自己肯定感は高くなくても別にいい
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さあ、お前の罪を数えろ!
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ってのは、菅田将暉さん主演ドラマ「仮面ライダーW」のキメぜりふだったなー
ちっちゃかった息子にいっぱい買わされたわーライダーベルトのおもちゃ。
(男子を産んだ母ちゃんの何割か、わかってもらえるよね?)
ほんで、よくこのキメぜりふをキメポーズつきで言われたー。
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おまえのつみをかぞえろ!
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母親におまえとはなにごとー!
って追いかけて、
逆さ吊りにしてブラブラ揺らす刑を執行したもんだー。
そんなふうになんでもない顔をしていたけれど、
夜になって息子がすやすや可愛く寝ている顔を見たとき、かあちゃんは罪を数えたもんだ。
今日もいっぱい怒ってごめんね。
早よしなさいばっかり言ってごめんね。
ちゃんと話聞いてあげられなくてごめんね。
もっと30分早く寝かしつけてあげられなくてごめんね。
時間かけて美味しいごはん作ってあげられなくてごめんね。
こんなあたしがかあちゃんでごめんね。
こんなふうに毎晩毎晩罪を数えているうちにねー
ただの後悔は重い重い罪になっていったんだよー。
あたしはできそこないだ。
他のお母さんたちと比べてかなり劣ってるんだ。
子供を産んではいけない類の人間だ。
なのに産んでしまった犯罪者だ!
みたいにね、自分のことを、極悪凶悪な死刑囚にしたてあげていくんです。
若い母ちゃんであったイチカさんは、
自分の大切な息子に「癒着」していたんです。
そんなわけで今日は
癒着のおはなし。
無料カウンセリングサイト
「ココロノマルシェ」
にいただいたご相談にカウンセリングしながら説明するよー。
昔の事を、責め続けてしまう件について
2023年4月9日
Yakoさん
創作は出産とおなじ
Yakoさーん、こんにちはー!
マルシェのカウンセラー、イチカです。初めましてー!
創作してらっしゃった方だー!
うれしいー!
私は「つくりだすひと」が大好きです。
産み出すチカラ、いのちを吹き込んで育てるエネルギーをお持ちですからー!
そんな方々がその肌の内側に、ひそかに燃やしておられる情熱を感じるときが好きです。
ものを創作される方はあまねく大地の女神である、と私は思っているんです。
母とは我が子に害なすものに牙を向くもの
さてみなさん、ここで質問です。
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Q : すべてを生み出す大地の女神というのは、この世のすべてを慈愛で満たすものであるか。
はい◀︎
いいえ
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A : いいえ
大地の女神が慈愛で満たすものは、我が身が産み育てているものと、
それを守るコミュニティに属するものだけに限る。
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「子を連れた熊がいる時期に山に行ってはならない」
「猫が出産したら子猫にさわってはならない」
「出産後の動物は、子供に近づくだけでも母親に攻撃される」
って、みなさんもどこかで聞いたことあるよね。
母というのは、自分が産んだものだけを守ります。
それ以外の存在は、我が子に実利があるかないかで判断します。
Yakoさん、私は勝手に想像します。
いまも悔いておられる過去の若かったころのあなたは、
ご自分の創作やその姿勢、
たいせつにしているもの、
創作するにあたり絶対にゆずれないもの、
そういったものが、
他者におびやかされそうだったんじゃないかなー、って。
言うなれば、我が子が危険にさらされているわけです。
だとしたら、母なるものはその子を守るのは当然ではないですか。
だってね、
Yakoさん、そのときから時間が経っても、こんなにもご自分を責めておられるから。
なーんにも理由なく、
「ただいじめたいから」とか理由もなく相手を攻撃する方とは思えないんですよねー。
それに、ある意味クリエイター同士はぶつかりあってあたりまえだと思うんです。
(私たちカウンセラー同士もね、そりゃあもぉ、えげつないくらいドロドロしてますよぉー!)
私は子を産んだとき、自分が出産したばかりの熊とか、
うり坊をつれた猪とおなじになったと思いました。
ご自分の作品や創作姿勢が脅かされそうなとき、
クリエイターさんたちも同じような状態になられるのではないかと思うんですよね。
Yakoさんは攻撃した。
そして相手も我が子を守るための攻撃をし返してきた。
そんな状態だったと思うんです。
お互いがいのちがけ。
っと、
あれー?
いまね、大阪の日本橋の喫茶店でこれを書いているんですが、
ここは観光地でね、旅行者さんがたくさんいます。
この喫茶店にもいろんな国からの旅行者さんが一息つきにきています。
そんでね、いまね、
私の後ろから、「ケンチャナヨ」ってことばが聞こえてきました。
韓国語で「だいじょうぶ」って意味です。
なんだろ、運命っていうかかみさまっていうか、なにかがYakoさんに言ってくれたみたい。
いや、マジでマジで。つくってない。ホンマやて。
Yakoさん、だいじょうぶやわー。
Yakoさんはだいじょうぶー。
Yakoさんは罪を犯してないよ。
たいせつなものを守りたかっただけだよー。
Yakoさんも、けんかの相手も、
ケンチャナケンチャナー。
あっ、
嫌韓のひとやったりする?
