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ECDのTシャツやら、植本一子の著書を、細々と売ります。

  • 花すけカレンダー2025

    目黒にある花屋・花すけの2025年カレンダーです。 12ヶ月を季節のお花のアレンジとともに。 花すけ店頭とこちらの通販の取り扱いのみになります。 通販では送料200円いただいております。 (カレンダーのみの注文は定形外郵便200円をお選びください) サイズ 18.5×31.2cm Direction HANASUKE Photo Ichiko Uemoto Design TAKAIYAMA inc.

    1,300円

  • 『それはただの偶然』(自主制作)

    ※通販特典として友人で美術家の百瀬文によるエッセイ『植本一子の新刊に寄せて』を同封します。 ※プラスチックフリーを目指すべく、ペーパーで梱包の発送になる場合があります。ご了承ください。 いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。(滝口悠生・小説家) わたしの現在地(1) 『それはただの偶然』 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 2024年12月1日 初版 第一刷発行 著者 植本一子 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 発行者 植本一子 ーーーーーーーーーー 【全国のお取り扱い書店一覧】随時更新中! この本の購入は全国のお取り扱い書店さんで購入可能です。 在庫の有無の確認は各書店さんにお願いいたします。 誠光社(京都・神宮丸太町) blackbird books(大阪・緑地公園) OH!MY BOOKS(東京・幡ヶ谷) 古書コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 古書ビビビ(東京・下北沢) B&B(東京・下北沢) TRASMUNDO(東京・下高井戸) メリーゴーランド京都(京都・京都河原町) 本屋Title(東京・荻窪) SPBS(東京・渋谷) BOOKNERD (岩手・盛岡) 恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) FOLK old book store(大阪・北浜) 本の栞(神戸・花隈) 栞日(長野・松本) 本灯社(福岡・薬院) Seesaw Books(北海道・北18条) サンブックス浜田山(東京・浜田山) あまかわ文庫(兵庫・姫路市) MoMoBooks(大阪・九条) MITTS Fine Book Store(滋賀・彦根) Books 移動祝祭日(PASSAGE 東京・神保町) 本屋イトマイ(東京・ときわ台) 本屋とほん(奈良・郡山) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺) シカク(大阪・千鳥橋) 本屋lighthouse(千葉・京成幕張) 海辺と珈琲 ことり(大分・国東半島) 本と喫茶 畔(静岡・戸綿) MINOU BOOKS(福岡・筑後吉井) 1003(神戸・元町) 蟹ブックス(東京・高円寺) 本屋・生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 本の轍(愛媛・松山市) ISB books(東京・阿佐ヶ谷) READAN DEAT(広島・本川町) ときわ書房志津ステーションビル店(千葉・志津) twililight(東京・三軒茶屋) 百年(東京・吉祥寺) 葉々社(東京・梅屋敷) とらきつね(福岡・唐人町) ルヌガンガ(香川・瓦町) 北書店(新潟) 青山ブックセンター(東京・表参道) HiBARI BOOKS & COFFEE(静岡) BREW BOOKS(東京・西荻窪) ON READING(愛知・東山公園) 今野書店(東京・西荻窪) Bareishoten(大分) amleteron(東京・高円寺) ペンギン文庫(移動本屋) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・金山) SUNNY BOY BOOKS(東京・学芸大学) WARP HOLE BOOKS(東京・等々力) バックパックブックス(東京・代田橋) 古書防波堤(東京・吉祥寺) 有隣堂グラングリーン大阪店(大阪) ヒガクレ荘(静岡) 予感(東京・代田橋) KIMAMA BOOKS(宮崎) 本や学びやmerkki(徳島) カクカクブックス(岐阜) toi books(大阪・本町) hoka books(京都) 文喫(東京・六本木) 文喫 栄(愛知・栄) 瀾書店(金川・京急富岡) BOOKS&FARM ちいさな庭(岐阜・恵那市) フラヌール書店(東京・五反田) 透明書店(東京・蔵前) ほんの入り口(奈良・近鉄奈良) ten(佐賀・唐津) Yamamoto Market 山本書店(高知・黒潮町) 双子のライオン堂(東京・赤坂) 川添い(秋田) 電燈(神奈川) 円錐書店(北海道) MINOU BOOKS 久留米(福岡・久留米) YATO(東京・両国) stacks bookstore(東京・神保町) awesome today(東京・亀有) KIBI(長野) ニューサマーブックス(伊豆高原) ch.books(長野) 七月堂(東京・豪徳寺) GRASSLAND(埼玉・日高市) ふやふや堂(群馬・桐生市) ムニブックス(オンラインショップ) 泊(岡山) ARC(和歌山) ヨット(静岡・三島) ーーーーーーーーーー 植本さんの新作は「わたしの現在地」として銘打たれたシリーズ第一弾のエッセイ集。最近の日記ブームの火付け役かつ牽引者であるわけだが、これまで読んできた身からすれば、日記を経た先にあるエッセイという印象をもった。  一人でいることに耐えられず、常に誰かを求めてしまう。そんな自分の内面と向き合っている様子は近作の『愛は時間がかかる』や『こころはひとりぼっち』で書かれてきたが、本作は植本さんの周辺の人たちへの思いが率直に書かれており、対照的な一冊と言えるだろう。  具体的な描写は避けられているものの、植本さん自身が事件に巻き込まれたことが幾度となく言及されている。事故、事件、病気といった自分のコントロールできない事態に突如巻き込まれる辛さは、本や実体験で分かっているつもりだが、本人にとってどれだけダメージがあるかは他者からはわからない。しかし、そんな中でも表現から伝わるものがあり、「春」という詩で描かれる絶望、虚無感は心の深い部分を刺激された。  精神的に参った状態の植本さんの元に、まるでマーベルのアベンジャーズよろしく皆が集結し、彼女を支える互助の関係性を、内向的な自分としては羨ましく感じた。ご本人は誰かに頼ることを気にされているようだが、そんな風に助けてくれる人がたくさんいる状況は、人間関係が希薄な今の時代において正直想像がつかない。それはひとえにご本人の人望なのだろう。大人になればなるほど、新しい友達を作ることは難しくなるが、植本さんはそのハードルを軽やかに越えて、どんどん関係性を結んでいく。その様子が本作では手に取るようにわかるし、植本さんが植本さんたる所以でもあるのだと思う。それは一人のファンにしか過ぎない私に対する寛大さからも明らかだ。  日記の生活感、それに伴う刹那性が多くの読者を魅了してきた中で、今回のエッセイにおいては視点が落ち着いている。言うなれば、日記はスナップショットの連続で、怒涛のように生活を追いかける、ドキュメンタリー性が極端に高いものだったのに対して、エッセイは日付がなく時間軸が曖昧になることで、構図が決まったポートレートのようで、一種のフィクション性さえまとっている。そこでは植本さんがカメラマンとして培ってきた、他者に対する眼差しの鋭さ、ショットの強さが存分に発揮されている。  冒頭で述べたとおり、その眼差しを駆使した人物評が多いのが本作の特徴だ。自分のことが誰かに文字で書かれ、残っていく。書く/書かれる関係性について改めて考えさせられる。書くことで救われていた時代から、書かなくても残ることもあるという考え方の変化は、写実主義の傑作『かなわない』で知った身からすると隔世の感があった。また、書かれた側からの率直なアンサーが載っている点もスリリングで、ハイライトの一つだろう。 本書で紹介される人たちは、植本さんの魅力ある文章だからこそ、誰も会ったことがないにも関わらず、生きている様がまじまじと伝わってくる。特に終盤の元パートナーとの関係性の変化とある種の終結まで、思考と現実がシームレスに描かれており、これまでのことも思い出されて、壮大な恋愛ドラマのエンディングを見ているようだった。このエッセイから次はどんな風景を見せてくれるのか、毎度読み終わる度に期待と不安が入り混じる植本さんの著作からはいつも目が離せない。 Yamada Keisuke(ブロガー・ポッドキャスター)

