1寸先
毎日毎日あっという間に過ぎていく
よく言う何気ない平凡な日こそ
それはとても大切な日だということ
ひらがなの
「ま」は「ほ」にもなりうる事
「い」は「り」にもなれる事
「な」の中に「よ」がある事
そんなことを思った小さい頃
急な坂道を自転車で必死にこぎながら
地球は丸くないと思った高校生の頃
80歳まで生きるとして
4分の1が過ぎ去った
残りの4分の3よりも
過ごした4分の1は何よりも濃かった気がする
まだ80歳まで生きてないけど。
過去にすがりたくなる
思い出に沈殿したくなる
過去は眩しくて安定した変わらないものだから
次の街に進みたくないRPGみたいだ
一寸先は闇
一寸先は光にしたい
1寸はちなみに3.03センチ