見出し画像

創作ノートSTART(大熊)

壱劇屋の創作の過程をノートに認めていきます。
座長の大熊です。
はじまりました。
創作ノートという名目で稽古場でこんなことしました〜、みたいな報告を積み上げていこうよ!というnoteです。

その昔、壱劇屋はJUGEMブログを大層頑張って更新していたのですが、時代とともに廃れ、今はもうHPにリンクも貼ってません。
そして昨年より、せめてものと、Instagramを交代で更新するように頑張り始めました。
なかなか更新頻度は上がりませんが、一応続けられています。
Instagramは劇団員の日々を綴り、こちらのノートは稽古場のことや、スタッフ作業のこと、小屋入りの様子などを綴っていきます。

壱劇屋は今年15周年です。
ということで
ICHIGEKIYA 15th year 「Re:play」
という企画をやってます。
01が『6人の悩める観客』というベテランゲストに劇団員が脳破壊されていく芝居。

6人の悩める観客、ゲストの行澤さんによる脳破壊シーン

02が『空間スペース3D』というゴミ袋に税金への恨みを叫んで投げまくる芝居。

空間スペース3Dの温泉好きな人々

そしていよいよ次が03の『SQUARE AREA』という関西でいうところのシュッとした芝居をやります。

昨日はその第一回稽古でした。
2013年初演の作品で、当時のメンバーは殆ど入れ替わり、
今の壱劇屋大阪班のメンバーで作り上げていきます。


まずは皆んなで作戦会議をします。
今回は壱劇屋初めての近鉄アート館ということで、
壱劇屋にしては大きいホールです。
ここ最近、というもうずっと壱劇屋はお客さんのとの関わり方を模索し続けており、今回の観客が生で見ていることの利点や意義を探すところから始めました。
特にこの15周年企画で主催公演を続けてやって、改めて舞台というのは体験であるという思いが強くなったので、今回の公演も、劇場へ来た人の「体験」になるように様々な角度から会議をしました。


次に舞台を紐で作ってみます。
SQUARE AREAの舞台は至ってシンプルで、
360cm × 360cm の正方形の舞台が中央にあり、
その周りをぐるりと150cm程度の通路がある、
というものです。
このシンプルな空間をいかに肉体で変化させていくか、
これが楽しいのです。


そして最後に読み合わせをしました。
読む役を変えつつ何度か読みます。


改めて読むと、不要な台詞が多かったり、いったいこの構造はどのようなルールがあり、作品にどういう影響を与えているのか?などの疑問が多く沸きました。そのあたりを2023versionにどんどんアップデートしていきます。

計3回ほど読み合わせをして、配役も最終決定しました。
そして役名を色々考えて持っていったのですが、これが劇団員からなかなかの不評でして「名前が変すぎて話が入ってこない」「言いにくい」「常に甘噛みして名前を言ってるように聞こえる」などの文句が飛び交いました。
私は理解ある人物なので受けれて名前を変えました。
理解ある人物なので。

とりあえず第一回の創作ノートはこんなところで。
また稽古のたびに、あと大熊的には作業の隙間に更新しますね。
それでは本番をお楽しみに!


いいなと思ったら応援しよう!