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タイトルだけで本を買う:やりたいことをやってみる日記5

わたしは読書が趣味と言いながら年齢とともに守りがかたくなってきて、最近は基本お気に入りの作家の本しか買わなくなってきた。むかしはジャケ買いというか表紙とか帯とかを見て買うこともあった(時として失敗もした)し、テレビやSNSなどで話題の本も買っていた。それなのにここ数年は趣味が読書と言えるかどうかあやしい状態となってきている。
とはいえ、書店に行くのは好きだ。用があるわけでなくても週に一回は書店を覗かないとなんだか落ち着かない。入り口入ってすぐの新刊棚をチェックし雑誌棚を流し、既刊の棚、文庫棚をさらって実用書棚、語学。最近は哲学とか精神とかそういう棚や、自己啓発系の棚もチェックしている。
以前も同じような感じで書店を歩いていたが、毎週なにかしら本を買っていたような気がする。合流した夫に「これ前から読みたかったやつ」とか「この間、雑誌で〇〇が紹介してたやつ」とか言いながら、すぐ読むわけでもない本をせっせと買っては事実に文字どおり積み上げていた📚

最近どういう心境の変化か自分でもよくわからないけど、収納は有限であるということにようやく気づき、ものとしての本への執着が以前より薄らいできた。が、本は紙の方が好きだし、好きな作家の本は紙で買いたい!それでも、この先は徐々に電子書籍も受け入れていかねばならぬのか、とは思ったりもする。

ここ数日なんでもかんでも新年にかこつけていろんなことをしてきたが、年末からタイミングを逃して行けていなかった書店にひさしぶりに出かけたので、テンションが上がったわたしは「むかしみたいにタイトルだけで心惹かれた本を買ってみたらおもしろいかも!」とひらめいた💡

ピンときたタイトルだけで本を買う。著者もレビューも図書館に入っているかも調べない。ハズレたらハズレたときだし、これは結構たのしいのでは?と書架の間を彷徨する。さっき見た場所に再度戻って今度は逆から棚をなぞっていく。そんな行ったり来たりを繰り返して買った一冊が『オタク文化とフェミニズム』田中東子(青土社)。

こうやってたとえば月に一冊、タイトルだけで本を買って読んでいけば、一年後結構世界が広がっているのでは?という気になって今からとてもわくわくする。本を読むスピードはむかしより落ちたけど、自分のペースでこういう挑戦というか冒険をもっとしていきたい。

お金:★★☆☆☆
冒険度:★★★☆☆

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