劇団壱劇屋

関西を拠点に活動する壱劇屋大阪班の創作ノートです。 作品創作の過程を劇団員が紹介します…

劇団壱劇屋

関西を拠点に活動する壱劇屋大阪班の創作ノートです。 作品創作の過程を劇団員が紹介します。 今は壱劇屋15周年企画の第三弾『SQUARE AREA』の創作ノートを更新していきます。

最近の記事

これ読んだ人が全員観に来てくれますように(柏木)

noteでは二度目まして、柏木です🌻 稽古終わり電車に揺られながら文章を書いています。 大阪公演本番まであと7日。 もう稽古出来るのもあと4回か…時の流れが早すぎる…私まだ大阪来たばっかじゃない…? 先日残席♾️♾️♾️♾️という赤裸々ポストが投稿されましたが、そのポストに過去の出演者の方やお客様方、たくさんの方がRPや引用で壱劇屋についてコメントしてくださったりしてて、なんか泣きそうになりました。 あたたかすぎる。 優しい世界すぎる。 愛されてんじゃん壱劇屋。

    • 快進撃!!ハッコーカッター!!(鍬田)

      どうも、鍬田です! 最近小道具班で活躍中のツールを紹介します! ハッコーカッターくんです!!✌️ ハッコーカッターくんは電熱線から発せられる熱によって発泡スチロールをきれいにカットしてくれるツールです。 北ちゃんが百均で見つけてきてくれた、ちょっと硬い発泡スチロール材とのコンビネーションは抜群で、様々な立体表現を生み出してくれます。 東京から柏木さんがサンペルカの伝道師としてやってきてくれたのもあって、サンペルカの扱いも見て盗んでいます。 小道具班の技術ツリーが開発さ

      • 可愛く、そしておしゃれに

        まいど、北脇勇人です!!!!!! 『トモダチガーデン』大阪公演まであと約10日に迫りました。 今回の特徴として、宣伝する際の画像や動画をおしゃれでカッコよくするというのをこだわっておりまして、いつもより数は少ないかもしれませんが一つ一つの素材が映えてるものが多いと思います。 実際劇中のパフォーマンスは大物を使ったり、マジックの要素を入れたりと驚くものが多いと思います。 例えば… ここから… こうしたり。 ここから こうしたり。 まだまだ見せてない「わぁ!」と

        • 登場キャラクターと中の人紹介(大熊)

          『トモダチガーデン』の役のビジュアルが公開されました。 今回はかなりヘンテコリンなキャラクターたちが、ヨチヨチと暴れ回る公演になりそうです。 昨日の稽古では、開演からの15分程を流してみました。私は頭の中に、何となくこんなんしたいなぁという理想がありながら本を書くタイプなのですが、(だから動きをつけてから本を書くという変則の場合も多い)なんというか何時もこの時は自分の理想を皆に押し付けて、本当にそれが一番面白いのか?と自問しながらの演出になってしまいます。その辺りはやっぱり

        これ読んだ人が全員観に来てくれますように(柏木)

          クリエイションは戦いだ!!(鍬田)

          只今、壱劇屋の稽古場では9月末の本番に向けて、炎のクリエイションが繰り広げられています!! 身体パフォーマンスのクリエイションをやっていると、『これは戦いだ!』と感じる瞬間があります。 それはできそうでできないパフォーマンスに直面した時です。 観ているとどうしても『こうしたほうがいいんじゃない??』という意見が生まれるのですが、これをどれだけ本人の心の負担にならないように伝えるか、いや伝えないほうがいいのかという駆け引きが生まれています。 みんなこの葛藤と戦っています。

          クリエイションは戦いだ!!(鍬田)

          稽古場にディアボロが来た日(大熊)

          みんな、マイム上手くなったなぁと染み染み思う今日この頃。 スーパーパントマイムエンターテイナーの大熊ちゃんです。 またまた未知のムーブを模索して時間を溶かしました。 パチンコで一瞬でお金溶かしたり、 ショート動画見てて時間溶かしたり、 朝ダルくて布団から立ち上がれず出発前の貴重な時間を溶かしたり、 様々な時間の溶かし方がありますが、 《前例の無いパフォーマンスづくり》 ほど一瞬で時間が溶けるものはないですね。 今日は一瞬で2時間溶けててびっくりしました。 ジョジョの奇妙な冒険

          稽古場にディアボロが来た日(大熊)

          お初にお目にかかります(柏木)

          初めまして!の方もいらっしゃるかと思います。 柏木明日香です。実は劇団員です。 入団9年目です。湯浅春枝と同期です。 普段は東京支部で活動しております。 というわけで、まさかの私もnoteに登場させていただきました🙋‍♀️ note初投稿✍️ ブログなんか何年ぶりやろと調べたところ… 時は平成、まだ壱劇屋がJUGEMブログを使っていた頃…私は2017年のクリスマスに五彩の神楽(荒人神)について書いてた以来でした。月日の流れが恐ろしい。 古のJUGEMブログだよ↓

          お初にお目にかかります(柏木)

          演劇の挑戦と発明(大熊)

          壱劇屋最新作『トモダチガーデン』はアイデアが濁流のように押し寄せてくる脳活舞台演劇です。 本日の創作ノートです。 大熊です。 最近は作品のサビになるようなシーンを組み立てていってます。 しかもサビ→サビ→サビみたいな感じで怒涛の展開になってます。 その1個目のサビは、劇団的にはかなり冒険しているシーンです。 それは何かというと映像を使うシーンです。 いや今時よぉ、映像を使うくらい何が珍しいねん、とお思いのあなた、 そこは我々、フロンティア精神の壱劇屋です。 普通の映像の使

