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進撃のサク山チョコ次郎
チョコビスケット界においては、長年「アルフォート」が先頭を走っていた。
世に言うブルボン朝時代である。
その牙城を崩すものが突如現れていたのだ。
それが「サク山チョコ次郎」である。
こんな奴、昔はいなかったはずだ。気づいたらあなたのお側にチョコ次郎である。いつの間にか我が家ではアルフォ1に対してチョコ次郎2の頻度で買うようになっている。
こういったネーミングの商品の話題になると、必ずといっていいほど「名前を決めたときの会議の様子を見てみたい」といった会話が繰り広げられる。
しかし、ことサク山開発会議においては無駄な議論などなかったものだと思われる。
「この菓子の名前は、サク山チョコ次郎!それ以外何があると言うんですか!?」という気迫を感じる。
あるいは担当者の名前がサク山チョコ太郎だったのかもしれない。彼はチョコ次郎を世に送り出すために生まれてきたのだ。
アルフォートを筆頭に、フレンドベーカリー(江崎グリコ)やチョコビ(バンダイ キャンディ)といった競合ひしめくチョコビスというレッドオーシャンに最後尾から切り込んでいくには、サク山ときてチョコ次郎という謎の勢いが必要なのだ。
チョコ次郎はパッケージにも楽しい仕掛けが満載だ。
例えば、間違い探し。
この小さなパッケージの中になんと4つも間違いがあるという。絵柄のシンプルさが故にむしろどこが正しいのかがわからなくなってくる。
裏面には回答。
コロリン、ピチバード、メェメェという愉快な仲間たちの固有名称ゴリ押しである。鳥は3羽いるが、緑のがピチバードで他は別の名前があるのだろうか。
他には動画が見られるQRコードが掲載されているものもあるのだが、公式サイトを見てみると……
しっかりしろ、チョコ太郎!画像もなんか縦長になっちゃってんぞ!
ちなみに、紹介動画の最後には「おしまい、おしまい」というナレーション。
「はじまり、はじまり」はよく聞くけど、おしまいを重ねるのは案外ない気が。そんなに終わりを強調したいか?
おしまい、おしまい。