封皮
日本語とは面白いもので、
熟語の組み合わせて、何千・何万とおりも言葉が永遠に生み出せそうである。
先日、「封皮」という言葉に初めて出会った。
ただの漢字と漢字の組み合わせが多くの人に使われ「言葉」として認識されるのは
どのようなプロセスを経るのだろうか。
果たしてこの言葉が「言葉」として認識されているのかは謎で、
郵便業界で使われている専門用語なのかはわからない。
面白いのは、「言葉」としては認識されていないかもしれないが、
その漢字の組み合わせからすぐに意味がわかることだ。
表ではなく、皮という言葉を使うのは、何故だろうか。
昔は、手紙を上ではなく竹などに書いていた影響だろうかと勝手に想像する。
そして、言葉の響きに違和感を覚える。
それは、あの言葉に出すのが憚れるあの言葉の響きに似ているだろうか。
いつか間違えそうだなと思い、口に出す前に逡巡した結果、
言ってはいけない言葉を”放って”しまった。