    1,540円

  • 『それはただの偶然』『すべては変わる、石さえも。』2冊セット

    『それはただの偶然』1540円 『すべては変わる、石さえも』750円 の2冊セット。 詳細は掲載ページでご確認ください。 繋がっているので、ぜひ一緒にお読みいただければと思います。 ※通販特典として友人で美術家の百瀬文によるエッセイ『植本一子の新刊に寄せて』を同封します。 ※プラスチックフリーを目指すべく、ペーパーで梱包の発送になる場合があります。ご了承ください。 ※『それはただの偶然』の取扱書店は単品ページに記載があります。 いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。(滝口悠生・小説家) わたしの現在地(1) 『それはただの偶然』 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 2024年12月1日 初版 第一刷発行 著者 植本一子 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 発行者 植本一子 ーーーーーーーーーー 植本さんの新作は「わたしの現在地」として銘打たれたシリーズ第一弾のエッセイ集。最近の日記ブームの火付け役かつ牽引者であるわけだが、これまで読んできた身からすれば、日記を経た先にあるエッセイという印象をもった。  一人でいることに耐えられず、常に誰かを求めてしまう。そんな自分の内面と向き合っている様子は近作の『愛は時間がかかる』や『こころはひとりぼっち』で書かれてきたが、本作は植本さんの周辺の人たちへの思いが率直に書かれており、対照的な一冊と言えるだろう。  具体的な描写は避けられているものの、植本さん自身が事件に巻き込まれたことが幾度となく言及されている。事故、事件、病気といった自分のコントロールできない事態に突如巻き込まれる辛さは、本や実体験で分かっているつもりだが、本人にとってどれだけダメージがあるかは他者からはわからない。しかし、そんな中でも表現から伝わるものがあり、「春」という詩で描かれる絶望、虚無感は心の深い部分を刺激された。  精神的に参った状態の植本さんの元に、まるでマーベルのアベンジャーズよろしく皆が集結し、彼女を支える互助の関係性を、内向的な自分としては羨ましく感じた。ご本人は誰かに頼ることを気にされているようだが、そんな風に助けてくれる人がたくさんいる状況は、人間関係が希薄な今の時代において正直想像がつかない。それはひとえにご本人の人望なのだろう。大人になればなるほど、新しい友達を作ることは難しくなるが、植本さんはそのハードルを軽やかに越えて、どんどん関係性を結んでいく。その様子が本作では手に取るようにわかるし、植本さんが植本さんたる所以でもあるのだと思う。それは一人のファンにしか過ぎない私に対する寛大さからも明らかだ。  日記の生活感、それに伴う刹那性が多くの読者を魅了してきた中で、今回のエッセイにおいては視点が落ち着いている。言うなれば、日記はスナップショットの連続で、怒涛のように生活を追いかける、ドキュメンタリー性が極端に高いものだったのに対して、エッセイは日付がなく時間軸が曖昧になることで、構図が決まったポートレートのようで、一種のフィクション性さえまとっている。そこでは植本さんがカメラマンとして培ってきた、他者に対する眼差しの鋭さ、ショットの強さが存分に発揮されている。  冒頭で述べたとおり、その眼差しを駆使した人物評が多いのが本作の特徴だ。自分のことが誰かに文字で書かれ、残っていく。書く/書かれる関係性について改めて考えさせられる。書くことで救われていた時代から、書かなくても残ることもあるという考え方の変化は、写実主義の傑作『かなわない』で知った身からすると隔世の感があった。また、書かれた側からの率直なアンサーが載っている点もスリリングで、ハイライトの一つだろう。 本書で紹介される人たちは、植本さんの魅力ある文章だからこそ、誰も会ったことがないにも関わらず、生きている様がまじまじと伝わってくる。特に終盤の元パートナーとの関係性の変化とある種の終結まで、思考と現実がシームレスに描かれており、これまでのことも思い出されて、壮大な恋愛ドラマのエンディングを見ているようだった。このエッセイから次はどんな風景を見せてくれるのか、毎度読み終わる度に期待と不安が入り混じる植本さんの著作からはいつも目が離せない。 Yamada Keisuke(ブロガー・ポッドキャスター)

