの文言、料金、写真をシステムに登録

・ホームページへの仕込み、ランディングページ作成
お知らせ、リリース欄に書き込む。その商品、企画を説明したページをホームページに作成(リリースやSNSにリンクを貼る)

・リリース文の作成
メディアに拾ってもらえるように構成。なぜその企画を今やらなければいけないのかの必要性、それによってどんな問題が解決するのか、どんな喜び楽しみがあるのかを簡潔に伝える。GoTo等の話題になりやすいワードを入れる。書いてるうちに内容の不備、写真の不足などに気づき、企画の方向性に修正がはいることも多々。

・コラボ案件の場合、先方にもリリースの確認
何回かキャッチボールが必要なので、固まるまで最低でも2~3日はかかる

・Twitter、Facebookの投稿内容作成
Twitterは文字制限あるので、とにかく内容をコンパクトにまとめ、改行などで文章のバランスがおかしくならないよう注意、多くの人がスマホで見ることを前提に構成

・YouTube動画の作成(サムネイルも)
後追いになることもしばしば。写真素材の撮影、動画の作成、編集、確認、修正、サムネイルも作成も忘れずに

・マニュアルの作成
どのように予約や応募を受けて、その情報を管理し、現場ではどのような対応が必要なのか(皿はなに使う?おしぼり多め提供する?誰がいつ渡す?渡すときお客様になにを伝える?お客様から想定される質問は?システムへの入力科目は?などなど)の上流から下流までの流れ、やるべきこと、やるべきでないことをまとめる。


企画決定後やること(非デスクワーク)

現場がきちんと対応できるか、絵に描いた餅になっていないかは大事です。途中で「アッ!あれ決めてない」「うわっ!あれ買ってなかった」「やべっ!あの人にこの話してなかった」とかばかり。色んな人に迷惑をかけました。

・告知写真の撮影
プランやリリース、SNS用に使う写真の撮影

・品物を発注する
必要な商品、備品、什器を発注する(他部署に依頼する場合も多い)

・納品把握
モノがいつどこに届くのか把握(把握しておかないと知らぬうちにどっかにいってしまうことある)

・在庫の管理
企画の開始まで誰がどこで在庫を管理し、誰が現場に設置するのか整理

・プライスカードの作成(宿の売店で販売する場合)
別部署の方に作成を依頼(税抜価格を伝える)、いつまでに何枚ほしいのか。

・POPなどをどこに置くのか
設置準備店舗のどこに、どのサイズで置くのか(置けるのか)を調査、POPスタンド等の購入。お客様がどのように見るのか、手に取るのかをイメージする

・店内POPなどの告知物の作成
売店販売する場合、SNSのキャンペーンの告知の場合。遠くからでも認知される大きいサイズとフォントが重要(情報を書きすぎない)

・印刷物の発注、入金、納品、設置
POPを印刷発注、経理に支払依頼(当日入金は不可)、納品日を確認、企画開始日までに設置


企画のリリース

はぁ、やっとリリースまでたどり着けました。しかしこれはゴールではなくスタートとなります。お客様やメディアに選んでもらってなんぼです。大きい企画や賛否両論ある企画のリリース発信時は手が震えます。

・リリースの仕込み
作成した文章を予約配信する、AM10時配信、金・土・日はメディアの人に取りあげられづらいので避ける

・ホームページのアップロード
使用中のホームページには時間予約機能が無いので、リアルタイムで更新かける

・Twitter、Facebookでの発信
都度更新したり、予約発信したり

・リリース文を社内周知
社内で利用しているLINEワークスにて周知。他の通知に埋もれないよう、やわらかい文章で簡潔に、写真を使用し細かく読まなくてもわかるように、読んで当然と思わない(でも少し思う)


企画リリース後

企画が受けるのか受けないのか、だいたい初速で分かります。ダメなもんはダメ、いいもんはイイ。反応がわかりやすいのはBtoCの商売の良さですね。バズった時のあのエキサイティングな瞬間をまた味わいたいもんです。

・経過観察
SNSでの反応、リリースの閲覧数、通販の販売数、ホームページへの流入数、予約件数などをチェック

・プレゼント企画なら当選者の抽選と品物手配
〆切、応募条件を再確認し当選者を抽選、宿泊券やAmazonギフト券の作成と手配

・当選者への連絡と商品の発送
SNSのDMやGoogleフォームを用いて当選者と連絡をとり、賞品を送付

・予約数や現場の反応をチェック
予約数に制限がある場合はその管理、反響いい場合は続編検討、現場オペレーションに問題が無いか確認、OTAでのクチコミなどでお客様からの反応確認

最後に

お読みいただきありがとうございました。どんなにカッコいい企画を思いついたって、実現に持っていく、形にするところまで行けなければ意味がありません。評論家ではありませんから。でもこんなにまとめても絶対モレってあるんですよね、言い訳するわけじゃないんですけど。

改めて仕事というのは地味なことの積み重ねであり、何事も準備と経験が大事だということが身に染みてわかりました。

これからも頑張ります。


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