微発見54

AIより都市の遊歩へ/一日一微発見054

右を見ても左を見てもAIの話ばかりである。 

カーツワイルのコンピュータが人間の知性を越すという「シンギュラリティ」(特異点)の話は、相当に効き目がある。 それは、人間の知性が生み出すものだが、同時に人間の尊厳を失墜させるものだからだろう。

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1,650字
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。 ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。 僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。 それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…

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