    2,290円

  • 天然スタジオ手ぬぐい2025

    ※2024/12/18以降の発送になります(他のものと一緒に買われた場合は後日別送) (((天然スタジオのオリジナル手ぬぐい))) 撮影に来てくれたお客さんにお渡ししている手ぬぐいです。 今回はわたしの金継ぎ師匠でもある堀先生にイラストをお願いしました。 誰でもウェルカムな雰囲気を描いてくださいとお願いしたところ、佐清の姿も見られます。 二色刷りの全面プリントです。 イラスト・堀道広

    1,500円

  • 『すべては変わる、石さえも。』(自主制作)

    植本も寄稿している日記のアンソロジー『誕生日の日記』の石田商店での通販特典に『すべては変わる、石さえも。』という冊子を作りました。 私の一番最新の作品になります。近況のような、これまでの人生の総括のような、誕生日の日記の続きのような文章になりました。 今回手書きを印刷したものなので文字数は数えていないのですが、A6の小さいサイズで28ページほどあります。すべて手作業で冊子を組み立てています。 送料込み1000円 石田商店・手売りのみ A6サイズ 28P 自主制作 ホチキス留め・手製本 『すべては変わる、石さえも。』 2024年7月12日発行 著・文字 植本一子 200

    750円

  • 『誕生日の日記』 特典『すべては変わる、石さえも。』付き

    ※サイン御所望であればお知らせください(植本のみサイン入れられます) ※石田商店特典として植本の最新の文章『すべては変わる、石さえも。』をお付けします   ーーーーーーーーーー 「どんな今日も、誰かの生まれた日」 誰かの誕生日の日付から始まる、15人の日記集。 「誕生日」は自分と関係のない日付でもあるし、どこかソワソワと意識する日でもある。 カレンダーに印刷される公的な日付ではないけれど、完全に私的とも言えない日付。 そんな狭間にあるものとしてイメージしながら、この本の編集を進めることにしました。 生まれてきたことを祝う気持ちも、疑って悩む気持ちも、ひとしく並んでいる本を目指しています。 また、日記における日付の性質を際立たせるために、 ページ数(ノンブル)をつけず、日付を追って読み進めていただく造りになっています。 日記帳の中に紛れ込んだような、涼しげな読書体験を楽しむことができるかもしれません。贈り物にもおすすめです。(編集より) 著者:阿久津隆、いがらしみきお、イリナ・グリゴレ、植本一子、大崎清夏、金川晋吾、古賀及子、柴沼千晴、鈴木一平、pha、三宅唱、三輪亮介、me and you(久保山領、竹中万季、野村由芽) 造本:仲村健太郎、古本実加 発行:株式会社 日記屋 月日 定価:2300円+税 仕様:並製/A6変形(縦150mm×105mm)/208ページ (表紙:グレーの文字は銀箔押し、赤色の文字は赤箔押し) 200

    2,530円

  • ECD『ECDIARY』

    出版社 ‏ : ‎ レディメイド・インターナショナル (2004/9/19) 発売日 ‏ : ‎ 2004/9/19 単行本 ‏ : ‎ 189ページ ラッパーECDの3ヶ月に渡る日記と読書と音楽と短編小説。 「レディメイド・マガジン」を創刊するときに最初に頭に浮かんだ執筆者がECDだった。ぼくたちは、と言うのはよそう、ぼくは音楽や食べることなどの話を するときはひどく饒舌なのに、それ以外のあらゆることを語ろうとする途端、失語症になる。そんなときECDはよく通る声で喋る。もちろんか彼はぼくたちの 代弁者なんかではない。けれども彼の言葉をよむときのこのぞくぞくするような爽快感は何だろう。いつも正論を、ときとして笑い出してしまうほど痛快な正論 を吐く男。誰もが待っていたはずの本だ。 ~小西康晴~ 【本文より抜粋】 ★とにかく、いったい何とひきかえに僕達はこんなに侘しい女性の姿ばかり見せられるハメになっているのか ★結局、猫はストレスを感じさせないからいいなあ、とそういうことである ★うまくいきすぎると不安になる ★先進国でテロが起こらないようにするためにイラクが戦場になっている、と ★ポルノはどこにでも潜んでいる ★脚本とか演出とかそんなものに奉仕するだけの役者をわざわざ生の舞台で見たいとは思わないのだった ★イラクの人達にもアメリカ大統領選の選挙権を与えるべきだ ★CUTするのは気持ちがいいだ ★“片思い”は恥ずかしいことでもなんでもないはずなのに ★そんな状態でライヴなどできるわけがなった ★どうせなら“爛熟”してほしい ★壁のないところには落書きもない ★後からで店を出た僕は途中で襲われてレコードを奪われるんじゃないかと、裏通りを抜けて次の店に向かった ★ほっといてほしいからこそ、つっぱねようとしているのだ ★むくわれないことに不満を感じるのは、最初からその善意は押し売りでしかなかったことにはならないだろうか ★“操作された結果、自分が利口になったと思い込んでいる”こんなに恐ろしいことはない ★トイレに入ったら便器がキレイになっていた ★そして今、街には警官があふれている ★二度とこういうところには近づかないようにしようと思う ★塗装業者に同じことを仕事として依頼したら一体、いくらの見積りが計上されるのだろう ★そんな自己犠牲の精神は僕には全くないのだ ★パンツ姿の女子高生なんか見たくはない ★セキュリティが一番儲かる商売なのだ ★人々をつなげるためにあるはずのものが人々をバラバラにしていく ★見栄張らないで、近所の公立にやってれば、ガキなんか、朝メシだけ食わせれば勝手に行って帰ってくるのに ★今こそ「メーワク」を解放しろ!

