人体の3大幸せホルモン~オキシトシン~
いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
3月に入り、季節の変わり目とお仕事などの忙しさで、体の不調が出やすい時期となってきましたね。
私自身も2月末から毛髪診断士という資格の講座に参加して、最新の毛髪研究のお話や、髪のエイジング、シャンプーなどヘアケア商材、脱毛症の仕組みなどの学び直しをしており、情報の整理に時間をかけておりました。
そんな慌ただしい年度末は、ストレスがどうしてもかかってしまう季節。
今回はそんなストレスの軽減をして、メンタルを安定させる3大幸せホルモンの一つ”オキシトシン”についてご紹介します。
オキシトシンの仕組みや増やし方を知って、忙しさに負けない体づくりをしていきましょう!
人体の3大幸せホルモン ”オキシトシン”
オキシトシンとは
オキシトシンとは、脳の視床下部の神経細胞で産生される神経ペプチドの一種です。
出産や授乳、子育てや他者(動物も含む)との関わりなどで、脳内や血中に放出されることから、愛情ホルモンや信頼ホルモンなどと呼ばれています。
オキシトシンの作用
オキシトシンには次のような作用があるとされています。
様々な脳領域の活動に影響を与え、ストレスや不安、イライラを抑え、自律神経を整え、集中力ややる気を向上させる
脳内のオキシトシンはエネルギー消費を上げ、体温を上昇させる
ドーパミンやセロトニンの働きを高める
また、令和4年9月21日の名古屋大学の研究によると
オキシトシン神経路の活性化が、交感神経の活動を高め、褐色脂肪細胞の熱産生を起こすとともに、心拍数を増加させる
寒冷刺激やストレスなどによる日常的な熱産生をオキシトシンが増強している可能性がある
との研究結果があり、オキシトシンの増加は肥満防止にもつながるのではないかという予測が立てられています。
オキシトシンの作用の仕組み
オキシトシンは脳の視床下部で作られ、主に脳下垂体を介して血中に放出されます。
また、オキシトシンを産出する神経細胞(オキシトンニューロン)は、褐色脂肪細胞の熱産生を駆動する吻側延髄縫線核領域(rostral medullary raphe region、rMR)という延髄の一部に伸びており、神経伝達をすることから、交感神経の活性化や熱産生に関わることが新たにわかりました。
オキシトシンを増やすには
オキシトシンは抗ストレスや幸福感を感じるだけでなく、体の免疫力を高め、体型維持にも役立つことがわかっています。
そこでそんな大事なオキシトシンを増やすには何をすればいいのかをご紹介します。
①愛情
恋愛や人を愛することはもちろん。ペットを愛すること、人に親切にすることなどはオキシトシンを増やします。
②交流
人と会話をしたり、一緒に何かをするなど他者と接する機会を増やすことは、オキシトシンの増加につながります。
③ストレス軽減
オキシトシンの血中濃度を下げる1番の原因はストレスです。ストレスが増えすぎると、不眠や活力の低下、栄養不足に陥ります。適度な運動や生活習慣を見直したり、自分にあったストレス発散方法を見つけて、こまめに解消しましょう。
④快刺激
美しい景色を見たり、自然に触れたり、美味しいものを食べたり。心地よいものに触れる、見る、聞く、嗅ぐ、味わうといった五感の刺激は、オキシトシンを増やします。
⑤スキンシップ
他者と触れ合うことは大事なことです。パートナーとハグをしたり、友人や家族と触れ合う。またエステやヘッドマッサージを受けに行ったり、動物とスキンシップを取ることも有効的です。
⑥栄養
オキシトシンは神経ペプチドですので、原料はアミノ酸です。1日に必要なタンパク質をお肉やお魚、乳製品、大豆製品などで摂取しましょう。また、マグネシウム、亜鉛、鉄分などのミネラルや、ビタミンDなどのビタミンが不足すると、オキシトシンの分泌や効能が低減してしまいます。
バランスの良い健康的な食生活を心がけましょう。
最後に
以上人体の3大幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの仕組みや増やし方などを解説していきました。
この3~4月はストレスがたまりやすく、精神的にも体も不安定になりやすいです。
この今の時期の養生が5月のころの健康に関わってきますので、ぜひご参考いただきながらこの年度末をお過ごしいただければと思います。
頭や首の疲労、やる気の低下、睡眠改善。
そして今回ご紹介したオキシトシンの増加にもヘッドスパは有効的です。
この年度末の忙しさを乗り切るために、お疲れがたまってきたら都度改善していきましょう。
また、お困りごとなどございましたらお気軽にご相談くださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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