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シーズン最終戦と勇退(10月3日 横浜vs阪神○)

10月3日 横浜vs阪神(横浜スタジアム) 1-3/○(現地)


 今シーズンの最終戦。
 仕事は午後休をとり、石川町で昼食を食べてから横浜スタジアムへとむかった。
 そして私がスタジアムに着いた頃、雨が降り始めた。近頃の天気予報というのは精密で、アプリをみると○分後に止む、○分後に降り始めるといったことまで書いてありそれが大体当たる。
 雨は降っているけれど、CSまでの残り日程は少なく横浜はまだ残り試合も多いので、きっとやるだろうと思って開場を待った。

 試合前練習の時間には雨も止んでいたけれど、1回の裏あたりから再び雨が降り始める。
 雨男とか晴れ女とか、そんなのは迷信だとはわかっているけれど、それでも雨男と名高い大竹投手の試合は本当に雨が多い。思えば昨年のシーズン最終戦も、先発は大竹投手で、雨の試合だった。

 2回表、2アウト満塁で中野選手というチャンスで雨脚が強くなり、試合が中断。
 自分もコンコースに避難していたのだけど、雨は止み、試合は再開し、点には繋がらなかった
 4回頃にはすっかり雨もあがり、周囲の人もレインポンチョを脱ぎ始めた。私も濡れたタオルやレインコートをしまい、改めて最終戦に向けて居住いを正すことにする。

 試合が動いたのは5回裏だった。
 先頭、近本選手が四球を選び、中野選手がヒットで繋ぎ、森下選手の打席でサードエラー、ノーアウト満塁となった。先ほど満塁のチャンスを逃したばかりなので、今度こそ、と前のめりになる。
 そして4番、大山選手のツーベースヒットで2点先制。さらに佐藤輝明選手の犠牲フライで0-3。
 グラウンドコンディションの悪い中でも掴んだチャンスを引き寄せたイニングになった。

 阪神は大竹投手の規定到達&勝利投手の権利を得たところで継投に入る。
6回は岡留投手。3番手の牧選手にヒットを打たれ、続く蛯名選手に四球を出してしまいピンチを迎えるも、4番のオースティン選手をフライに打ち取り0を繋ぐ。
 7回は富田投手。先頭の京田選手にヒットを打たれ、ランナーにプレッシャーをかけられながらの投球。4番手の代打筒香選手の打席でフライアウトに打ち取ったかと思われたところでレフトを守っていた前川選手の落球があり1-3。
 8回は島本投手。3番手蛯名選手に出塁を許すも、盗塁アウトがあり0を繋ぐ。
 9回は石井投手。3番手桑原選手に出塁を許すも、4番手森選手は3球で三振を取り初セーブを記録した。

大竹投手へウィニングボールを手渡す石井投手

 今朝、早朝に岡田監督勇退の報道があった。
 最初は1社だけだったけれど、徐々に各社の報道が揃い、球場に着く頃には、おそらく確定なのだろうと思った。

 シーズン最終戦を勝利で飾り、ファンへの挨拶へと現れた岡田監督に、ファンからの歓声が飛ぶ。手を振る監督もコーチも選手も、どこか遠い、次の勝利に向かっている顔をしていた。

阪神:大竹/岡留、富田、島本、石井-坂本
横浜:ケイ/上茶谷、中川颯、堀岡-伊藤、松尾


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