ワクワクする気持ちを伝えたい。
子供たちの通う中学校から配布されたであろうKADOKAWAの小冊子。
夏の文庫ベストセレクション
テーブルの上にポンと放置と言いますか、いやさり気なく置いてあったと言いますか。危うくゴミ箱へ放りそうになったのをハッ!っと止めた私の反射神経の勝利としておきますか。その小冊子を手に取り
なぜにこれほどまで本に興味を持たない!
と憤っていたわけです。
我が家には200冊程の小説と、恐らく1000冊はあるんじゃないか?というマンガが至る所に点在しております。
注)小説は全部私のコレクションなのでちゃんと一箇所に保管してますよ。
私は根っからの読書好きなのでマイペースにのんびりと日々小説を読んでおります。そんな私の子供五人中、三人は読書に全く興味を示さない。ありがたいことに男女一人ずつ「本の虫」がおりますが。
この「夏の文庫ベストセレクション」
沢山のタイトルが紹介されています。もうこれだけでワクワクが止まらない。タイトルと装丁と簡単な紹介文が所狭しと並んでいる。どう表現すれば良いのか、こう胸の奥の方からウズウズソワソワする感じ。
はぁー!読みたい!
これ全部読みたい!
これが私の感覚です。
書店で延々と過ごす感覚で小冊子を熟読する。何とも幸せな時間です。恐らく何冊か購入するでしょう。
この気持ちを伝えたい。
興味を持たない我が子達は私の小説コレクションの数冊を手に取り一言「文字が多い」と言います。読書の入口ですら到達しない。この沢山の文字の中にある感動やドキドキやワクワクや時には恐怖など、その先にあるものを「空想」の中で体験して欲しい。その想像力があらゆる面で役に立つ日が来るかもしれない。何より、知らない世界を知れる事でその後の生き方に何かしらのプラスになるかもしれない。
これを伝えたい。
いや、伝わって下さいお願いします。
子供の頃、図書室の本棚にギュウギュウに並んでいる本たちをワクワクしながら眺めていたのを今ちょっと思い出しました。ほんの一部しか読めませんでしたが。それでも結構読んだのではないでしょうか。もう覚えていませんけど。
この夏、子供たちが特別な一冊と出会えますように。