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予期せぬ才能が現れる・アートアワードトーキョー丸の内2021/一日一微発見251

アートの最もエキサイティングなところは、毎年確実に「予期せぬ才能」が現れることだ。とりわけ、コンテンポラリーアートは、その「メディウム」は多様だ。
絵画や立体のような「オブジェ」もあれば、写真や映像作品のように「メディア」そのものに対する「批評性」が前面に押し出されることもあるし、パフォーマンスのように「物質性」が、希薄なものもある。

アーティストが、どんな「メディウム」を発見・再発見するかは予想だにできないし、また「トレンド」のようなマーケティング的な予測も意味はない。
だから、アートはなんでもありだ、と言う人もいるし、アート業界の人間じゃないとアートのことはわからないと、言うヤカラが絶えない。

確かにアートは簡単ではない。時代をうつす鏡ではあったとしても、その作品の「文脈」は、意外なものと接続したりもする。アートは独特の「アート思考」だけであるだけでなく、どのようなものと接続し、どのような「メディウム」を選ぶかという「アート戦略」においても、極めてユニークな回路を持っているからである。

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