カップヌードルチャーハン
カップヌードルチャーハンが少し前に流行った。
カップヌードルに浸るくらいの水をいれてふやかし
それとご飯と卵で炒めてできる
チャーハンのことだ。
美味しいらしい。
1度作ってみたいとは思っていたが
カップヌードルをそのまま食べたり
普通にチャーハンを作ったりと
機会がなかった。
「ねえ、コレ見て。
カップヌードルチャーハン作ってみたくない?」
そう提案してみる。
「何これ…美味しそう…作ろう。」
プレゼン成功である。
もう深夜23時。
空いているのはコンビニだけだ。
コンビニに向かい
卵とカップヌードルを買う。
「箸はお付けしますか?」
今から食べるのは
麺としてのカップヌードルではない。
チャーハンとしての
カップヌードルなのだ。
「スプーンをください。」
そう言った瞬間
店員に動揺がみえる。
(こいつ…カップヌードルをスプーンで食べるのか…と。)
そして放たれる質問、
「スプーンは1つでいいですか?」
今から作るチャーハンは2人前だ。
もちろん答える。
「スプーン2つください。」
明らかな動揺だ。
(1人ならまだしも…
この2人…カップヌードルをスプーンで食すだと…。)
スプーン2ついれて会計を済ます。
「ありがとうございましたー」
そう店員は言い、
私達はコンビニを後にする。
「今の店員さん、
心の中でこの2人カップヌードル
スプーンで食べるの?って顔してたね。」
「そんなこと思ってたかな。」
でも結局
スプーンを使うのを忘れて
家のスプーンで食べる。