    1,320円

  • 『さびしさについて』

    署名、植本のみ可能 ご希望の方は備考欄にお書きください ※新品ですが帯ついておりません ひとりだから、できること ひとりをおそれる写真家と、 子どもが生まれた小説家による 10往復の手紙のやりとり。 「折々のことば」にも取り上げられた自主制作本を文庫化。 === 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 自主制作版解説 武田砂鉄 文庫版解説 O JUN === 【目次】 滝口さんへ 往復書簡をやりませんか? 一子さんへ 絵を習っていた話 滝口さんへ チャイルドシートを外した日 一子さんへ 思うようにならないこと 滝口さんへ 離ればなれになる道 一子さんへ 凡庸な感慨 滝口さんへ さびしさについて 一子さんへ 「み」の距離 滝口さんへ 誰かと一緒に生きること 一子さんへ 子どもの性別 滝口さんへ 最後に会ったのはいつですか 一子さんへ 家事について 滝口さんへ 母の言葉     一子さんへ 誰かに思い出される 滝口さんへ 誰かについて書くこと 一子さんへ ひとりになること      滝口さんへ いちこがんばれ      一子さんへ 愛は時間がかかる      滝口さんへ ひとりは、わるいものじゃないですね 一子さんへ 生活 * それぞれなんとかやっていて 武田砂鉄      解説 滝口さんと植本さんの手紙のこと O JUN 植本 一子(うえもと・いちこ):写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる。主な著作に『愛は時間がかかる』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『台風一過』『うれしい生活』『家族最初の日』などがある。 滝口 悠生(たきぐち・ゆうしょう):小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞。主な著作に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『水平線』などがある。 筑摩書房 (2024/2/13発売)

    902円

  • 完売『こころはひとりぼっち』(自主制作)

