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棺の向こう側
noteに次は何を書こうかなと考えていた時に、ふと降りてきたこの言葉。
こうして実際文字にしてこの題名だけ読むとなんとも意味がわからない。笑
結論から言うと私のライフワークである「環境保全」と私が日々の暮らしの中で大切にしていることのお話し。
「え?死んだ後のこと考えて生きてるの?」
そうであるけどちょっと違う。
私が指す「棺」とはその意味の他に「ゴミ箱」のことでもあるのです。
なぜこの記事を書こうと思ったのか
もはや題名が先に決まってしまったので、本文の組み立てが難しくなってしまいました。笑
これから発信していきたい内容の「エコなもの」や「地球にも人にも優しい暮らし方」などを書いていくにあたってこの序章を書いておきたいなと思ったのです。
環境保全活動が生活の一部になった日
私は海が大好きです。
理由もなく、幼い頃から海の近くで暮らしたいと思っていて今から8年ほど前に実際にそれを叶えることができました。
心地よい波の音、潮の香りと眩しい水面、海を愛でるのが日課となり小さな幸せを噛み締める毎日がはじまりました。
しかし海辺に住みはじめその美しさに慣れた頃、砂浜のゴミの量に圧倒されることとなりました。
毎日海を目の前にするようになると、遠くの水平線を見ていた視線はそのうち足元に向くように。
雨降りの翌朝や台風の後の浜辺はそれはそれは大量のゴミだらけ。
海や地球に申し訳なくていてもたってもいられなくて、その日を境にビーチクリーンが私の普通になりました。
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スーパーの袋1杯分なんてものの5分もあればゴミでいっぱいに。
その内容も多岐に渡り、
・タバコの吸い殻
・お菓子の包み紙
・ビーチサンダル
・靴
・漁で使う何か
・ペットボトル
などなど。
一番驚いたのが、注射器でした。
私がビーチクリーンを始めた6年?前はまだ今ほど環境保全活動が浸透していなかったのか、あまり同じようなことをしている人を見かけず地元のサーファーのおじさんなんかに
「やめとけやめとけ〜意味ないぞ〜!笑」と笑われることも。笑
私は誰に強要されたわけでもないので、そんな言葉気にならなかったけどそのおじさんももしかしてかつてはゴミ拾いしてたからの言葉なのかな?と思ったり。
とまぁ、ざっくり話すと私が環境保全活動を自分の人生の中に取り込むことになったきっかけはそういう感じです。
ゴミ箱の向こうの向こうのそのまた向こう
環境保全が私の普通になり、リサーチ魔の私はありとあらゆるドキュメンタリー番組を片っ端から観てみたり、「ゼロ・ウェイスト」に関する書籍を読み漁ったりはたまたそれを実践されている村へ足を運んでみたり。
これまでの自分と、なんというかシュッと音が聞こえるほどそういった世界がリンクし、そのうちビーチクリーンの際に集まったとても美しいシーグラスをアップサイクルするクラフトブランドまで立ち上げていました。笑
(これはまた書きたいことがあるので別の記事で。)
たくさん観たドキュメンタリーの中で、ゴミに関して影響を受けたのは
「TRASHED ゴミの代償 」です。
(以前はアマゾンプライムにありましたが、現在は配信されていないようです。予告編は私のInstagramのハイライトに残しています。)
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私がゴミ箱のその後のことを考える思考が身についたのはこのフィルムのおかげです。
ゴミをゴミ箱に捨て、ゴミ収集車が運んでくれて、ゴミ処理場で。。。までは多くの方がイメージできると思うのですがその後は?と聞かれると答えられる人は少ないのではないでしょうか。
亡き父の棺と残された16本のマヨネーズ
心筋梗塞で突然亡くなった父がマヨラーだったという話ではなくて。笑
決して父はマヨネーズが大好き人間とかではなく、これは抜粋して選んだ品なのですが65歳で一人暮らしをしていた父は生きた時代もあってかとにかく買い込む癖があったようです。
トイレットペーパーにティッシュ、マヨネーズにお醤油。
お茶やコーヒー、そしてチーズの山。
ありとあらゆるものが買い置きしてあり、お通夜に足を運んでくださった方々に欲しいものを好きなだけ持ち帰っていただきました。
遠方なこともあり父の死後3年半が過ぎた今現在も、生前のその家は当時のままです。さぁ、困った。笑
まだ若かった父、もちろんあの日に亡くなる予定なんてしていなかったから買い込んでいたのだと思うけどゴミ箱の向こう側を考える私にとって、ゴミ箱だけでなく棺の向こう側も考えながら物を自分の手にしないと次世代(残された者)たちはこんなことになるのか。。。と考えさせられた出来事だったのです。
そのごみはゴミなのか
やっと話が完結しそうでホッとしています。
ここまで読んでくださった根気強い人、大好きです。笑
何が言いたいかというと、ゴミだと思ったそのゴミも味方を変えて知識をつけるとゴミじゃなくなるよってことです。
そうすることにより、不要な物を買わなくなったり必要なものを代用できたり地球や未来に優しくなれたり。
私はそれを生業にしているわけではないので、まだまだ学びの途中ですがそんな私レベルでも実践できている暮らしの中の循環やアイテムについてこれから発信していきます。
また、読んでやってください。手を叩いて喜びます。笑