あさイチ~一万円選書~
今朝あさイチにて「知ってビックリ!イマドキの本屋さん」という特集が放送されました。その中の一つ、いわた書店さんの一万円選書が取り上げられていました。
一万円選書とは、いわた書店の社長さんがお客さんのカルテを元に、その人に読んで欲しい本を選んで下さる大変有難いサービスです。社長さん自らが選書して下さるので申し込みは抽選方式です。私は昨年10月の抽選に応募し、3月に当選しました。
私が一万円選書を知ったのは、何気なく観たテレビ番組です。一万円分の本を選んでくれる。そのシステムと岩田さんの人柄がとても印象的でした。これは応募したい。早速ホームページへ行くも、大人気のため受け付け中止中でした。それからはちょくちょくホームページを覗く日々。一ヶ月ほど忘れて焦った時もありました。受け付け再開のお知らせを見た時は大喜びしたほどです。
そこに辿り着くまで1年半。
だからといって、当選するとは限らない。早速申し込みをし、毎月の抽選のお知らせを見ては落選を知るという何とも悲しい思いをしてきました。
そして3月、当選のお知らせを受け取ったのです。
いわた書店さんからメールで送られてくるカルテとよばれるアンケートを丁寧に書きました。まずは心に残った本BEST20。本棚とにらめっこです。読書記録を見返したり、数冊取り出しては読み返したりの20冊。ずいぶん入れ替えた末の20冊。ここで一日を終えました。
次に人生の中での楽しかった事や悲しかった事など包み隠さず書きました。なぜかスラスラ書き終わりこれで大丈夫だと納得し、いわた書店さんへ送信しました。
いつ本が届くのかなとワクワクする日々。そんな中、NHKさんの「あさイチ」の取材を受けてくれませんかというメールが届きます。迷いました。ものすごく悩みました。そして「簡単なものなら」という、あくまで簡単な取材なら!というスタンスでのお返事をしました。
後日、電話での取材を受けました。
そのまた後日、ご自宅での取材を!という事でわざわざ東京から来ていただきました。そこで
是非撮影を!という流れになったのであります。
そして本日、少しだけ私とその子供たちがテレビに映りました。お恥ずかしい。
放送では、岩田さんが私のための一冊を選んで下さる場面がありました。これには本当に感激しました。そしてこんな風景を実際に拝見できる事に感謝しました。選んでいただいた「きみのためのバラ」。小さな世界から外へ出たい、色々な所へ旅に出たいといった私にピッタリな沢山の国や場所の出てくる、そして深い一冊でした。
今回とても貴重な経験ができ「本好きで良かった」「趣味が少しだけ役に立った」と、ささやかな満足感に浸っています。放送を観ていただいた方からお褒めの言葉もいただきました。この歳になるとあまり褒められる機会もないものですから、素直に嬉しく思います。
ただ、やっぱりテレビに自分が映って話しているのって不思議ですねー。