ライター講座をはじめた理由

今日は、私がライター講座を始めた理由について書いてみたいと思います。

 私は、38歳の小学校の男性教員です。昔から読書が好きで、本の中の「言葉」にハッとさせられたり、辛いときには本の中の「言葉」に救われたりして生きてきました。
 そもそも私は、「言葉」というものに惹きつけられやすい性分なのでしょう。なんとなく就いた小学校教師という仕事も実は、「言葉」に拘る仕事だったと最近気づきました。
 「どんな言葉が1番伝わりやすいかなー。」とか、「少ない言葉で分かりやすく伝えるようにしたいなー。」と考えていることが多い仕事だからです。
 そんな私がライターという仕事に興味をもったのは、一冊の本がきっかけでした。それは、佐藤友美さんの「書く仕事がしたい」という本です。その本には、こんな言葉が書かれていました。

「ライターは、取材して読者にも共有したいと思った景色をもう1度目の前で広げて見せる仕事」
「ライターは、取材対象の意図を汲み取って、日本語を日本語に翻訳する仕事」

 この本を読み進めるうちに、ライターという仕事がキラキラ輝いて見えてきました。
「私も書いてみたい!!」
そう思ってすぐにnoteを書き始めました。まだまだ、読んでくれる人も反響も少ないですが、それなりに楽しんで書いています。しかし、書いて自分で読み返したり、プロのライターの方の文章と読み比べてたりしていくうちにいくつか気づいたことがありました。

「私の文章は、なぜか読みづらい。」
「なんだか、読んでいて面白くない。」
そして、
「書いている内容はともかく、私には、根本的に文章力がないんだ。」と気づいてしまったのです。

 そう気づいた途端、すぐに決心しました。「よし、文章を習おう。」

 昨今のニュースの通り教員の労働環境は、ブラックなのかもしれません。1日12時間以上働くことがほとんどです。それでも私は、「教員」という仕事が好きです。だから、「教員をやめて、ライターになろう。」とか、「副業で文章を書く仕事をしたい。」とは、今のところ考えていません。(公務員なので、積極的には副業できないのですが…。)
 そんな私でも「良い書き手」になりたいと真面目に思っています。読む人の心を動かせるような文章を書きたいとも思っています。

 佐藤友美さんは、「書く仕事がしたい」の中で、ライターという仕事についてこんなふうに書いています。

「ライターの仕事のゴールは、読者に、この話を知った前とあとで、世界が変わって見せること」


 
 今の私にそんな文章を書けるほどの自信はありません。でも、講座を終えた後には、少しだけでも読者の心に「何か」を残せる文章が書けるように成長したいと思っています。
 あとは、欲張りかもしれませんが、教員として子供たちに伝える言葉がほんの少しでも子どもたちの成長に寄りそえるように進化させられたらなーとも思っています。


#一歩踏みだした先に

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