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導かれた先で出逢った茶の聖地。感謝感謝の一人旅〜岡山・広島編①〜
こんにちは!明日美です。
今日は旅の記録と心に残ったあれこれを書いて参ります。
よろしければお付き合いください🕊️
先日、ご縁あって岡山、広島の地に初めて行って参りました。
生まれや住んだ土地柄、
山陰山陽はすごく遠い場所のように感じていたのですね。
それが、こたび、夫の出張終わりに、現地合流してみようという流れで、1日目は岡山市へ。
その日一日、完全フリーな私。
夫の仕事が終わるのは19時過ぎ。
何時に入って、何をするか?!
当日まで切符も買わず、その日の自分にお任せすることに。
前日の夜、無理なく行けそうな頃合いで出発しようと思って、眠りにつきました。
そして、バチっと目が覚めましてね、、、
これは行くやつと思い、時計を見て驚く。
4:42
身体さんよ、早すぎやしませんか。
二度寝する雰囲気にもならず、いそいそと起き上がり、まだ日も登らぬ暗闇の中、電気をつけ、味噌汁を作り、ご飯をあたため、体温を上げる。
少しすると、外からスズメの声。
あー夜が明けたなぁ。今日もまた鳥が元気だ。
キャンプに行きますと、夜明けと同時に、鳥が一気にさえずり始めますよね。
そうして、木々や土や空気が一斉に目覚め始める。夜明けという鐘の音が、静かに余韻を拡げていくように。
あの感じがとても好きなのです。
話が逸れましたが、そんなわけで、朝6時くらいに家をでまして、岡山には新幹線で、10時前には到着。
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曇り空で、ひんやり。小雨が時折パラつく中、やっぱり「吉備津神社」に行ってみたいということで、桃太郎線に乗ることを決め、大きい荷物をロッカールームへ。
駅周辺は、観光客やビジネスマンで賑やか。
人同士がすれ違い、言葉を交わし合い、跳ねるようなエネルギーがグルグルと充満しておりました。
そんな光景を観ていたら、小腹が空いてることに気づいて、食べ物を物色。
岡山のお米屋さんが営むおにぎり屋さんで、おにぎりと筑前煮を購入。
1時間に一本の電車。しばし時間があるので、駅構内のベンチでひとり腹ごしらえ。
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そうして、ローカル線に揺られ数駅。
他の観光で来ていると思しき皆様と電車を降り、流れに乗って目的地を目指す。
立派な松の木の参道に迎えられ、
前方には、美しい山。
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そうしてお迎えいただいた吉備津神社。
石垣と御神木が美しかった✨
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境内に入ると、なぜか詣りたいと思う場所までウロウロ。
今回は、気の赴くままに行くと決めていたので、こっちが気になるって方向にただただ歩く。
結果、葉が落ち始めた紫陽花に囲まれた静かな静かな石塔とそれを守るように立つ立派な木と、
岩山宮という地主神様のいらっしゃる場所で参拝。
満足して帰路につく。
どうやら足が元の道を戻りたがらないので、別の鳥居から出て、住宅地を練り歩くことに。
駅に向かう道すがら、猫の親子に出会ったり、用水路で小魚が跳ねてくれたり。
そんな中、私が出会ったのはこの看板でした。
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思わず二度見しましたよね。
だって、栄西禅師といえば、中国から茶の種を持ち帰り、「喫茶養生記」を書き記し、茶を飲む習慣が広まるきっかけを作った12世紀を生きた方です。
茶の湯の道にある私にしてみたら、もうあなたがいてくれたおかげで茶の道を歩けています!!と感謝せずにはいられない方。
そんな方の生誕地があるの?
こんな気ままに歩いた先に?!
感動のあまり、足が急く。
そうして辿り着いたのが、美しく整備、保全された場所でした。
普通のお宅の敷地が入り口。
ドキドキしながら進みました。
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併設されていた案内板に、
地元の有志が栄西禅師の生誕地を大切にすべく動いてくださったのだということがわかりました。
生誕地ではありますが、手を合わせ、
ここに来られたこと
お茶の道を歩くことができていること
たくさんのお茶の道の先人たち
ここに自分がいるという全てのことに
ただただ感謝の想いが湧きました。
ここに来るように導かれたんだなぁとしみじみ。
ここ最近、お茶の点前をしている瞬間が愛しくて、ありがたくて、泣きそうになることがよくあったのですね。
そんな矢先の偶然の出逢い。
温かいものが込み上げる。思わず師匠に報告のLINEを送ると、
ありがとう😍と一言。
お茶の道を応援してもらってるみたい。
そんなふうに感じてますます心がホクホクに。
気の向くままの楽しいこと、ありがたいこと。自分の感覚がますますクリアになっていく。
そんな岡山の一人旅でございました。
岡山後半と広島のお話も書いていきたいと思います☺️
今日も読んでくださり、ありがとうございます🌸
明日美