キッチンカー営業の1年目を振り返ってみる
どうもこんにちは。
苺屋あとりゑのしょうです。
今回は2023年7月末〜2023年11月上旬までの約4ヶ月間営業したキッチンカーについて振り返ってみようと思う。
クラウドファンディングのネクストゴール
キッチンカーについては、イチゴ農園のオープン前(2022年10月)に実施したクラウドファンディングで、ネクストゴールに設定した経緯がある。
クラウドファンディングでは、ネクストゴールの目標であった300万円は達成できなかったものの、当初の目標金額の300%にあたる222万円のご支援をいただいた。
その、クラウドファンディングでいただいた収益と、イチゴ農園の1年目の利益を活用して、
キッチンカーを用意することとなった。
車のベースカラーは当初予定していたベージュ(ブランドカラー)ではなく、あえてシンプルに白にすることにした。
キッチンカー購入の理由
キッチンカーの購入を検討した理由は、以下の4つが主な理由だ。
⚫︎フードロス解消:
イチゴのオフシーズンに、はねだしのイチゴを使って飲食品を販売したい。
⚫︎農園のサービスの充実:
農園に飲食品の営業許可をとったスペースを作りたい。
⚫︎好奇心:
固定店舗ではなく移動販売でいろんな地域を周りたい。
⚫︎暇つぶし:
休日の暇つぶし。
農業は繁閑の差が激しく、同じように考える農家は案外多いらしい。
全国に目を向けると、意外とたくさんの農家が閑散期にキッチンカー営業をしている。
キッチンカー営業までの苦労
さて、何事も思い描くまでは簡単なのだが、実際に行動し始めると、思ってもみなかった苦労に直面するのである。
私たちが苦労したのはこちら。
保健所の営業許可
キッチンカー営業をするためには、出店する地域を管轄している保健所の許可を取得しなければならない。
私たちは山梨、埼玉、東京の3地域で出店を予定していたため、各県の出店予定地を管轄している甲府(山梨)、鴻巣(埼玉)、渋谷(東京)の営業許可を取得しに行った。
ちなみに、簡単に整理するとキッチンカーの納車から営業までの流れはこのような感じだ。
①キッチンカー納車
↓
②保健所の許可取得
↓
③出店するイベントへの申請(出店の1-2ヶ月前)
③'キッチンカー内装の整備(③と同時期)
↓
④出店
つまり、納車後は保健所の許可取得が決まらないと、次の工程に進めず、出店できるイベントがどんどん先延ばしになる。
仮に順調に進めたとしても、納車から営業開始までに1-2ヶ月のタイムラグが発生するのだ。
そして、中でもやっかいだったのは営業許可申請のためには、わざわざ事前にアポをとってから、県外の保健所に行かなければならないということ。
この手間を考えると、行ったからには確実に許可をもらわないととんでもなくがっかりすることになるし、その後の予定も崩れていく。
スムーズに営業開始したかった私たちは、念入りにキッチンカー制作のプロに相談し、満を持して、渋谷の保健所に行った。
ところが事件が起きる。
なんと、他の管轄では問題なかったのだが、渋谷独自のルールがあったのだ。
車の部品をやり直さなければならないため、すべてのスケジュールが後ろ倒しになった。
そんなこんなで、当初予定していた営業が1ヶ月ほど遅れ、今シーズンの東京への出店は見送ることになった。
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今考えれば、保健所申請を代行してくれる丁寧なキッチンカー制作会社を利用したり、認可のハードルが低い保健所で許可をもらったりという手段もあったよなぁと思う。
メニュー開発
そして、二つ目がメニュー開発。
これに関しては今まで全く経験がなかったので、看板商品はプロに委託することにした。
▲松田賢哉さんのHP
プロに依頼すると、レシピは素人では到底思いつかないハイレベルなものを提案していただけた。
ところが、生クリームの絞り方などの技術的な分野と、材料や容器の選定などの知識的な分野の全てが初体験で営業開始までにとても苦労した。
営業の成果
で、結果はどうだったの?
っていうところもまとめておきたい。
結論からいうと、当初の目標に対し、1.2ー1.5倍くらいの売り上げだった。
一年目はイベントの内容はなるべく選ばず、できるだけ色んなイベントに出店するようにした。
そうすると、何となく出た方がいいイベントと、残念ながらそうではないイベントというのは掴めた気がする。
出店するイベントを絞っていくことと、
今期は営業できなかった6〜7月の営業を視野に入れると、来期にはまだまだ伸び代を感じている。
キッチンカーで億万長者になるのは難しそうだが、暇つぶしと広告宣伝として考えると、かなり良い時間の使い方だと感じた。
今後の展開と課題
これからの時期は、イチゴのオンシーズンだ。
週末限定かもしれないが、農園での飲料販売もやっていきたい。
また、今期はできなかった東京への出店と、各地域で開催される主要なお祭りに積極的に参加をして、自分たち自身も楽しい週末を過ごしたい。
それと、
キッチンカー営業の醍醐味の一つは、移動して日銭を稼ぎ、移動した先の飲食店で美味いものを食べること。これも引き続き来年の楽しみだ。
と、まぁこんな感じで、キッチンカーを利用して楽しい人生を謳歌するのが直近の目標なので、また車を見かけたらぜひみなさん立ち寄って欲しいです!
以上
苺屋あとりゑのしょうでした!
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