    ※著者在庫はなくなりました。石田商店掲載中のB品もしくは取り扱い書店さんにてお買い求めください※ 最後に会って3カ月 別れの手紙から1カ月が経った パートナーとの関係を解消してからの数カ月の日記 友人・碇雪恵による寄稿も 目次 8月1日〜8月10日 毎日さびしい。毎日つらい。 9月11日〜9月20日 今はひとりでいることに挑戦しているのだ。 10月20日 誰かひとりでも、いてくれたらいいのだけど。 寄稿 ひとりぼっちじゃない 碇雪恵 『こころはひとりぼっち』 2023年12月10日初版発行 2023年12月15日二刷発行 著者 植本一子 寄稿 碇雪恵 題字 華雪 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 装丁 川名潤 感謝 ソフィ・カル    中園孔二 印刷 モリモト印刷株式会社 ※帯は3種類がランダムで届きます ※帯は手巻きのためズレはご容赦ください 感想をいただきました ーーーーーーーーーー 「ひとり」という言葉が、いろんな色を放っている。 ひとりは淋しい、ひとりは不安、ひとりは楽しい、ひとりは強い。 夜の学校のプール、散歩道のゆずの木、ひとりだから見えてきた風景の描写がとりわけいい。かつて自らの内側を引っ掻くように文章を書いてきた植本さんは、今、言葉によって世界と出会い直している。 いちこがんばれ、いちこがんばれ、読みながらそう何度もつぶやいていた。 黒田杏子(ON READING) ーーーーーーーーーー ひとりになって、旅に出る理由は色々あるし、人それぞれだ。 人それぞれだけれど、旅に出て見つかる答えはそう違わないのではないだろうか。 大切な人には幸福であってほしい。大切な人には頼れる誰かがいてほしい。 たとえそこに自分がいなくとも。 そこに辿り着くのは本当に険しい道のりだけれど、いつかその場所に着いた時、またひとりでも歩き出せるのではないか。 ”独りになってしまった”というあの冷たく震える感情を久しぶりに思い出した。 ”何をしていてもあの人を想い出す”といういつも振り出しに戻る生活。 けれどこの私的な日記を読み進める内に少しずつ温もりを取り戻して行った。 吉川祥一郎(blackbird books) ーーーーーーーーーー 「ひとり」で誰かを思うこと  前作にあたるウィークリーウエモトvol.2にて植本さんとパートナーとの関係が変化したことが明らかになったが、本作はその後の日記となっている。これまでたくさんの日記を作品としてリリースされており、その率直な内容と細やかな日常描写に多くの読者が魅了されてきたと思うし自分もその一人だ。本作は今までと毛色が異なり自身の内面と向き合うシーンが多く植本さんにとって新境地のように思う。なぜかといえば「ひとり」だから。  タイトルにもなっている「ひとり」は大きなキーワードだ。この言葉の陰と陽に植本さんが四苦八苦しているのが印象的だった。共に生きる人のいない寂しさが募る「ひとり」、誰かの都合によらず自由に行動できる「ひとり」。本作では前者の苦しさ、辛さがまっすぐ書かれており読んでいる側も苦しい気持ちになる。人間誰しも様々なバランスで「ひとり」と向き合っていると思うが、そのバランスのあり方は千差万別だと読み進める中で感じた。そして、前者後者含めて「ひとり」はコントロールできるようで、実はできないのだということもよく分かる。  誰かのことを思っても、その人はいないし、その誰かの気持ちも分からない。植本さんの日記を読み、写真を見てきた身からすれば、楽しそうだったあの日々はもうそこにはないのかと思うと悲しい。とはいえパートナー側にも人生があり、彼の選択について当然だが誰も否定はできない。このアンビバレンスに身悶えしてしまった。直接自分が関係しているわけではないが、植本さんのストレートな気持ちの吐露に当事者かのように胸がキュッとなる。だからこそ植本さんに対する周囲の優しさにはホッとするし彼らのリアクションが興味深く映った。特に娘さんの言葉は大人では全く思いつかないと思う。何気ない日常の延長にある、振りかぶっていない言葉だからこそ響くものがあった。  作中で本人も言及しているように自分を客体化して自身の感情を考察している場面が多い。そこへパートナーに対する思いがないまぜになることで感情がダイレクトに伝わってきた。書くことに逡巡する中で、文章として残って反芻する苦しさより、受け止めきれない分は文字にしてアウトプットすることの必要性や妥当性を一緒に確かめているような気になった。これはセルフケアとしての日記の効用そのものだし、一種の祈りのようだと感じた。本作を読み日記を書き始めることで内なる自分、つまり「ひとり」と改めて向き合ってみるのもいいかもしれない。 Yamada Keisuke(ブロガー/ポッドキャスター) ーーーーーーーーーー  本書の中で植本一子はとにかく取り乱す。さびしさ、つらさ、不安――が随所に表れる。 商業誌から自費出版の物まで、多数ある著書の大体を読んできた。その中で都度、さまざまなかたちで・方法で「取り乱し」を書いてきたのだと思うのだが、それがまた新しい物になっていると感じる。  それに、そこには独特な疾走感がある。それはこの本がただ単に「日記」というかたちを取っているということに由来するものだけではないのではないかと思う。 「今の私に並走してくれる・応援してくれる人たちに届くやり方がいい。」 という一節があるが、読んでいるとまさに「並走」しているような気分になる。  他にもたとえば一人で夜間の学校のプールに行ったり、友人と旅行に行ったりする場面などには、ある種の詩情のようなものすら感じるし、やはりこんな日記はなかなかないと思う。 「取り乱し」まくっていても、進んだり戻ったりしても、その筆跡は(それも悪いことではないが)ただ暗く重たいわけではない。常に希望を手放そうとしていないし、日々の中に小さな喜びがある。そのことにひどく心を動かされる。  物事が変わりゆくことにはどうしたって抗えない。それは時につらいことであり、救いでもある。その事をじっくりと咀嚼して、いつかの未来に向かって書くのだ。 「私は今、書くことはけっこうつらいけれど、いつかの喜びのために書いている。いつかの自分のために書いている。このつらさも、いつかきっと忘れる。」  誰かがそこにいて――否、実際にそこにいなくても/どんなかたち・方法であっても、誰かと向き合うことで自らの存在が浮かび上がってくる。 それが時につらいことでも、時には救いにもなり得ればと思う。 植本一子の周りには遠近にそんな「誰か」がいる。そしてそんな姿に私は救われる。 蛭田竜太 ーーーーーーーーーー こころはひとりぼっち 取り扱い店舗リスト ※随時追加中 blackbird books(大阪・緑地公園) OH!MY BOOKS(東京・幡ヶ谷) ON READING(愛知・東山公園) コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 日記屋月日(東京・下北沢) B&B(東京・下北沢) 古書ビビビ(東京・下北沢) Bareishoten(大分) とほん(奈良・郡山) 青山ブックセンター(東京・表参道) 本の轍(愛媛・松山市) TRASMUNDO(東京・下高井戸) 愛騒(東京・豪徳寺) 本と野菜 OyOy (京都・烏丸) KIMAMA BOOKS(宮崎) ときわ書房志津ステーションビル店(千葉・志津) メリーゴーランド京都(京都・京都河原町) 十月(高知・円行寺口) 双子のライオン堂(東京・赤坂) 今野書店(東京・西荻窪) 本屋TITLE(東京・荻窪) SPBS(東京・渋谷) SPBS TORANOMON(東京・虎ノ門) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺) twililight(東京・三軒茶屋) 本屋lighthouse(千葉・京成幕張) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・金山) BREW BOOKS(東京・西荻窪) BOOKNERD (岩手・盛岡) 恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) 北書店(新潟) 1003(神戸・元町) FOLK old book store(大阪・北浜) 本の栞(神戸・花隈) MINOU BOOKS(福岡・筑後吉井) 栞日(長野・松本) 葉々社(東京・梅屋敷) ペンギン文庫(移動本屋) 古書防波堤(東京・吉祥寺) 本屋イトマイ(東京・ときわ台) 本屋・生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 本灯社(福岡・薬院) READAN DEAT(広島・本川町) 予感(東京・代田橋) とらきつね(福岡・唐人町) ルヌガンガ(香川・瓦町) サンブックス浜田山(東京・浜田山) amleteron(東京・高円寺) 蟹ブックス(東京・高円寺) SUNNY BOY BOOKS(東京・学芸大学) あまかわ文庫(兵庫・姫路市) Seesaw Books(北海道・北18条) 古書ソオダ水(東京・早稲田) 誠光社(京都・神宮丸太町) HiBARI BOOKS & COFFEE(静岡) MoMoBooks(大阪・九条) MITTS Fine Book Store(滋賀・彦根) REBEL BOOKS(群馬・高崎) 小鳥書房(東京・谷保) Books 移動祝祭日(PASSAGE 東京・神保町) toi books(大阪・本町) ヒガクレ荘(静岡) UNITE(東京・三鷹) 海辺と珈琲 ことり(大分・国東半島) WARP HOLE BOOKS(東京・等々力) 喫茶すずめ(神奈川・茅ヶ崎) フェイヴァリットブックスL(静岡・遠州小松) ポロポロ書店(宮崎) シカク(大阪・千鳥橋) 文喫 栄(愛知・栄) ten(佐賀・唐津) Yamamoto Market 山本書店(高知・黒潮町) 675

    1,540円

  • 『ウィークリーウエモトvol.2 きょうも誰かを待っている』(自主制作)

    ウィークリーウエモトvol.2 きょうも誰かを待っている 2023/6/10~2023/6/16 今週のトピック 窓目くんの作るビリヤニ/パートナーの不在/急性期の過ごし方/代田橋「予感」/二日酔い/脱・日記/太田靖久さんと上半期をおさらいする会/phaさん/七対子/西(シャー)/ハイバイ「再生」/始まっちゃうと終わっちゃう/次回の文フリ/banvox/小森はるかさん/『われわれの雰囲気』増刷/滝口悠生お気に入り麻婆豆腐/文學界/とくさん/ヨッシー/三回目の結婚/立花文穂さん/海賊版/六年前にもらった誕生日プレゼント/代田橋にあったミスタードーナツ/「しじん」/長崎堂のバターケーキ/賞味期限の一週間切れた豆腐は食べちゃダメ!/帯巻きの日/近年稀に見るお好み焼き文学爆誕/しゃけ小島/トリプルワーク/シャリ小/タクシーに乗るというセルフケア/慶くん初個展/for my baby/わだばドーナツ屋になる/あの日のことおぼえてる? 26000字 2023年6月30日初版発行 2023年12月10日二刷発行 著者 植本一子 校正 藤本徹 装画 近藤さくら 麻雀牌 pha 協力 柴山浩紀 装丁 川名潤 新書版40P 完全手製本 ※通販・イベントでの手売りのみの販売予定です

