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NO.1 DAISUKE (スタイリスト)
◆わたしがDAISUKEさんと初めて会ったのが、4年ほど前になりますが、
そのときに、わたしが出会ってきた美容師さんとは少し印象が違う感じがしました。
DAISUKEさんが入ってきても、アシスタントの方が話を止めないで、逆にその話題にDAISUKEさんが「なに?なに?」と入ってくる。上下関係ではなく、公平な感じ?平等な感じ?でアシスタントの方に接しているのを見て、DAISUKEさんの人柄を感じました。
◇ありがとうございます。最初に入った美容室で、こんな人になりたいと思うような先輩たちに出会えたんですよね。
僕は中学生のときに美容師になりたいと思って、そのときに憧れた美容師さんがいる美容室に就職しました。
当時そのオーナーには5人のメインアシスタントがついていて。それでも回らないぐらい、オーナーは忙しい方なんですね。その5人の中にひとりだけ新人が入れるんですけど、そこに絶対入りたいと思って、必死に頑張って、新人で初めて入ることができて…
そのアシスタントのトップオブザトップの先輩たちの側で仕事を覚えることができたんですね。その先輩たちが本当にすごいんですよ!仕事はもちろんできる、接客もできる、そして何よりも本当に人として優しいんですよ。
もちろん仕事に関しては厳しいですよ!至らない点はしっかり叱られるんですけど、でも控室とかにいくと、もう切り替わっていて、「ご飯食べたー?」とか気遣いの言葉をかけてくれるんですよ。決して引きずることがないし、その後に気まずい空気とかにも絶対にならない。技術の面でも、失敗ではないけれど、ブローとか新人だからまだ上手くできない部分があっても「OK!OK!大丈夫だよ!あとは俺がやっとくねー」と言って、必ず全部リカバリーしてくれるんですよ。
仕事の厳しさは教えてくれるけれども、どんなに忙しい中でも決して感情的に接したりすることがないんですよね。その先輩たちの人としての余裕感とか優しさに触れられたことが、今の僕に大きく影響していますね。
◆中学生のときに、すでに美容師になると決めていたんですね!
◇中学2年生のときに、職業適性検査を受けたんですよ。それまでずっとサッカーを続けていて、選抜チームにも選ばれていたから、絶対に1位は「スポーツ選手」が出ると思っていたんですよね。でも「スポーツ選手」は2位で、1位が「美容師」だったんです。まだ当時は床屋で髪の毛を切っていた中学生でしたから、「美容師」という職業はピンとこなかったですね。
でも、その日の夜に、たまたまテレビで「シザーズリーグ」という美容師のカットコンテストをやっていて、そこに僕が入社したサロンのオーナーが出ていて、そのオーナーの作ったヘアスタイルがめちゃめちゃ可愛いかったんです。「美容師てこんな可愛い髪型を作り出すことができるんだ!」と感動して、そのときに入りたい美容室はここ!と決めて、そこで一流の美容師になろう!って決めました。笑
◆「美容師になろう!」ではなくて、働くサロンまで具体的に決めて、そこの美容師になると決めるところがすごいですね!!笑
◇はい!僕は先入観が強いので、もう、その時から決めました。笑
でも、サッカーは高校まで続けると決めて、「絶対に全国大会に行こう!」と、サッカーの強い高校に進学しました。
でも、その間も、ずっと美容業界誌を買って読んでいましたね。当時のカリスマ美容師の方の記事を見て、「うわぁ!すげー」とか言いながら…。
そこから僕は「美容師」への憧れと共に、「業界誌」への憧れも強くなって、「いつか僕もこんなふうに業界誌に出てみたいなー」と思っていました。
◆そして、どちらの夢も叶えた、その実行力はどこからくるのですか?
◇サッカーもそうですけど、サッカー部を引退してから就職するまでの2年半、同じ美容室でアルバイトしていたし、どんなことも自分の決断を途中でやめることができないんですね。
なので、こうなりたいと思うと、そこに行くにはどうしたらいいのかということを常に考えて、そこに向かうための最善の道を見つけて、動いてきましたね。特に自分が他の人より長けているわけではない中で、どうしたらいいのか、何をしたらいいのか。そのためには時間も惜しまないですね。時給が安くても関係なかったですね。笑
◆その結果、今ではコンクールで賞を取ったり、業界誌にも頻繁に載るような美容師さんになったのですね。
◇今、業界誌に載るときに、メンズのヘアで呼ばれることが多いんですけど。それは、スタイリストデビューする前から「業界誌に載るにはどうしたらいいのだろう」と考えていました。
先輩たちはほとんどがレディスのパーマを得意としていたので、同じことをしていたらスタイリスト1年目の自分が選ばれるわけはないので、当時のサロンには、メンズデザインを推している人がいなかったので、そこを自分の得意としていこうと決めました。
なので、雑誌の撮影について行ったときに、他のメンズの有名店の美容師さんたちの技術とかを必死に見て学びました。それをお店に帰ってから、自分で「あーだったかな。こうだったかな。」と練習を繰り返したりしていました。それが、今では自分の武器になっていますね。
メンズがやりたい!というよりは、自分が業界誌に載るのに、最適な道は何だろうかと考えた結果ですね。
◆中学生の時にテレビで観たサロンのオーナーのもとに就職して、そこでオーナーの圧倒的な技術を見ることができて、素敵な先輩方にも出会い、そして今の「MAGNOLiA」の社長でもある岩上さんにも出会い、本当に導かれるように今に至っていますね。
◇そうですね。美容師をスタートした場所から、レジェンドのもとで、業界トップの人たちの撮影とかにも同行させてもらうことができて、常に、自分のなりたい像、自分がやりたい理想の現場みたいなものを見せてもらったので、そこに向かっていくのに必要なことであれば、人一倍頑張ろうという気持ちを持ち続けてこられましたね。
◆DAISUKEさんのこれから目指していくところは?
やっぱり「MAGNOLiA」を多くの方に知って頂くことですね。自分自身もコンテストでの受賞や業界誌の仕事とかを今以上にもっともっとやっていこうと思っていますし、後輩たちを同じようなステージに上げていくことにも注力したいですし、撮影に連れて行ったりして、力をつけさせたいなと思っています。
◆DAISUKEさんがこれから作りたい作品はどんなものですか?
僕が中学生のときに見た業界誌に載っていたヘアスタイルって、インパクトがあって恰好よかったんですよ。
でも、今って、みんなインスタ受けするような置きにいったかのようなデザインばかりじゃないですか。
だから僕としては、もっと「ぶち壊していきたい」ですね!中学生の時に見て、ドキドキわくわくした感覚のヘアデザインを作り出したいというのがありますね。その作品を見て、音楽が聞こえてくるようなそんな作品を作っていきたいと思います。
◆DAISUKEさんの作品を見せてもらうのをこれからも楽しみにしています!!