いちご農家さんを訪ねる
こんにちは。しょうです。
いちご農家について調べてみた我々は、いちご農家になることが出来ればきちんと稼げる可能性を感じた。
ところが、初期にかかる資金の調達や土地の借り入れなどの壁がかなり高く、参入障壁があることも学び、一度は夢から目を背けることになった。
しかし、そう簡単には夢をあきらめるわけにはいかない。
我々は直接いちご農家さんに相談すれば何か教えてもらえるかもしれないと思い、いちご農家さんを訪問してみることにした。
訪問したのは、山梨県内でも有名な石和いちご館青柳さん。
青柳さんはいちごだけでなく葡萄も栽培している人気の農家さんだ。
知人の伝手で青柳さんのいちご農園を見学させていただいた。
そこで、学んだことがコチラ
①ハウス代だけでも3000万程度はかかる。
②無利子無担保の融資を受けられる。
③いちご狩り園なら最低でも2反以上の規模のハウスが理想。
④大変だが低所得ではない。
①ハウス代だけでも3000万程度はかかる
事前に調べた通り、やはりハウス代は高額であった。さすが、施設栽培といったところだ。そして、ハウスの他にトイレや冷蔵庫、倉庫など他にもいろいろな設備が必要となる。もちろんそんな金額の貯金はあるわけがないので、金融機関等に融資を募らなければならない。始めるにはかなりの度胸が必要となることが明らかとなった。
②無利子無担保の融資を受けられる。
我々は初期投資費が高額であることに目が眩んだが、青柳さんは我々が本気でいちご農家を夢見るのならば是非やった方がいいと背中を押してくれた。どうやら高額なハウス代は青年等就農資金を利用すれば無利子無担保で借りれるらしい。そして他にも農業にはいくつか補助金もあるので、調べてみた方が良いとアドバイスをいただいた。実際に青柳さんも様々な補助金を利用しているとのこと。
③2反以上の規模のハウスが理想。
少額から始めたいので、まずは1反くらいの小さいハウスで始めるのは?と考える人も少なくないだろう。しかし、いちご狩り園を開業するにはお客さんを満足させるだけのいちごの量が無くてはならない。いちご狩りは団体客も多い。大勢のお客さんを毎週呼び込むためにはそれなりの規模のいちご狩り園をOPENする必要があるのだそう。また、ハウス代を節約しようとして、はじめは電照や炭酸ガス等の設備をつけずに後からつけようとすると、かえってその方が導入コストが嵩む場合があることも教えてくださった。
④大変だが低所得ではない。
そして、いちご農家は繁忙期は忙しいものの低所得というわけではないということも教えてくださった。青柳さんは息子さんが一緒に経営するようになってからは、ネット販売に力を入れ、コロナ渦にもかかわらず売れ行きが好調とのことだった。
以上がいちご農家さん訪問の収穫である。
新規就農でいちご農家になりたいという夢はリスクを伴うが不可能ではないことがわかった。
ただし、いちご農家になるためには資金調達や土地の借り入れなど、まだまだ事前準備が必要であることが良く分かった。
果たして、我々はいちご農園開園という大きな壁を突破してその先にあるイチゴの果実をもぎとることが出来るのだろうか。
我々のいちご農家になるまでの物語は続く。
(これは2020年の出来事である)