だったらごめんね?(滝汗)
こんなふうに、我が子や我が子同様の作品に対して、
自分とおんなじいのち。
あたしとこの子は一心同体。
この子はあたしのすべて。
そんな状態になることを、癒着といいます。
ぴったりくっついて、世界が自分たちだけになるんです。
世界にはほかのひとたちがいて、それぞれ生活していることが見えなくなるんですね。
「あたしたちだけの世界」で生きているんです。
でもね、これはしかたないことなんです。
これは、母性ホルモン
「オキシトシン」のなすわざです。
人間ってホント、そういうふうにできてるんですね。
守るものが産まれると、なんかこう利己的というか。
なんかこう非常識なママのことを
「出産と同時に理性も産み落としたんちゃうか」
とか言われたりもしますよね。
これは、そうできてるんだからもうしょーがない。
完璧につくられてないんだもん。
いろいろ「あちゃーっ」ってことやらかすのも、しょーがない。
それにあぐらをかいてわがまま放題していいってことではなくてね、
時に理性がふっとんでしまうこともあるよねー、って
自分を許してあげたいなーって思うんです。
カウンセリングしてて思う。
みんなホント、じぶんにだけすごくモラハラやもん。
Yakoさん、当時の情熱のかたまりであった愛しき若いご自分とぴったりくっついておられます。
当時のYakoさんはそれほど一生懸命で、創作に燃えていましたよね。
大事やったもん。
あのころの若かったやこちゃんは、おとなになっていろんな世界を見てこられましたよね。
さー、
そろそろ、
本気で、
あの子のことー、
ゆるしてあげましょっかー!
Yakoさんにオススメするアファメーション
あの子のやらかしを思い出したら、こんなアファメーションをつぶやいてください。
𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
「あー、オキシトシンかー」
「若かったねー」
「若くてちょっと恥ずいわー」
「しょーがないよね、創作好きだったんだもん」
「あーでもだいぶ恥ずいわー」
「もー、アンタってばホントしょーがないんだからもー」
「でもさー」
「あんなことしたわりにいいオンナに成長したわあたしー」
「うん、ホントいいオンナになったわあたしー」
「あたしってホントいいオンナだわー」
「アンタだいじょうぶよ」
「あたしちゃんといいオンナになるから」
「アンタも精進しなさいよ」
𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
自己肯定感は高くなくても別にいい
さて、Yakoさんやみなさんにお伝えしたいことがあります。
自己肯定感は別に高くなくてもいい
ってことです。
(わー
なんかみんな竹やり持ってそんな目でイチカさんを見ないでー)
自己肯定感は、高くてもいいし低くてもいいものなんです。
ってイチカさん、
「セルフイメージ爆上げワーク!ホメニッキ!」とかって
ほぼ毎日あげてるやん!
ってみんな竹やりとかパトリオットのスイッチとか構えないでー
下ろした?
竹やりとか下ろした?
じゃーつづけるね?
そんなイチカさんだからこそ言うよー!
自己肯定感は別に高くなくてもいいのだ!
あー、ずっとこれを書きたかったのよー
Yakoさんのおかげでみなさんにお伝えできてうれしいー!
自己肯定感もセルフイメージも、上げてくというか
「赤ちゃんのころくらいまで戻す」のは大事です。
そんでね、赤ちゃんの頃くらいまで戻すと、
自分のやることなすこと、ぜんぶ「ケンチャナー」になります。
泣こうが笑おうが
うんこしようがよだれたらそうが
おっぱい飲もうが
おっぱい吐こうが
ぜーんぶ「生きててよかった!」になります。
じここ(自己肯定感)とかセルフイメージを上げるとかいうのは、
実はこういうことだったんですねー。
そんなわけでYakoさん、
じここが低いときは体調も悪いし環境もよくないし、
コンディションというか人生のバイオリズムというか運命というか、
そんなものがあんまりよくないときです。
自分のせいじゃないんです。
簡単にいうと、疲れてるときです。
人間は動いたら疲れます。
よく歩いた!
よく働いた!
よく笑った!
よく食べた!
いいセックスした!
すごいオーガズムだった!
そんな後、みんな疲れますよね。
そんなときに自分の罪を数えだすと…
いちばんイヤな、いちばん思い出したくもない悪夢を上げてきます。
だって、前提が
「お前の罪を数えろ」ですから。
「夜に考えごとしてもよくない」とか言うじゃないですか。アレです。
みなさんもね。
これからなんかこころの声がうちのあほ可愛い息子みたいに
「お前の罪を数えろ!」
って言ってきたら、
「なにをー!生意気な!
(でも可愛い♡)」
ってニコニコしながら逆さ吊りにしてください。
もー、あたしのこころの声って
ツンデレー!
ってIKKOちゃんになってくださーい。
Yakoさん、ご相談をありがとうございました!
みんなでじぶんモラハラやめて、自分に口説かれ上手な自分をたのしんでいきましょうねー。
さて、今回のカウンセリングのなかで出てきた「癒着」。
今週末4月15日(土)の夕方から、ヤタ先生のYouTube LIVEで解説します。
YouTube LIVEですからもちろん無料です。
無料だけど有料級。いつもLIVE見たら本講座要らないくらい。←
コメントで質問もできますよー。
イチカさんも生徒役で出ますから、よかったらみなさん見にきてねー!