    1,100円

  • 『愛は時間がかかる』

    通販特典としていちこステッカー3種お付けしております! サインをご希望の方はお知らせください。 ・ ・ ・ 今回、長年通っていた原宿カウンセリングセンターでトラウマ治療を受けた経験をエッセイ集にしました。 パートナーとの関係に行き詰まるたびに途切れ途切れに通い続けていたカウンセリングですが、私の担当の先生がEMDRというトラウマ治療の資格を持たれていたこともあり、カウンセリングだけではどうにもならなくなったとき、最終手段としてやってみようと試みたのがきっかけでした。 本の中ではパートナーとのことに始まり、過去のトラウマと呼べるいくつかの記憶、そしてお母さんとの関係まで、治療を通して振り返ったことがたくさんありました。治療も、本を書くことも、苦しい記憶を追体験するようでしんどい面もありましたが、この本を必要としている人がどこかにいるはずと思い、頑張って書き切りました。 初のエッセイ集です。 ーーーーー 「誰かのつらさに、大きいも小さいもない」3カ月にわたる、トラウマ治療の記録を書く。『かなわない』の著者による、4年ぶりの新刊! 『愛は時間がかかる』 もくじ はじめまして おひさしぶりです こんな自分と生きる 助走 トラウマ治療⓪ 遺言のようなもの 私は守られていた トラウマ治療① 三人のハイムシナジー お椀を買いに行く トラウマ治療② 砂金 葉山の砂 トラウマ治療③ 私は愛されていた トラウマ治療④ 五年 同じ名前 トラウマ治療⑤ 拝啓 中野先生 未来の鋳型 トラウマ治療⑥ あかるいあきらめ あとがき 植本一子(著/文) 発行:筑摩書房 四六変型判 192ページ 定価 1,800円+税 ISBN 978-4-480-81572-9

    1,980円

  • 『われわれの雰囲気』(自主制作)

    ※郵送で届くまでに時間がかかっております。場所によっては発送から2~3日かかります。ご了承ください。 ※取り扱ってくださる書店さんを『三人の日記 集合、解散!』ともに募集中です ※通販の署名不可/手売りの際にお声がけください 植本一子 碇雪恵 柏木ゆか 『われわれの雰囲気』 ピコちゃんが倒れた! 約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする...... 。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。 目を覚まさない友達をめぐる日々の記録と、意識を取り戻してからの本人による日記を収録。 今振り返って印象に残っているのは、知っていたはずの「人間はみんないつか死ぬ」の中に自分が入っている自覚がなく、今回の怪我と入院でそれが「自分も死ぬ」になったことです。またうまく言葉にできませんが、スイッチがひとつ切り替わったかのようです。そしてそれを形に残せてすごくうれしい。 (おわりにより) 目次 はじめに 何をみてもピコを思い出す 植本一子 ピコちゃんが未読だった時のこと 碇雪恵 * おわりに 怪我と入院の雰囲気 柏木ゆか 『われわれの雰囲気』 2023年5月21日 第一版発行 著者 植本一子    碇雪恵    柏木ゆか 装画 近藤聡乃 装丁 川名潤 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 ※帯の色はランダムで届きます 植本一子(うえもと ・いちこ) 1984年広島県生まれ。写真家。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、「下北沢に自然光を使った写真館 「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『かなわない』など。 碇雪恵(いかり・ゆきえ) 1983年北海道生まれ。ライター。2022年11月に自主制作本『35歳からの反抗期入門』を発売。新宿ゴールデン街のバー「月に吠える」金曜店番。 柏木ゆか(かしわぎ・ゆか) 1983年神奈川県生まれ。人事・労務担当。国家資格キャリアコンサルタント。 われわれの雰囲気 取り扱い店舗リスト ※随時追加中 Seesaw Books(北海道・札幌) BOOK NERD(岩手・盛岡) ペンギン文庫(宮城・仙台) 曲線(宮城・仙台) REBEL BOOKS(群馬・高崎) 本屋lighthouse(千葉・幕張) 青山ブックセンター(東京・表参道) SPBS(東京・渋谷) NADiff a/p/a/r/t (東京・恵比寿)
 代官山 蔦屋書店(東京・代官山) 双子のライオン堂(東京・赤坂) SUNNYBOY BOOKS(東京・学芸大学) twililight(東京・三軒茶屋) SPBS TORANOMON(東京・虎ノ門) コ本や(東京・神楽坂) 模索舎(東京・新宿) 古書ソオダ水(東京・早稲田) タコシェ(東京・中野) amleteron(東京・高円寺)
 コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 予感(東京・代田橋) TRASMUND(東京・下高井戸)
 サンブックス浜田山(東京・浜田山) 今野書店(東京・西荻窪) 
BREWBOOKS(東京・西荻窪) 古書防波堤(東京・吉祥寺) 本屋Title(東京・荻窪) UNITE(東京・三鷹) 小鳥書房(東京・国立) 古書ビビビ(東京・下北沢) 日記屋月日(東京・下北沢) 本屋B&B (東京・下北沢) 葉々社(東京・大森) 本屋イトマイ(東京・板橋) 小岩BUSHBASH(東京・小岩) 往来堂書店(東京・千駄木)
 生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 北書店(新潟・新潟市) ニカラ(新潟・佐渡島) 栞日(長野・松本) ひなみ文庫(長野・飯田) ひばりブックス(静岡・静岡市) ON READING(愛知・名古屋) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・名古屋) 本屋旅の扉(愛知・豊橋) mitts fine book store(滋賀・彦根) メリーゴーランド京都(京都・四条河原町)
 恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺)
 誠光社(京都・河原町丸太町) スタンダードブックストア(大阪・天王寺) FOLK old book store(大阪・平野町) black bird books(大阪・豊中) MoMo Books(大阪・九条) 本の栞(兵庫・神戸) 
1003(兵庫・神戸)
 奈良 蔦屋書店(奈良・奈良市) ほんの入り口(奈良・奈良市) とほん(奈良・大和郡山) だ菓子とドーナツと本の店  ポトラ(鳥取・八頭町) 
READAN DEAT(広島・広島市) 本屋ルヌガンガ(香川・高松) MINOU BOOKS(福岡・うきは市) ナツメ書店(福岡・古賀) 本灯社(福岡・平尾) とらきつね(福岡・唐人町) 古本と新刊scene(熊本・熊本市) Bareishoten(大分・金池町) 
KIMAMA BOOKS(宮崎・宮崎市)
 本と商い、ある日(沖縄・うるま市) ビーナイス(webshop)

