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神宮最終戦(9月28日 ヤクルトvs阪神●)


9月28日 ヤクルトvs阪神(神宮球場) 7-2/●


 昼過ぎ、なんだかそわそわした気持ちのまま、今シーズン最後の神宮球場に向かう。自分にとっては今年一番訪れた球場が神宮球場だ。顔見知りの売り子さんもできて「今年もお世話になりました」なんて挨拶をしたりもした。

 昨夜マツダスタジアムで延長戦があってからの大移動で神宮球場、ということもあり、試合前練習は比較的軽めに行われていた気がする。一夜明け、村上投手の笑顔も確認できてホッとした。

試合前練習中、休憩をするリリーフ陣

 今日の先発は、今シーズン神宮球場で負けなしのビーズリー投手。

 しかし2回裏、先頭丸山選手のピッチャー返しがビーズリー投手の足にあたり、倒れ込んで動けなくなる場面があった。ビーズリー投手の治療中、ブルペンでは急ピッチで富田投手が肩を作り始めていた。
 しばらくして、ビーズリー投手は再びマウンドに戻ってきた。あんなに痛そうだったのに、大丈夫だったのだろうか、と思う。そこから、長岡選手のタイムリーで1点、続く西川選手に四球を出し、サンタナ選手の3ランで4-0。
 マウンドを降りるビーズリー投手は足を引きずっていた。

ベンチに戻るビーズリー投手

 おそらくブルペンが準備できていないからこその時間稼ぎだったのだろう。
 手痛い失点の後、3回表には森下選手のタイムリーで1点返して4-1。4回表には佐藤輝明選手の3ベースヒットから繋いで4-2。

 2点差ならまだ詰められる、と思ったところだった。
 3、4回は富田投手が繋いで、5回、6回は岡留投手が1失点はあったものの、どうにか凌いで援護を待つ。
 そして7回裏には9月10日に1軍合流し、ここまで登板のなかった浜地投手がマウンドに立つことになった。約20日、試合で投げていないということが気になるな…と思っていたところに、先頭、山田選手のホームランをくらってしまった。さらにこの回もう1失点があり7-2。

 そのまま逆転はできずに試合終了となった。

 8回の裏だっただろうか、近くに座っていた人たちの会話で、巨人が今日の試合を勝ち、リーグ優勝を決めたことを知った。
 ポカンと穴があいたような観客席の雰囲気の中、視線の先でライトを守る森下選手が諦めていない顔をしていた。

阪神:ビーズリー/富田、岡留、浜地、島本-梅野
ヤクルト:山野/丸山、大西、ロドリゲス、木澤-内山

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