四畳半での四畳半との交信
先日オンライン読書会なるものに参加した。
全国各地の四畳半から森見先生の最新作「四畳半タイムマシーンブルース」を
めぐり、読者達がああでもこうでもないと作中の四畳半世界に己の四畳半から
思いをはせ、しかも作者の森見先生や編集者の方も四畳半から参加するという。
∞四畳半のイベントであった。
四畳半の扉を開けても四畳半の世界が広がる、
四畳半神話体系の世界を体現したような空間であった。
以前は在宅勤務だったため、ZOOMに参加することが多かったが、
ここ最近は、会社で勤務しているため、この読書会が久々のZOOM参加になった。
イベント開始ギリギリに参加した私は、
PCに映る自分を見てあることに気がついた。
部屋干ししているシーツが丸見えだ!
イベントの最初の部分は森見先生と編集者のトークセッションだったが、
カメラはオンにしていなければならず、トークセッション中に
シーツを畳むわけにはいかず、シーツの存在を感じながら、
トークセッションに参加した。
後半は、読者によるグループ読書会。
休憩をはさんでの開催だったが、ここまでくると開き直ったもので、
シーツが干してある方が四畳半感が出ると思い、
相変わらずシーツと一緒に読書会に参加。
結局、最後のQAセッションまでシーツと一緒に参加。
四畳半を通じて憧れの作家と交信できる夢のようなイベントだった。
我が家のシーツにとっても忘れないイベントになっただろう。
シーツ史上でとっても名誉のあることだろう。
ちなみに、今日観た映画インターステラーで、
ブラックホールの中で無限に部屋が続いているシーンがあり、
これもある意味四畳半映画だ!と一人興奮したのは、
ある四畳半の中のお話。