    1,430円

  • 『個人的な三ヶ月 にぎやかな季節』(自主制作)

    今年も自費出版で本を作ってみました。 その名も「個人的な三ヶ月 にぎやかな季節」です。 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録を 約12万字に及ぶ日記でお届けします。 緊急事態宣言下で身の回りに起きた数々の出来事・・・ とうとう上の娘が小学校卒業したと思ったら、 パートナーは仕事をやめ、新しい道を模索することに。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 家族って、結婚って、一緒に生きるってなんだろう。 ※署名はつけておりません ※石田商店特典として、編集協力・柴山さんによるエッセイ「大きく息をするひと」付き ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「個人的な三ヶ月 にぎやかな季節」 植本一子 目次 2021年1月 2021年2月 2021年3月 あとがき「ミツは存在しない」 ¥1600+tax(1760円) 176ページ(カラー写真16ページ) 185×130mm  コデックス装 デザイン 坂脇慶 編集協力 柴山浩紀 印刷・製本 inuuniq ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    1,760円

  • 『7月の2日間 わたしのすきな家族』(自主制作)

    家族ってなんだろう。 「家族写真」を撮ることを仕事にしている私は、そんなことをよく考えます。 自分が生まれ育った家族に自信が持てず、自分の家族を持った今でも、家族がなんなのかよくわからない。 そんな時、京都にある本屋さん「メリーゴーランド」の店長・潤ちゃんの家を覗いてみようと思いました。 今回、写真展のために丸一日をかけて、潤ちゃん家族(潤ちゃん、迅くん、ようよう、せっちゃん)をカメラを通して追いかけました。偶然にも撮影へやってきた日に元首相の銃撃事件があり、さまざまなことを考えることになり、それを文章にまとめました。 あなたは、あの日何を考えましたか? この人たちと一緒に過ごして、自分が感じるものを知りたい。 私と、京都のある家族の、二日間の記録です。 およそ3万字弱 32ページ・自家製本

    1,000円

  • 『ウィークリーウエモト〜なんか作ってる自分が好き〜 vol.1』(自主制作)

    ウィークリーウエモト 〜なんか作ってる自分が好き〜 vol.1 2022/5/6~2022/5/12 今週のトピック 食べ盛りの子どもたちに作る巻き寿司とキンパ・滝口悠生レシピのスペアリブ・ボルシチは簡単・告発で思い出したこと・悲しみの朝顔・エックスフライポテト・母の日勘違い・KANREKI SISTERS・水キムチあらいのチャジャンミョン美味しい・「D.Oがいる・・・!」・1年ぶりのイニュニック山住さん・はかせの個展・円喜家のネギチャーシューメン・NHK広島・投げ売り抗原検査キット・歌舞伎町と円山町・初登場レイジくん・10年後の自分はどこにいる? こう見えて15000字あります。 著・題字 植本一子 デザイン・組版 飯村大樹 A5版20P 自宅プリント製本 色は選べません

    550円

  • 『食卓記』(自主制作)

    2022/1/7から2022/1/13までの日記になります 表紙の色はランダムに変わります A5版16P 家庭印刷 blackbirdbooksでのトークイベント(中止)の参加者特典として制作しました。 デザイン・飯村大樹

    500円

  • 『かなわない』

    新品。強制的にサイン入りです。 ーーーーーーーーーーーーーーー 育児日記『働けECD』から5年。写真家・植本一子が書かずにはいられなかった、結婚、家族、母、生きづらさ、愛。すべての期待を裏切る一大叙情詩。 ーーーーーーーーーーーーーーー 2014年に著者が自費出版した同名冊子を中心に、『働けECD〜わたしの育児混沌記』後5年間の日記と散文で構成。震災直後の不安を抱きながらの生活、育児に対する葛藤、世間的な常識のなかでの生きづらさ、新しい恋愛。ありのままに、淡々と書き続けられた日々は圧倒的な筆致で読む者の心を打つ。稀有な才能を持つ書き手の注目作です。 単行本: 288ページ 出版社: タバブックス (2016/2/5) 目次 遺影 2011年 2012年 理由 2013年 懺悔 孤独な惑星 2014年(1月) 別れを巡る日々 放棄しない ある日のお見舞い日記 2014年(5月〜6月) 手紙 早川義夫さんの文章のこと かなわない 誰そ彼

    1,870円

  • 『フェルメール』

    ※サイン必要な方はお知らせください 200ページのカラー写真と、5万字に及ぶ3週間の旅の日記。 写真家・文筆家の植本一子が、7ヵ国14都市にある17の美術館を旅して、現存するフェルメール全35作品を撮り下ろしました。 フェルメールの筆遣いと息づかい、絵画とそこに集う人々をカメラとペンで記録した「全点踏破」の旅を体験する、新しい美術書です。 単行本: 288ページ 出版社: ナナロク社 ブルーシープ (2018/9/25)

