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「女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた」に年末癒される、かも

2020年最後の投稿のつもり、ですがラストを飾るのがこの小説の感想文になるとは。笑 東山彰良さんの「女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。」についてです。

東山彰良さんの本はこれが初めてなので、他の小説についてはわかりませんが、森見登美彦さんが好きな人は、これも好きなんじゃないかなと思いました。でも同じじゃなくて、森見さんをライトにした感じ。そう、超ライトな気持ちで読める小説「超ラノベ」でした。笑 主人公は男子大学生2人、有象くんと無象くん。ダンベル先輩や温厚教授、万年留年の八年さん…その人の特長がそのまま名前になっていて、誰かが誰かの恋愛の顛末を語っていく流れ。この1冊で6話語ってもらえます。

普通の大学生の恋愛模様というわけではなく、かといってSFという感じでもなく、ふわふわしてて独特な面白い世界観でした。あ、ちなみに朝井リョウさんのエッセイ読むときの心づもりと同じでした、私は。

短編の中で恋愛を巡っていろんな人が出てきましたが、私が一番好きだったのは「女王ちゃん」かな。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、女の私が女子に惚れてしまう瞬間に立ち会いました。笑

仕事納めて、あー短い正月休みに何も考えなくて済むやつ読みた〜い!って方におすすめです。やってることはバカバカしいんだけど一生懸命で、なんだか癒される、かも?笑

というわけで、今回はすべての段落に「笑」付きでお届けしました。笑 これをお読みくださった素敵なみなさまの2021年が、大きな笑い声あふれる1年になりますように。よいお年を!

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