人生をリミックスする愉しみ/一日一微発見097
僕は、昔ばなしは好きではないし、過去に思い入れがあるわけではなく、つねに未知に向かって、ぶっ飛ばして生きてきたほうだと思う。
「編集しながら生きている」というのは、やたら人に会うし、いろんな場所にも行く。
おまけに、つねに脇見もしながら。
だから結果的に、世の中の人よりは、何倍も濃い体験が蓄積されてしまうことになる。
僕は何度もひっこししているし、膨大な資料が入った倉庫を片づけ続けた人生だから(歴代のスタッフが頑張ってくれなかったら大変だった)、モノがやたらある。それは、必要だから残るのではなく、偶然に残ってしまっているものも沢山含まれている。
さっき倉庫で、「写真」とマジックペンで書かれたハコを開けたら、目当てのものとは別のモノがいろいろ出てきた。
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編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。
アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。
ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。
僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。
それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。
アート思考・後藤繁雄の一日一微発見
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「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…
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