「変化を先取りして取り組むため」の読書/一日一微発見084
本を読むという時間は、とても奇妙だ。
なぜなら本を読んでいる間は、椅子に座っていなくてはならないし(たとえ列車や飛行機の中でも)、音楽を聴きながら他の作業をするというわけにはいかない。
自分が書くという時間ではなくて、他人が書いたものをなぞる。
もちろん、その書かれた内容を理解することがまずは読むことの意味であり、意義に違いないが、それ以上に重要なのは、その書かれたものが触発してくれる思考である。
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編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。
アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。
ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。
僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。
それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。
アート思考・後藤繁雄の一日一微発見
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「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…
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