いよいよ埋め込み手術 〜歯日記 #16〜
<あらすじ> 10年間虫歯を放置していた夫。ずっと避けていた歯医者なのに、突然「歯医者に行く」と言い出し、覚醒。
2本抜歯を経て、いよいよインプラント治療へ。
手術前夜
仕事も早めに切り上げて寝室に入ったっきり、出てこない夫。体調でも悪いのかと心配していると
「明日、手術だから...」とワンコの瞳 ※注:アラフォー
そっか、ごめんよ。私は呑気に、抜歯くらいの感覚でいたけれど、顎にボルトを埋め込むんだもんね。立派な外科手術だよね。
そりゃ不安にもなるね。
ってことでゆっくり静かに心と体を整えて前日の夜を過ごしました。明日は少しでも安心して出かけられるように、朝から元気で笑顔でいよう!なんて考えながら。
言ってしまった...!
助手席に座る夫はどこか緊張が隠せない様子。「大丈夫、大丈夫」と言いながら、歯医者まで車で送り届けた。
「じゃあ行ってくる」と少し笑顔も見せながら車のドアを閉める夫に、思わず言ってしまった
「頑張って!」
...パタン。(無慈悲なタイミング)
あ〜〜やってしまった。と大反省。
あんなにプレッシャーや不安を感じさせないようにしていたのに、「頑張って」なんて。施術される側ってどう頑張るのよ、って話で。。
安心して手術に臨んで欲しいなと思っていたのに、咄嗟に出たのはありきたりの言葉。はぁ、こういう時に気の利いた一言が言えるようになりたいな、と考えながら、私が向かったのは近くの神社。
初詣だけでなく普段の散歩がてらに、ときどき夫婦で訪れる氏神様です。
「お陰様で、夫くんが歯医者に行くようになり、今日はインプラント手術の日です。ここまで進展しました。ありがとうございます。」
いつも見守ってくださっていることにお礼を告げながら、本当にここまで来るとは思っていなかったな〜と感慨深くなりました。
「俺、歯医者に行く」
夫の突然の宣告を聞いてから、一年が経っていました。
万事順調...?
歯医者から出てきた夫くん。ガーゼを詰めた頬は少し腫れているが、思っていたよりもスッキリした顔だったので、安心した。
「大丈夫そうだね」というと、助手席からは思わぬ返答が。
「それが、この前作ったサージカルガイドが入らなくてさ〜」と、顎を動かさないようにゆっくりと話し出す夫。
どうやら、夫くんも頑張って大きく口を開いたものの、顎の限界で、ガイドが奥まで入らなかった模様。
なるほど、、これは先生も想定外だったのでは?と思いきや、結局、ハンドで施術してくれたとのこと。さすがです。本当に有難い。
こうして、無事にインプラントの埋め込み(この段階ではボルトのみ)が終わったのです。あ〜良かった!
見守ってくださった神様、仏様、お医者様!本当にありがとうございます。
しかし!まだまだゴールじゃないのです。
テーブルの上には、たくさんの抗生物質とうがい薬。
術後のケアについては、次の記事にて。
とりあえず、一つの山を乗り越えたぞ〜!