小学1年生男子、習い事の帰り道に交番へ

「僕はやることが多いから忘れてしまうのは仕方ない」が決めぜりふの7歳男子。

最近だと先週の1月並みに寒いという日にスヌードを巻いて登校したらまるっと行方不明にして帰ってきた。

それも習い事に送り届けたときに「あれ?マフラーどうした?」「ハッ・・・」というので直前まで滞在していた学童にまず立ち寄ったのだけれども、学童の先生たちが3回探してくださったのに見つからず・・・・昨日週明け初日の教室でも探すよう連絡帳に書いたのに「え・・・・マフラーって教室にあるの?探してこなかった」と言い放つ。(むしろおかあさんがどこでなくしたのか教えてほしいんですが・・・)

さらにそのスヌードをなくしたのと同じ日、ランドセルに入っているはずの水筒が見当たらず・・・こちらは無事学童で2回捜索の後発見。

翌日、土曜日の朝。ランドセルから教科書などを全てだして、ランドセルを空っぽにして休ませるのが週末の習慣なのだがなぜか国語の教科書が2冊でてきた。

片方には、愚息の名前。もう片方には、隣の席じゃない女の子の名前。

ぎゃああああああああああああああああああ!!!音読の宿題できないじゃん!!

慌ててクラスの連絡網を引っ張り出し、SMSで保護者の方にひれ伏してお詫びしながら、受け渡しにしてご相談。無事お返事をいただき、習い事が同じだったのでレッスンの前後でお渡しすることに。・・・しかし私はTSG2019のファイナリストブラッシュアップセッション出席のためその時間不在ということで夫に引き継ぎ、無事受け渡しが完了。

そんな日々を過ごす愚息が、昨日、習い事の帰り「ひとりで帰ってこられる」というので自宅で娘と待っていたところ、時間ぴったりにGPSが動き出し、よしよしもうすぐ帰ってくるぞーと肉を焼き始めてしばらくたった頃。

ブーーー、ブーーーー、ブーーーーー(着信)

え、なぜ愚息から電話が・・・とりあえず出てみる。

母「はい、もしもし」

愚息「ママ〜あのね〜ちょっとかわるね〜」  エッ?

横で男性の声「かわっていいよ」 ファッ?

男性「●●くんのお母さんでいらっしゃいますか?こちらは●●交番です」

ちょっとまてちょっとまてちょっとまて・・・さっき息子の携帯からかかってきて、息子も最初に話したからこれは誘拐ではないし事故にあって運ばれたのでもない・・・でもなぜ交番?!なにがあった?!一瞬でパニックに陥る母。

男性「先ほど●●くんが落し物を届けてくれまして、権利関係についての確認と、未成年なので保護者の方にご連絡するということで・・・・(中略)・・・・本当に●●くんとっても偉かったですから、おうちにこれから返しますので、しっかり褒めてあげてくださいね!」

じーん。

やればできるじゃん。

過去に駅ビルの商業施設内で交通系ICカードをこれまた愚息が拾ったことがあり、その際に「僕が届ける」というので交番に連れていったんだっけ。あのときの流れを覚えていたんだなぁ。

そして、その交番には、ICカードを届けにいっただけじゃなくて、夏休みの学童から習い事への移動中に自身のサンダル両足落っことして遺失物捜索依頼をだすためにも連れていったんだったなぁ。(結局見つからなかった・・・)

そんなことをしみじみ思い出しながら、愚息が帰るのを待ち、玄関入ってきたところでぎゅーっと抱きしめた。

これで落し物も忘れ物もなくなったらパーフェクトボーイだけど、しっかりしているようでスコンと抜けてるところが今の彼のいいところということで。(私も先週学童の継続申請書類を持っていくの忘れたし、娘の保育園運動会に遅れて合流するときに乗り換えミスして開会式見逃したし、ひとのことは言えない・・・←遺伝か)

これからも、自分が正しいと思ったことを、信念もって貫く子に育ってほしいな。