#月刊撚り糸 2月のテーマ『窓は開けたままにしておいて』公開しました。
毎月7日にテーマに沿った小説を公開します。また同テーマにて創作を募集し、一緒に楽しめたらと思っています。
2月のテーマは『窓は開けたままにしておいて』です。
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全投稿作品を載せています。
Twitterにて書かせていただいた帯とともにどうぞ。
1、2人の境目【短編小説】
姉妹の関係性を集約した最後の一文が良い。ミステリー小説でもない限り謎は謎のままだけど、だからこそ二人の間を見えない境目があり続ける。きっと私たちの周りにも、それはあり続けるのだろうと思った。
2、僕の小鳥
信じることって基本的に苦しいことだと思う。信じていても不安は拭えないし、諦めの予感には大人ほど敏感だから、「信じる」に「願う」を足して、どうかふたりに笑顔が訪れますように。
3、[小説] 消えた馬刺し
すれ違うだけでも人は誰かの人生を変えられる、と何かで読んだのを思い出した。すべてに意味を見出す必要はないけれど、触れ合った瞬間に感じた暖かさは、いつまでも私たちを掬い続けるのだ。
4、ジョハリ
「相手しか知らない自分」があるなんて恐ろしい。ジョハリの窓を知った時にそう思った覚えがある。でもそういう部分を開いてみたり、または委ねてみるがきっと人との繋がりなんだろうなぁ。
5、この恋を封印して
段々と収束していく予感に胸が熱くなる。恋に溺れることも自分を騙すこともしながら、それでも最後の瞬間を、手を振るタイミングを自分で決められる女性はかっこいいと思う。
6、窓は開けたままにしておいて
日常と地続きになった非日常が主人公を巣食っていく様がわたしは好き。その窓はいつから開いたままなのか、そしていつまで開いたままなのか。不思議はきっと走り続ける。
2月のテーマ告知
それでは来月のテーマ告知。
3月のテーマは『その角を曲がったところに』です。
一緒に楽しめたら嬉しいです。
ご興味のある方はコメント欄、Twitterにてリプ・DMなどで教えて下さい*
主催者のためのBACK NUMBER
主催者が今までのテーマを忘れてしまうのでまとめました。
*2021年
1月『どうして言ってくれなかったの』
2月『身も蓋もない話だね』
3月『気にしないのが一番だから』
4月『それがあなたの本音なら』
5月『夜分遅くにすみません』
6月『花を買って帰ろう』
7月『知り合いが言ってたんだけどさ』
8月『ちょっとコンビニ行ってくる』
9月『見たことも聞いたこともないよ』
10月『明後日は雨だって』
11月『もしも夢が叶わないなら?』
12月『ずっと前から知っていました』
*2022年
1月『お元気ですか』
おまけ
※主催者が洒落にならない遅刻をかましてしまったおまけです。
恋愛の綺麗じゃない部分を書きたいと思いながら、しかしそういう部分こそ本当は美しいのかもしれないと思いながら書きました。
高校生たちの、きっと一生に一度の恋のお話です。
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作品を閲覧していただき、ありがとうございました!
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