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インタビュー記事作成のコツ@Ichimoto

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経験から学んだインタビュー記事作成のコツをまとめています。
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#話の聞き方

「次の質問で頭がいっぱい」状態を解消する方法

ライターを始めたばかりの頃、「自分は聞き方に大いに問題があるのではないか……」と思っていました。 それは、質問をして相手が話し出した途端、「次の質問どうしよう」と考え始めてしまって、相手の話を全然聞けていなかったからです。 「話を聞きに来ているのに、聞けていないなんて、絶対間違ってる…」 なんとかしたいと思って参加した「インタビューのワークショップ」で運よく突破口を見つけることができ、学んだことを自分の中で育て続けていった結果、今ではそうした悩みはなくなりました。 相

「たった1人」へのメッセージを語ってもらうために意識していること

インタビューで語られる言葉は、多くの人の目に触れることを前提にした無難な言葉になりがちです。でも残念ながら、その言葉は誰にも届きません。 インタビューはアンケートになってはいけない と言われるように、相手の貴重な時間を使ってインタビューをするのであれば、聞き手がいるからこそ引き出せる話を聞かなければなりません。 私が取材中に意識しているのは、話し手と一対一の関係性を築くことです。 目の前にあるのが白いアンケート用紙ではなく、ただただ自分に興味を持つ一人の人間であれば、

オンライン取材の経験が対面のインタビューにも役立った話

最近「オンラインのインタビューは苦手」という話を数人から聞いたので、自分が聞き手として何を気をつけているかを振り返ってみました。 相手は遠くにいるはずなのに、なぜか対面よりもキョドってしまったり、映像を見返して「自分の声小さっ」「無表情かよ私…」とがっかりしたり。 私も最初はそんな感じでしたが、数を重ねるうちに心得的なものをいくつか見つけたのでシェアします。 オンラインインタビューに対する苦手意識の正体そもそも、通常のインタビューはなぜ対面でやるのか。それは、「1対1の