モロッコのゆかいな仲間たち
これまでの投稿では私の抱えている思いをぶつけてきたため、少し箸休め的に今までに出会ったモロッコのゆかいな人々の話を紹介したい。初めて訪れた時、ねずみ男のような彼らの民族衣装に面食らったが、慣れ親しんでくると実に親しみやすく面白い。↑の男性はタクシーの運転手であるが、頼んでもいないのに写真に入り込んでくる。もちろん初対面である。後ろのロバが実にノスタルジックである。
道端で眠る人
町を歩いていると、よく見る光景。白昼堂々、歩道で仰向けに寝ている紳士を見かける。何をしているのか?寝ているのである。
犬のようにじゃれ合う人々
暇さえあればじゃれ合っているが、傍から見るとガチでケンカしているのかじゃれているのか本当に見分けがつかない。
哲学者?
かと思えば、朝7時に港を出るときに男2人で仲睦まじく肩を抱き合い立ったまま真剣に何かを語り合っているのを見かける。が、仕事を終えお昼過ぎに帰港するとまだ2人で肩を抱き合い何かを語り合っている。デジャブのような光景をよく見る。ウソのような本当の話である。
20円のために。。。
アパートの前に停めていたレンタカーが車上荒らしにあったことがある。窓ガラスが割られ盗まれたものは、2DH(ディラハム)。日本円で20円。モロッコでもキュウリくらいしか買えないのである。いやいやいや、何も窓ガラス割らなくても。。。ねえ。
モロッコタイム
まあ時間なんてないような感覚である。朝8時に仕事を始めると言われて、13時まで待たされたこともあれば、後5分で仕事が終わるタイミングで2時間昼食を入れられた時もある。幼少期に2年間の海外生活を経験しており、一般的な日本人よりは免疫があると思っていたが、仕事を通して触れ合うとやはりイライラするものである。こういう経験を通して、人生なるようにしかならないと思えるようになったかもしれない。
貧しいがとにかく底抜けに明るく悩みなどないように見える。毎日悩みを抱えてアクセク働く日本人とは対照的で、人間の幸せとは何なのかを度々考えさせられたものである。
そんな彼らであるが、まぐろを取り上げるという同じ目標に心が一つになる瞬間を感じるときがあり、現場の仕事は世界共通、どこでも楽しいものである。