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何となくで始めたけれど、楽しくなった生涯の仕事 ~#この仕事を選んだわけ~

幼い頃は絵を描く事がとても好きな子供で、友達と自作漫画を描きあってお互いに見せたりしていたくらいでした。

なので、将来は『漫画家になりたい』と小学校の卒業文集で書いたりしたものです。

なので、将来は絵に携わる仕事をしていきたいと夢見てました。

仕事では成長と共に色々な職種があると知り、それぞれの職種について花開くまでとても大変な現実を知り、いつしか漫画家の夢は薄らいでいきました。

でも薄らいでいく中、どこかで何かが引っかかっていたんでしょう。

何となく進んだ大学では家政科関係の学科を選考してましたが、その中で教職課程を取っていたので、『衣食住』全てをを学びました。

そして、成績では『住』の課程が成績が良く、もっと住について知りたいと考えるようになりました。

折しも就職氷河期。
内定で事務職を頂いていましたが、どうしても自分の中で納得出来ずにハローワークの職業訓練校で建築設計の勉強を1年する事にしました。

図面を描いたり、パースを書いたりする授業はとても好きでした。

あぁ、絵を描く仕事はこんな所にも存在していたんだ。
と本格的に建築で図面書きの仕事を初めて知ったのもその頃です。

学校では設計事務所が描く為の授業でしたが、ハローワーク提携なので、就学後にはハローワーク斡旋の職業が紹介され、就職の手助けをしてくれます。

設計事務所に入社する事も可能でしたが、私がそこで選んだのは『施工図を描く仕事』でした。

職業訓練校では施工図を描く事は教えてもらえません。
施工図はそれぞれの業種が設計図を元に施工(作る)為の図面になります。

図面でも新しい事が覚えられる!!と思い、その会社を選びました。

1年目は実際に作る施工の納まりを覚えるのに必死でした。
会社に教えられ、職人に教えられ、現場がどう納まっていくのか考えて図面を作る仕事に楽しさを覚えました。

施工図描きとして数社渡り歩いて、様々な現場の納まりを知った時のある一社で、『施工図が描けるなら現場も見られるだろう』と現場管理の仕事を任されました。

その時は単に現場の数より監督になる人が社内に足りなくなり、仕方なくと言う感じで、その1現場だけみたいな感じで、始まりました。

が、何故か、次も現場管理…………
しかも、1番最初は発注とかは先輩や社長がしてくれてましたが、次は発注もと言います。

発注するにはもちろん施工図が必要となるので、施工図描きの仕事と共に現場を見るようになりました。

その後、元請けの方がらの信頼も得て、営業、受注、発注、現場管理、仕事終了の決算報告まで1連の業務をやる様にまでなりました。

そこまでなるのに役5年程。

初めは就職氷河期で何となく得意だった科目からの専門分野の学びからの就職先での仕事への繋がり。

実際に設計が出来るから施工図を描けるという人がいるのかどうかは分かりませんし、施工図が描けるからと言って現場管理が出来るとは限りません。

が、仕事の流れで現場管理までいった自分の仕事。

良かったか悪かったかと言えば、まぁ、良かったのではないかと思います。

色々な人と出会えたり、出来ないことを歯を食いしばりながら頑張ったり、自分にとっては内定をいただいていた事務職をやっているより、楽しくやりがいがある人生を歩めているのではないかと思います。

ハッキリと自分自身で選んだのは初めの会社を選んだ時だけだったかもしれませんが、今の仕事は間違いなく自分の成長をさせてもらえた職業だったのではないかと思います。

女だから出来ないとか言われていた時代でしたが、女だから出来る事も沢山あります。

いや、性別とかではなく、自分に今まで関わってくれた方々は私を一人の人としてキチンと見てくれたのではないかと思います。

選んだのは何となくボンヤリとした元で選びましたが、きっと大切なのはその後の自分へのやりがいを見つけ、行なっていく体制なのではないかと思います。

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