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ittalaもmarimekkoも我慢して、アイルランドの航空券

フィンランドで生活できていること自体、夢のようなことなのだから、あまり贅沢は言いたくないのだけど、10か月も節約生活が続くとなかなかキツい。精神的にもかなりすり減る。

圧倒的に高い物価、円安の加速(やや落ち着いているけど)で、ただ生きているだけで、日本で生活する何倍もの出費が発生する。

もともと、わたしは物欲は薄く、浪費家タイプではないと思う。それでも、やっぱり我慢、我慢の日々である。どうにかこうにか、10か月踏ん張っているが、この後何が起きるかわからない。大体のことは、お金があればなんとかなるのである。

ショッピングセンターに立ち寄っては、ミーハー心で、一着くらいはmarimekkoを…という欲が過ぎる。12月にクリスマスのセールで半額になったアイテムを何度か手に取ったものの、今の自分はそんな身分ではないと、結局買わなかった。人生で一番、財布のヒモがかたい。

ただ、節約のしすぎは心身ともに健康に悪く、結果お金よりも大事なものを失う危険性があることは色々な経験から学んだので、日々切り詰めている分、たまの外食を許したり、新しくできた趣味、編み物のための毛糸に費やしたりはしている。

そんな感じの生活なので、考えないようにしていたけれど、フィンランド滞在中に叶えなければ後悔するであろう小さな夢を、心の片隅にしまっていた…それが、アイルランド旅行。

人に話せば、なんでアイルランド?と言われてしまうことがほとんど。大学時代にアイルランドの音楽にハマってから、わたしにとっては念願の場所で、いつかは本場のセッションが見てみたいと、ずっと思っていた。

12月。自分の誕生日とクリスマスが重なっているのを口実に、フライトの予約画面を開いては閉じ、開いては閉じを繰り返し、クリスマスが過ぎた頃、ようやく決心がついて、航空券の値段が上がらないうちに予約ボタンを押した。

先週には、ホテルや現地での交通機関も一通り手配して、格安航空にバックパック1つで乗れるよう、大きめのリュックサックをヨーロッパのメルカリ的なアプリでゲットし、準備が整ってきたというところである。

滞在は、現地のミュージックフェスティバルに合わせて予定を組んだ。ただ、いざ予定を組み始めて、音楽以外には、観光地もグルメも何もかも知らないことに気がつき、滞在1週間前にして、もう少しリサーチをしなければと慌てている。

アイルランドに行くのだと思えば、じゃがいも・たまねぎ極貧生活(※じゃがいもとたまねぎは年中激安)も耐えられる。
セール中のittalaやmarimekkoだって、素通りできる!

なけなしのお金を叩いて行くのだから、全力で楽しむぞー!


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Eriko Sugita
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