デビッド・バーンの「American Utopia」を見て考えたこと/一日一微発見224
デビッド・バーンが脳みその模型を持ってステージに出てくる。
ちょっとドキっとする。
彼が新しい舞台を作って、それがアメリカで話題になっているということはニュースでは知っていたけれど、コロナのさなかに、それもスパイク・リー監督の映画として日本で御対面できることになるなんて、全く想像していなかった。
東京で封切りされて、急いで見に行った。めちゃくちゃ感動してして、僕としては超珍しく泣いてしまった。
かつてトーキング・ヘッズのステージを映画化した「ストップ・ザ・メイキング・センス」はリアルタイムでは体験していたが、今回の体験は全く別次元の体験だった。
アメリカのレヴューで「この時代」、つまり「コロナ の最中に、エンパワーされた」と書かれていた意味が実感されたのであった。
ステージの全容を描ききることなんてできやしないから、思ったこと、考えたことについてラフに走り書きしておこう。
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