          演劇の挑戦と発明(大熊)

          トモダチガーデン稽古日記(松田)

          こんばんは🌙 松田康平です☺︎ 昨日、今日と作品中盤の重要なパフォーマンスシーンに着手しております! 壱劇屋特有の、アイテムを駆使した"ツールパフォーマンス"。 今作では白枠の立方キューブを使っております! こちらは昨年上演しました『SQUARE AREA』でも登場したアイテムです。 同じアイテムですが、作品というフィルターを通すと異なる顔を見せてくれるのがすごく好きで、『SQUARE AREA』を観てくださった方には、その"驚き"も楽しんで貰えたらなと企んでいます😏💭

          トモダチガーデン稽古日記(松田)

          あと1ヶ月!(𠮷迫)

          みなさんこんにちは!こんばんは! 今回のnoteは、ざこちゃんこと𠮷迫綺音が担当します📓 タイトルにもある通り、『トモダチガーデン』幕開けまであと1ヶ月切りました! ついこのあいだ『LOVE TOURNAMENT』が終わったところな気がするのに!はやすぎ! 今日もガシガシ稽古をして、衣装合わせもしました。先に言いますと、今出ているビジュアルと変わるメンバーもいます!ベースは残しつつも、色んな意味でレベルアップしてるので楽しみにしててください👗👒 そして、ついこの間配役も

          あと1ヶ月!(𠮷迫)

          『トモダチガーデン』脚本冒頭公開

          『トモダチガーデン』脚本の冒頭を公開します。 ネタバレが多少含まれておりますので、 前情報なくご覧になりたい方はお気をつけください。 テキストからでは一体どのようなことが起こっているのか、 まだまだ読み取れないかもしれませんが、 よろしければお楽しみください。 ========== 「ここは、ある女のお庭。彼女だけのお庭。女の名前はニータンだ。ニータンだけのお庭。幸せなお庭。」 誰もいない庭 扉が一人でに開く 扉から現れるニータン お庭に帰ってくる ニータンは蹲る す

          『トモダチガーデン』脚本冒頭公開

          産みの苦しみと、故に起きた事件簿(大熊)

          山あれば谷あり。 現在わたくしめはちょっと躓いております。 脚本を書いては消し、書いては消しを繰り返し、何だか足踏みしてるみたいで焦燥感が募るこの頃です。 なにかしら小さなブレイクスルーがあれば、そこから色々進むと思うのですが、なかなかそれが出来ずにおります。 まぁ正直言って苦しいです。 創作ノートなのでその辺りの赤裸々に書きますが、産みの苦しみ真っ最中です。 面白い形が靄がかって見えてるのですが、そこに届くにはどうすればいいのか、閃きがまだありません。 大きなアイデアは沢山

          産みの苦しみと、故に起きた事件簿(大熊)

          13時間(河原)

          こんばんわ。どうも僕です。 本日は朝から夜まで稽古をしていました。10時スタートの22時終了、その後会議をして13時間稼働です。オーマイガッ ワンダフルな一日でしたので、よければ我々の創作の一日を見てってください。名前だけでも覚えていってください。 朝(10時〜)どんな稽古であれ、基本的には稽古が出来るよう実寸を取るところから始まるのです。 実寸を取れた我々はまず舞台装置を作るところから始めました。 今回はいつにも増して凄いです。ちょいちょい緑のものが写真に見切れますが

          13時間(河原)

          日々汗びちゃ。(谷)

          皆さんこんにちは! 服を買いに行ったら黒い服ばかり買ってしまいがち谷です。タンス開いたらどの段も半分は黒。 黒大好き。 さてさて我々壱劇屋大阪は本日も朝から集まって稽古。 の前にとある撮影のため衣装合わせをしました。 ここ半年くらいで新たに確立されてきてるのが、 『お春さん、大熊さんの私服似合う説』です。 衣装合わせ中に大熊さんがその時に着ていた服をまるっと移植したところ、それが1番似合うなと。 あと松田曰く 『僕はどの帽子でも似合います』と。 突然始まった松田の

          日々汗びちゃ。(谷)

          『トモダチガーデン』稽古日記(松田)

          こんばんは🌙 本日の稽古場note担当、松田康平です! 8月上旬に上演しました、 舞台「銀牙 -流れ星 銀-」が無事終演し、 「トモダチガーデン」に戻って来ました! 今回のテーマに沿って案を出し合いながらシーン作りが進んでいっております! この創作方法も段々と馴染んできて、皆んなから個性的な意見が出るようになっていて面白いなと感じています。 全員で向かう方向を固める時間ってすごく貴重だったりするので、壱劇屋作品の土台を固める重要な期間です。 そして今作は、壱劇屋東京支部

          『トモダチガーデン』稽古日記(松田)

          小道具作りとは何か(北脇)

          まいど!北脇勇人です。 今日のnoteは小道具について書いて行く。 僕は2022年のマイム公演『不思議の国のアリス』頃から小道具班の一員として精進してきた。 小道具とは舞台上で役者が手軽に動かすアイテムのことを言う。美術のパネルや階段は大道具と言うわけだ。 これまで僕が作ってきた小道具をいくつか紹介しよう。 大熊作品ではやりたい演出を叶えるためにこの世に存在しないものを自分でデザインして作ることが多い。 そのデザインしてイメージしたものが形になった時の快感がたまらない

          小道具作りとは何か(北脇)