【要約】自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術
この記事を読むと・・・
・無理をすることがよくないか、わかる
・無理をしている時の症状がわかる
・どうすれば無理しないか、わかる
身近な時間を学びに変える、通勤大学
1. 無理しちゃダメ、休め
日本は毎年2万人が自殺しているストレス社会です。毎朝つらい気分を抑え、頑張って出勤している人も多いでしょう。確かに先輩や同僚が自分よりももっと頑張っている姿を見ると、「自分だけ楽するわけにいかない」と働いてしまう人もいるのではないでしょうか?
残念ですが、その働きは報われません。それどころか無理を続けていればうつ病になってしまい1年2年を治療に費やすことになります。身体は資本です。
まず、この本では「無理をしてはいけない」ことの重要性が書かれています。
自衛隊で中や車両の機械整備をする訓練がありますが、その時に何度も言われることが「適切な道具を使い。決して無理に力を加えてはいけない」ということだそうです。無理に力を加えると道具が壊れてしまう、壊れたら新しいものに取り替えるしかないということです。これは人間とよく似ています。無理して限界に達してしまうと人間も壊れて鬱や自殺という形につながります。
さらに、ここで言いたいのはほとんどの人は自分が無理をしているという自覚がないということです。無理をしているのに無理をしている自覚がない、
他の人と比べ「先輩や同僚はもっと残業しているし、土曜日も出勤しているだから自分はもっと頑張らなければならない」と思ってしまう。それによって自分で自分を追い込んでしまう。真面目な人ほどうつ病になってしまいます。
2. 努力で何とかなると考える人は無理をしてしまう
無理しすぎてしまう原因が頑張っている自分が好きというのもあります。なぜそうなるのかというと、子どもの頃の「頑張り癖」から抜け出せていないことが挙げられます。子供の頃は身長も体力も頭の良さもどんどん成長していくから努力すればなんでもだんだん出来るようになっていきます。
無理をしてしまう人は、子どもの頃のように努力すればなんでも突破することができるという考えに陥り、大人になっても頑張り続けてしまう。なので自分が無理していることにすら気づいていない場合が多い→上手くいかないのは頑張りが足りないからと言ってうつ病になる人がいます。
3. 無理をすると・・・
無理をしている場合はいろんな異変が起こります。
初めに体に異変が起こる異変としては
お腹が痛くなったり、眠れなくなったり、食欲がなくなったり、笑わなくなったり、だるさという症状
がでます。次に人間関係にも異変が起こり始めます。
人にイライラするようになったり、友達に話すトークテーマのほとんどが
愚痴、弱音、不満になったり、不安で頭がいっぱい
になります。さらに行動にも異変が起こりはじめます。
酒やタバコの量が増える、無性に甘いものが食べたくなる、シュークリーム一箱全部食べたくなる、やけ食い、
のようなものです。それでも無理し続けるとついに心に異変が起こってしまいます。それが「うつ病」。「うつ病」は無理した最終形態なんです。
ここまで来ると、常に不安になり自分などいない方がいいという考え方
に支配されたり、複雑な思考ができなくなったりします。
頭が働かなくなるって事で仕事でミスを連発したり、話の内容が頭に入ってこなくなる
こうなる前に、心の無理に気づけるかが、大切です。
4. 無理をしないために
まず無理をする人は目の前の目標、すなわち短期目標を負っていることが多いです。短期目標の方が力が出やすいですが、一方でやり続けていると人は疲れてしまいます。短期目標は、例えば3000メートルを100メートルずつに分けてその100m も全力で走るというのを30回繰り返しているようなものです。100m走を全力で30回とか疲れてしまいますね。
短期の目標は少しなら良いものですがが、何度も続けてしまうと自分を疲れさせる原因になるということを覚えておいた方がいいでしょう。
次は動と静のバランスを保つこと。
体を動かす仕事をしている人は動を常に動かしています。なので休日は静、つまり休日はサウナや森林浴、読書、映画鑑賞などの体をあまり動かさない趣味にしたほうがよいです。こうすることで大幅にストレスを解消することができると書かれています。
最後に時間で疲労をコントロールすることです。
やりすぎるとどこかでバランスを崩してしまいがちです。「今日は元気だからいつもより頑張ろう」とするのではなく、17時に仕事を終えると決めたらたとえ仕事の途中であってもすぐにやめてしまいましょう。終わる時間を決めておくことがとても重要なのです。
5. まとめ
本日は、心の疲れを調べてしました。最後に難しいことを言いますが、だらだらと仕事や勉強するくらいなら明日頑張った方がいいです。そして、別に無理しなくても生きていけるということを覚えておいてください。
会社は辞められない、会社は休めないと考えてしまうかもしれません。でも、それは自分で決断してしまっています。自分で決断してしまっているので、会社は働けとも言っていないし、なので守ってくれませんし責任も取ってくれません。
今の日本は無職でもある程度は何とかなるようにできています。まずは自分を守ることを考えてみてください。無理は禁物ですよ。
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