
つらつら書いていると、解放されたい気持ちがふわっと浮いてくる、の巻。
散々、いろんな事象を自分を責める道具にして使ってきたなあ、と思うんだ。
自分責めについて、つらつら書いていくよ。
なにが出るのかおたのしみ。
わたしなど、なんの価値もない。
それどころかむしろ毒である。
わたしが近づいたらひとびとは被害をこうむる。
これを罪悪感という。
こんな自分勝手な思いをじめじめとねちねちと厭らしく汚らしく近しいひとに小出しにしては、くだらないことをして迷惑をかけていると罪悪感をもち、さらに自分を責める。
わたしに価値があると言って。
わたしはよろこびだと言って。
わたしがちかづいたら抱きしめるだけだと言って。
どうしても、どうしても、そんなことばを口にすることができなかった。
穢れた汚い醜いゴミのような自分が、そんなおこがましいことをぬかしくさることは万死に値する、デブスチビのオバハンが調子こいてんじゃねえよ。
ずっとずっとそうやって自分を責めていた。
ちいさなころはただのデブスチビだったのが、今ではオバハン、それも大阪の、という爆弾も加わった。我ながらすごい破壊力だ。
なんでわたしはわたしをこんなに嫌いになっちゃったんだろうなー。
嫌いになるような事象ばかりひろって、おおげさにして、こんな事情なわけだ、かわいそうにな、あきらめろ。
そう言っていたなあ。
あきらめろ。
ふむ。
なにをあきらめろと?
なにが欲しかったの、わたし。
うーんと、
しあわせ?
おだやかな日常?
暗くない部屋?
そうかあ。
それなら、あるやん。
もう持ってるやん。
明るい陽の当たる天井の高いお部屋を借りて、のんびり仕事して、こどもはめんどくさいけど
こどもはめんどくさいけど
あら、これかしら。
つらつら書いていて出てきたのは、これかも。
掘り下げてみよう。
うん、そうだねわたし、こどもはめんどくさいね。
90のおばあちゃんが60のこどもを心配するんだもんね。
えらいもんをひりだしてしまったもんだ。
ひりだして18年も経って、あらためてそう思う。
娘ちゃんがうまれて2ヶ月くらいになれば産後のホルモンハイも終わって、すでに「わたしは娘ちゃんの毒である」という感覚がもどっていたなあ。
元旦那さん、元お姑さん、元お舅さんが娘ちゃんを微笑ましく見つめていると、「わたしさえ居なければ完璧な光景だ」
「わたしなどが存在して申し訳ない」
と思っていたっけな。
うわあお。
完全なる罪悪感。
わたしがひとさまの心の動きに鈍感であるのは、無価値なうえ害を為すじぶんを認めるのが痛くて、苦しくて、感情に蓋をしてきたからなのだなあ。
あらためて、そう思う。
こうして、むかしの痛みがよみがえってくる時は、むかしのわたしが「今のアンタならわかってくれる」と、感情を解放してくれている。
なら、あじわうよ。
むかしのわたしよ、かあちゃんになりたての今では信じられないほどか弱かったわたしよ。
なにをおそれていたの?
娘ちゃんが可愛くて可愛くて可愛くて可愛くてたまらんかった。
可能性しかないこの子の存在がこわかった。
わたしがつぶしてしまうのではないか。
わたしなどが母になるなどおこがましいのに。
そんなことを言っていたらかあちゃんなどはやっておれぬので、前に進むためにわたしはその気持ちに蓋をしたんだね。
どうして、元旦那さんにこの気持ちを聞いてもらわなかったんだろう。
元旦那さんも「そんなんいうてもやるしかないやん」っていうタイプやから、言っても無駄やと思ったんかな。
もともとそんなことを人に相談できるやわらかさなど持っていなかったし、感情は蓋をするものだと思っていたものな。
おーい、かあちゃんになりたての若いわわたしー。
こわかったねー。
おそろしかったねー。
ひとりで抱え込んじゃったねー。
もうこの子を産んだからにはがむしゃらになるしかないと沢山の武器を背負って。
防具も回復道具も要らねえ、敵はぶっ潰すのみ、その精神はさすが自立系武闘派女子の最前衛部隊だぜ。でも馬鹿だよな。
その結果、アンタはぶっ壊れてゾンビになって、フリンなんかしてじぶんをごまかすことになるんだ。
長丁場、お金をかけて防具をあつらえたり回復道具をそろえたり、宿で休んだり魔法をかけてくれるなかまにたすけをもとめたり、したかったよね。
アンタはもう大丈夫だ。
安心してわたしの糧になれ。
以上、つらつら、終わり。
今日のドーパミン
●罪悪感とは、幼稚で無力でなじぶんが駄々をこねて暴れてそれをいなすのにエネルギーを使い疲れ果てているような状態である。
●わたしの場合、自分への怒りとしてこれを蓋してごまかすことが多い。
●解消するには、「ああ、わたしには罪悪感があるなあ」とひとまず認めてあげる。
●ただ「罪悪感というものがあるんだ」と、感情をこめずに認める。
●ものごとに意味をつけるのはいつでもじぶんの脳みそちゃんのワガママ勝手なのである。
読んでくれてありがとう。
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