    2,200円

  • 完売『三人の日記 集合、解散!』

    ※版元在庫なし、書店で見つけたら買いです。こちらでは各店舗の在庫確認はできておりません。下記の取扱書店さんにお問い合わせください。 手売り・通販特典として書き下ろし日記のおまけ冊子(1万字)をお付けします 植本一子「2023/3/24 薬を飲んでいく」 金川晋吾「3月29日水曜/4月1日土曜」 滝口悠生「三月三十一日金曜日の日記ではない」 植本一子 金川晋吾 滝口悠生 『三人の日記 集合、解散!』 この本は、週に一度、同じ日に記録をつけた三人による、約二ヶ月間の日記です。 2023年1月1日 日曜日 2023年1月9日 月曜日 2023年1月18日 水曜日 2023年1月28日 土曜日 2023年2月2日 木曜日 2023年2月6日 月曜日 2023年2月16日 木曜日 2023年2月25日 土曜日 2023年3月5日 日曜日 今日の体調/今日の装い/今日のひとこと あとがきにかえて 植本一子 『三人の日記 集合、解散!』 2023年4月9日 第一刷発行 著者 植本一子    金川晋吾    滝口悠生 装画 平木元 装丁 飯村大樹 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 滝口悠生 小説家。1982年東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞。2016年『死んでいない者』で芥川賞。他の著書に『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『水平線』など。2022年『往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ』を植本一子と自費出版で刊行。近著に『ラーメンカレー』。 金川晋吾 写真家。1981年京都府生まれ。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。今春、『いなくなっていない父』(晶文社)、『長い間』(ナナルイ)を刊行。 また、夏には、長崎の平和祈念像や浦上のカトリック、自身の信仰をテーマにした『祈りと長崎(仮)』を書肆九十九より刊行する予定。 植本一子 写真家。1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『働けECD わたしの育児混沌記』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『フェルメール』『台風一過』、写真集に『うれしい生活』がある。今春、トラウマ治療をテーマにしたエッセイ集『愛は時間がかかる』を刊行。 われわれの雰囲気 取り扱い店舗リスト ※随時追加中 BOOK NERD(岩手・盛岡) ペンギン文庫(宮城・仙台) 曲線(宮城・仙台) REBEL BOOKS(群馬・高崎) 本屋lighthouse(千葉・幕張) 青山ブックセンター(東京・表参道) SPBS(東京・渋谷) NADiff a/p/a/r/t (東京・恵比寿)
 代官山 蔦屋書店(東京・代官山) 双子のライオン堂(東京・赤坂) SUNNYBOY BOOKS(東京・学芸大学) twililitht(東京・三軒茶屋) SPBS TORANOMON(東京・虎ノ門) コ本や(東京・神楽坂) 模索舎(東京・新宿) 古書ソオダ水(東京・早稲田) タコシェ(東京・中野) amleteron(東京・高円寺)
 コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 予感(東京・代田橋) TRASMUND(東京・下高井戸) 
サンブックス浜田山(東京・浜田山) 今野書店(東京・西荻窪)
 BREWBOOKS(東京・西荻窪) 古書防波堤(東京・吉祥寺) 本屋Title(東京・荻窪) UNITE(東京・三鷹) 小鳥書房(東京・国立) 古書ビビビ(東京・下北沢) 日記屋月日(東京・下北沢) 本屋B&B (東京・下北沢) 葉々社(東京・大森) 本屋イトマイ(東京・板橋) 小岩BUSHBASH(東京・小岩) 往来堂書店(東京・千駄木)
 生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 北書店(新潟・新潟市) 栞日(長野・松本) ひばりブックス(静岡・静岡市) ON READING(愛知・名古屋) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・名古屋) mitts fine book store(滋賀・彦根) メリーゴーランド京都(京都・四条河原町) 
恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺)
 誠光社(京都・河原町丸太町) スタンダードブックストア(大阪・天王寺) FOLK old book store(大阪・平野町) black bird books(大阪・豊中) 本の栞(兵庫・神戸)
 1003(兵庫・神戸)
 奈良 蔦屋書店(奈良・奈良市) ほんの入り口(奈良・奈良市) とほん(奈良・大和郡山) READAN DEAT(広島・広島市) 本屋ルヌガンガ(香川・高松) MINOU BOOKS(福岡・うきは市) ナツメ書店(福岡・古賀) 本灯社(福岡) 古本と新刊scene(熊本・熊本市) Bareishoten(大分・金池町) 
KIMAMA BOOKS(宮崎・宮崎市)
 本と商い、ある日(沖縄・うるま市) ビーナイス(webshop)

    1,430円

  • PDF版「個人的な三月 コロナジャーナル」

    2020年に自費出版した「個人的な三月 コロナジャーナル」をPDFで販売します。 本での累計販売数2500冊を売り上げた、植本一子「個人的な三月 コロナジャーナル」ですが、未だ感染症が収束しない2022年秋、石田商店初のデジタル配信をしたいと思います。おそらく、この世の誰よりも早くコロナについての日記を書き、本にしたこの一冊。あの頃の空気感を閉じ込めてお届け!未読の方は是非この機会にお読みください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 久しぶりに自費出版で日記を出します。 その名も「個人的な三月 コロナジャーナル」。コロナ感染症の雲行きが一気に怪しくなったと自分で感じた2月末から3月末までの約1ヶ月、毎日日記を書きました。気づけば6万字を超え、二段組96ページに。2020年のことをこの先忘れることはないと思います。まだまだ事態は収束せず、先も見えない状態ですが、自分のため、そしてお世話になっている本屋さんを応援するためにも作ってみました。1ヶ月分の日記に、あとがきのようなエッセイ「四月も継続中」を書き下ろし。どうぞよろしくお願いします。 植本一子 「個人的な三月 コロナジャーナル」 著者 植本一子   ブックデザイン 坂脇慶   編集 柴山浩紀  2020/4/30発行

    1,000円

  • PDF版「植本一子のブレブレ愛してる」

    植本一子による、平成最後のダイアリー! 2019年4月1日から4月30日までの、令和までのカウントダウンの1ヶ月間の日記と、あとがきは6月4日の自分の誕生日の1日を。500部が即完売した一冊をPDFでここに復刊! 「植本一子のブレブレ愛してる」 2019年7月8日発刊 自費出版 74ページ 著者 植本一子 題字 石田えん 編集 柴山浩紀 ブックデザイン 宮本亜由美

    1,000円