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35日後に新刊を出す植本一子(2024/10/27)

予定のない日曜日。本当は金曜から今日まで遠野へ馬のワークショップへ行く予定だったけれど、猫のこともあり今回は断念。遠野のとくさんから、メッセージと馬の写真や動画が日々届いて嬉しい。今年はすでに4度遠野へ行ったけれど、来年は行く頻度をさらに増やせたらいいな。馬と私、遠野と私については文章に書いておきたいとずっと思っている。文學界に載った、私ととくさんと馬との出会いを書いた『一緒に生きていこうぜ』は次に出すエッセイ集に入れることにした。

午後、ミツの誕生日プレゼントを買いに、中学生の娘と一緒に吉祥寺へ。リクエストされていた窯元のお皿を選ぶ。本当はお店に一緒に行って、本人が欲しいと思うものを買うのがいい気もするのだけれど、選んでもらったものの方が嬉しいという人もいる。お皿こそ好みが分かれるし、用途も人それぞれだから本人が選んだ方がいいのでは、と思ったのだけれど、ミツの食生活を娘と想像しながら、汎用性の高そうなサイズのものを一緒に選んだ。高校生の娘の誕生日も近いのだけれど、11月10日前後に誕生日を迎える人が、私の周りにはやたらと多い。

プレゼントといえばこの前こんな夢を見た。仲のいい友達から「誕生日何が欲しい?」と聞かれるのだけれど、本当に思いつかない。欲しいものがない。何もない。でも口をついて出たのは「欲しいものはないけど、支え合えるパートナーが欲しい」というもので、その言葉に夢の中でハッとした。ハッとして目が覚めた。ちなみに私の誕生日は6月である。

皿を買い、フローズンヨーグルトを食べ、久々にブックスルーエに寄る。新潮文庫で村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』上下巻買う。村上春樹を読み終わったとインスタのストーリーに書いたら、何人かの人が反応してくれたのだけど、高井戸にある喫茶マカボイさんがいろいろとおすすめしてくれたのを参考にしつつ、小6の家族旅行に『ねじまき鳥クロニクル』を持っていってノモンハンの描写が怖すぎて旅館のご飯が食べられなくなったという早熟っ子・百瀬文が擦り切れるほど読んだと教えてくれたので、次はこの作品に。

マカボイさんは去年の今頃、私が突如カサヴェテスにハマって映画を見まくっていた時期にも反応してくれた。映画や音楽、芸術に精通されているのがインスタの投稿からも伝わってくる。お店のメニューにある「ぺパライス」が最高で、思い出したら食べたくなってきたから近々行きたい。

昨日の夜の出来事を引きずって、なんだか腹に力が入らないというか、天気も相まって1日どんよりしていた。


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植本一子
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