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~第237回~「紅葉の話」

11月30日から始まった大湯祭(12月11日まで)は500年以上続く大宮の冬の風物詩ですが、実は紅葉も見ごろを迎えます。

埼玉県の紅葉の名所としては大宮公園が有名ですが、武蔵一宮氷川神社の境内や氷川参道も紅葉が美しいことで知られています。
境内のモミジの中でも特に綺麗に色づくのは池に浮かぶ宗像神社周辺です。
大湯祭にお越しの際には、ぜひ境内や参道の紅葉も御覧いただければ幸いです。

また、大湯祭の本祭である12月10日、この宗像神社前の授与所で富久財布(福財布)や二福神札(2体で1組の御神札)などが授与されます。
ご自宅の二福神像(恵比須様・大国様)をお持ちの方は、宗像神社がある弁天島でお祓いを致します(12/10のみ)のでご持参下さい。

宗像神社同様に紅葉が美しい氷川参道は、ケヤキを中心に約700本の樹木が南北約2キロにわたり続く、日本一の長さを誇る参道です。
現在の氷川参道は、ケヤキのほかにスダジイ、クスノキ、モミジ、サクラなどがありますが、明治13年(1880)頃に描かれた『官幣大社氷川神社境内乙図』では松や杉が描かれています。
杉からケヤキに変わったのは戦中、戦後になってからです。

そして現在は氷川神社、地域の人々、行政が時間をかけながら樹木の保全活動に取り組んでいます。
美しい紅葉や参道は、地域の皆様の活動の結果でもあるのです。
後世に美しい氷川参道を残すために、ぜひご協力をお願い申し上げます。

〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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