「私はとても幸せでした」第335回例会 2023/05/29
5月例会は、私が10数年以上も前に勤めていた古巣ホテルの中国料理レストランで開催しました。
ここ水戸プラザホテルは、何度来ても素晴らしいホテル。特にこのアトリウムガーデンパークは、なんとも表現し難いほどの素敵な空気感があります。
フレンチ、日本料理、中国料理、これら全てのホテルレストランのエントランスがアトリウムガーデンに面していて、ラウンジは、その中央にあるステージを望むようにある、いかにも手の込んだ造りです。
ガラス張りの天井は開閉式ですが、私の記憶が正しければ、開業以来20年以上、一度しか開けた事がありません。この天井を見上げる度に、開業プランニングに関わった者として、そのコストパフォーマンスの悪さを、ひとり反省するのです。
そんな懐かしい記憶を辿りながら、例会参加者の到着を待つ事が出来るのも、久しぶりの水戸例会で、古巣ホテルでの開催だからのことです。
参加者が揃い、乾杯が終わると、後は美味しい楽しい会食とおしゃべりの時間だけです。
水戸プラザホテル 四川飯店 和菜コース
ところで、今回の例会案内にも同じことを書きましたが、私のような年代になると、元気な人とそうでない人の差が、顕著になって来ます。
実際に病で苦しんでいる人もいますし、物故するひとも出て来ます。その方たちの溌溂とした時期をそばで見てきただけに、余計にその振れ幅の大きさを感じたりします。かくいう私も、数十年程度のサイクルで発症する持病がときどき顔を出していた時期がありました。
それは決まって暴飲暴食をしていたり、睡眠や運動不足だったり、健康診断の結果を受けてなお、なんの予防処置も講じなかったりと、怖いが故に、逆に無関心を装っていた40代~50代のまだまだ”やんちゃ”が抜けない頃だったりしました。
その年齢を経た今は、そうした人生の過程の中の最後の心と身体の分岐点になるトキなのだと感じています。
そんなことで、東京へ居を移した事をきっかけに、40年来私を悩まし続けてきた心臓の持病の手術を、思い切って2月の後半に、東京の大学病院で決行しました。
カテーテルアブレーションという、血管に穴を開け、心臓に管を通し、心筋を焼く手術なので、4日間で退院することが出来ました。がしかし、全身麻酔から目覚めたその瞬間は、決して大袈裟ではなく、生還出来たっ!!という安堵から、病院のベッドで、あちこち管に繋がれながらも、小さな感動を味わうことが出来たものです。
そんな経験を経て、例会当日はかなり体重がダウンしていましたが、またなんとなく新鮮な人生を歩み始め、元気に生まれ変わった感覚の私と、懐かしのプラザで、皆さんにお会いすることが出来て、私はとても幸せでした。
今回ご参加の皆さん、本当にありがとうございました。
またお会いしましょう!!