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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2023年8月の記事一覧

たかくらかずき君のNFTアート作品「ハイパー神社」のこと。そしてネクスト!/一日一微…

NFTアートのプラットフォームであるTRANSFORM ARTのスーパーバイザーをやっている。 第一弾ア…

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ホックニーのアートは、「画像生成」の視点で理解する必要がある/一日一微発見395

自戒をふくめて言うならば、美術にまつわる言説は、往々にして、アートのなんたるかにたどりつ…

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裸の眼で見る⑤「舵手」と名づけられたクレーの絵を何必館で見た/一日一微発見394

僕の師匠の一人である詩人・田村隆ーの口癖は、「人間は与えられた目玉を肉眼にしなきゃならな…

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中平卓馬・森山大道プロヴォークから54年目の熱い夏/一日一微発見393

ベンヤミンは、複製技術時代の到来によって、それまで芸術の価値をささえていた唯一性にもとづ…

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「才能」について日々考えるのは楽しい/一日一微発見392

自分としては、「ちょっと不思議な」夏をすごしている。 もとの発案者は妻の後藤渚なのだが、…

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白洲正子に導びかれて、台風の日に滋賀の日吉大社へ行く/一日一微発見391

8月16日は京都の送り火の日だが、その日は僕の誕生日にもあたっているので、もう何十年もこの…

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わが作庭記(秋に植える植物の準備のことなど)/一日一微発見390

この6月のヨーロッパへの旅は、徹底したコンテンポラリーアートの旅ではあったが、隠れテーマは「庭の旅」「植物への旅」であった。 美術館めぐりの休憩。マドリッドでは、プラド美術館の横にある国立植物園の野外ティールームで白ワインを呑みつつ散策した。ブルーセイジや大きく育ったアカンサスを見てまわる。 うちの庭にも植わっている植物が異なる気候風土でどんなふうに育っているかを見るのは実に楽しい。 植物園のあとティッセン・ボルネミッサで見たルシアン・フロイドの絵の中にも(特に初期)、植

¥150